はるにわ日記

古民家再生の記録、薪ストーブ、子供との戯れ、大好きなバイクと英国旧車のこと、サッカー、カフェ。徒然なるままに・・・・。

コーヒー焙煎冶具 必要は工夫の母なり

2018年09月04日 22時25分11秒 | コーヒー

事故の影響でまだ右肩が上がりません。

重いものも持てず、不便な生活を強いられていますが、一番困るのがTシャツを脱ぐとき(これはもうどうしようもない)と、コーヒー豆を焙煎するとき。。。

右手で豆を入れた網を振れないので、仕方がないので左手で振ってみるのですが、どうもうまくいかないし、力も入らない。

右手で補助しているうちに、右手が主になってきて、肩を痛めてしまいます。

このままではマズイ!!

と、いうことで、コーヒー豆を楽に焙煎できる冶具を製作することにしました
もともと思うところがあって構想は持ってたのですが、なかなか行動に起こせず。。。、

バイクも自転車も乗れない、ドラムの練習もできない、薪割りや草刈りも出来ない、この機会にやるしかありません。

いつも網を振りながら、網を常に同じ高さに保持できればなぁ~、と、思っていたのです。
それは、品質を安定させるためというよりは、腕が疲れるのを回避するためですな・・・

 

イメージとしては、垂直に立てた棒に網を固定して、網をトントン叩くと、取っ手のバネの働きで豆がポンポン踊る、という構想です

板に穴を開け、丸棒を差して立て、網を固定。

ただ網って、豆を100g入れるとけっこう重くて、取っ手の先の方で保持するにはけっこうな力が必要です

しかも、高さは一定ではダメで、熱源の温度や季節によって変えないといけないので、固定しっぱなしでもいけません。

つまり、かなり強い力で固定しながら、自由に動かせるようにしないと。。。
結局、棒に取っ手を固定するやり方にいい案が無かったので、丸棒を立てる案は断念しました

 

ある程度奥行きのある角棒に穴を開けて差すようにすれば、穴を適当な高さに何個か開ければ、大まかに調整は出来ます。

いや、待てよ。。。板でもいいかな

板なら左右の傾きは固定できるので、前後の傾きだけ固定できれば・・・

ちょっと試してみると。。。

 

片手で板を垂直に固定し、もう一方の手で網をトントン(以降トントン方式という)は十分可能です。 

ただそれよりも、板の上に網の取っ手の根元を載せて、取っ手の先を上下させると、板に乗っている部分を支点にしてシーソーのように網が上下します(以降シーソー方式という)。

トントンするよりも、こちらの方が力が要りますが、振り幅が一定で力強い。

「これでいいか

高さの調整は、板を階段状に切り欠けば、隣に移動するだけで焙煎途中でも簡単に調節可能です。

 

・・・とも思ったのですが、あまりにも簡単すぎて面白くないし、網の高さがカチッと定まらない気がして、もう少し手の込んだものにすることにしました

 

板に穴を開け、そこに取っ手を差し込む。

網を固定する必要が無いので、左手は板を垂直に保持することに専念できます。

ただ注意しなければならないのは、多少網を上向きにしないと豆が中央に集まりません。

地面と水平にして振ると、豆が前の方に寄ってしまうのです。

これを穴の形状で考えてみると、穴の断面は三角形になります。

網が上に跳ね上げられ豆が飛び上がる瞬間、すなわち取っ手を下に下げた時の角度は、いろいろ試した結果、水平に対して14°上向きです

まず水平に穴を開けて、あとはやすりで14°の角度をつけることにしました。

 

まずはドリルで何個か穴を開け、やすりで整形します。

と、思ったのですが、穴の幅(7mm)とほぼ同じ大きさのドリルだと、ちょっと外しただけで穴が傾いてしまう・・・

もう少し小さい径のドリルを使わないと。。。

ということで、3mmくらいのを使用。


ここから先、やすりで削るのかぁ。。。

その時、ふとテラス造りに使用した角のみドリルのキットの中に、標準装備の小さい角のみがあったのを思い出しました。

「そんな都合よく大きさが合うなんて。。。」
とも思ったのですが、一応確認してみたら、なんと!!
ピッタリの7mmでした!!

デザインと精度がいい加減なので、セッティングに苦労しますが、、、

なんと、こんなにきれいに、楽ちんに出来上がりました!!
(セッティングも含めると、楽だったかどうかは疑問ですが・・・

こちらはトントン方式用で、これで完成。

上下ひっくり返して、シーソー方式用の穴は別に作ります。

 

試してみました。

「トントントントン」

なかなか、叩く場所と強さが難しい。。。

網の丁度中央あたりがいいのか。。。

「ウガァー!!

衝撃の事実が判明!!
豆が前方に寄っていく~
トントン方式も、斜め14度に傾ける必要があったんですね。。。

まぁいい、こちらの穴はシーソー方式にするとして、トントン方式はこれから作ればいいですから。

 

ただ、、、それよりも・・・

「こ、、、これは・・・

板に網を取り付けて板を立てた状態で、板を前後に動かすと、これがうまく豆が跳ねてくれるんですねぇ~

いま一つ高さがあいまいになりますが、これは楽ちん、イケます!!(以後前後方式という)

今は穴が水平なので、板を14度傾けた状態。

穴を14度傾ければヨシですね。

となると、こちらの穴はトントン方式と兼用できます

斜め14度で固定しようと思うと、網の位置が高くなるので、穴位置を下げないといけませんが。
なんとか角のみドリルを駆使して完了。。。なかなか斜めの穴は苦労します

 

じゃじゃーん!!

左側はシーソー方式用。

これから下側を斜め14度に削り、断面を三角形にします(正確には台形)。

右側は斜め14度の穴。これはこのまま使用。

裏側に当て板が出来なかったので、14度の方は裏がバリバリになってしまいました。。。

しかし、でも、使ってみるのが楽しみです~



最新の画像もっと見る

コメントを投稿