小さな稲荷の杜
不器用で、その上指が太いので、携帯電話からのメール発信は敬遠せざるをえない。
しかし日常、パソコンのメール機能によって、助けられることが多い。
出社して、メールの確認から一日が始まる。
「野球部の朝練習では寒い日も暑い日も、常念と槍ヶ岳がセットで、冬の晴れた日でもキラキラとした雪が舞って、その先のアルプスの嶺嶺は気持ちを静めてくれたり、奮い立たせてくれました。
オフィスから東京タワーや日比谷公園が見下ろせますが、北アルプスに比べたら何とも無機質な感じがいたします、郷愁を覚える年齢になったのかもしれません」
先日初対面した同窓生が、30年も以前のことを思い出してメールをくれた。