常念が見える部屋から

ここから北アルプス常念岳が眺望できます。
季節の移ろいに写真を添えて発信します。

方向音痴

2006年07月10日 | 季節の便り
美ヶ原高原の麓に地元の財産区が経営する天然温泉「ひのきの湯」がある。
日曜日 知人数人が霊験あらたかなヒノキの湯の探訪に初めて出かけた、天候も良かったので折角だからと、ビーナスラインを遡上して高原台上まで足を伸ばした。
湯治は高原からの帰りにゆっくり浸るのが効果的だという判断だったらしい。
台上では梅雨時には珍しく冨士の霊峰がくっきり見えて、レンゲツツジが彩りを添えていたという。
高原の景色と空気を満喫し、ヒノキの湯を楽しみに山を下った。
ところが曲がりくねった山道が連続し、ついに方向感覚が狂ったらしい、あろうことか反対側に降りてしまったのだという。
大げさに言えば、富士山で駿河に下るとつもりが甲斐に降りてしまったようなものだ。
そのころから強い雨が降り始め、細い山道を泣きたい思いで諏訪、岡谷経由で松本に無事帰ったという。
地下鉄を降りて、目的地と反対方向に歩いてしまうことなど珍しいことではない私は、このことを笑えない。
コメント
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