岐阜県の小坂町は滝が多いので有名です。
が、気軽に車などで行くわけにはいかず、基本は歩きのようですね
中心となる巌立峡は、御岳山から流れ出た溶岩の安山岩が冷えて固まって柱状節理になったものです。
何回か訪れていますが、ここからけっこう歩いてあかがねどよの滝まで行って帰ってくると、けっこうな運動になります。
この先の林道をずーっと行って、そこから1時間歩いたところに、根尾の滝がありまして、一度行ってみようと思っていたのです。
と、いうよりかは、「そういえばあそこに林道あったなぁ」と思い出して、行きたくなった(林道に)という方が近いか・・・
そういう訳で、キャンプの準備をして行ってきました。
なのですが、行って早々に出鼻をくじかれます・・・
工事で通行止め。。。(2020年6月の情報です)
うむぅ。。。せっかくこのために来たのに・・・
仕方ない、濁河温泉方面にでも行くか。
途中で林道があるかもしれないし、とりあえずご飯(カップ麺)を食べる場所を探さないと。
確か途中にすごい景色の展望所があったはずなので、ひとまずそこを目指します
と、路肩のちょっとしたスペースに昔のFIAT500が停まっています。
しかも景色がいい!!
ここでご飯食べよっと
と、思ったら、ガードレールの向こうのベストポジションに椅子を置いて缶コーヒーを飲んでいる先客がいました
FIAT500の人でした。
クルマはしっとりと落ち着いた感じで大事にされているのが分かります。
話を聞いてみると、20年以上乗ってるそうですが、あまり乗る機会もなく・・・
同じ境遇ですね~
そういえばウチのエランも20年以上になるなぁ
とりたてて大きな故障もなく、過ごしてきましたが、さすがにこの山奥まで来るのには勇気が要りますね。。。
タイヤさえ動けば、基本下り坂なので帰れないこともないかな?
この場所、景色もいいし、座るスペースもあって最高の見晴らし珈琲スポットなのですが・・・
先客がいるのでどうかな。。。
「ご一緒させていただいていいですか?」
のど元まで出かけた言葉も
『でもこんなところに一人で来てるんだから、やっぱり一人がいいんやろなぁ・・・』
と思うと、実際には声帯を振動させることもなく飲み込まれてしまうのでした。
一応念頭には、記憶にある絶景展望所がこの先にあるという安心感もあったんですけどね。。。
あまりお邪魔してはいけないと思い、写真を撮るのもはばかられたので、絶景をお見せできないのが残念です。
で、その展望所に行ってみると・・・木が生い茂っていて何も見えない。。。
そういえば、以前に来たときは寒い時期に温泉に入りに来たんだっけか。
写真を撮る気も失せ、すぐに出発。
ただ、記憶ではこの先景色の良いところは無かったはず。
そして濁河と御岳方面の分かれ道に出ます。
酸素の薄い高地でのトレーニング場にトイレがあったので、とりあえず用を足す。
山の上の方は雪が見えますね。。。かなり寒い。
「ここで飯食べるか・・・」
う~ん、なんとなくイマイチな気がして先に進みます。
と、素晴らしい景色が!!
さすがに道路の脇でご飯を食べるわけにいかないので先に進みますが、これはかなり期待できます
なんとか絶景を探そうと、林道に入ってみますが、「展望台」の看板に期待して行くも、虚しく行き止まり・・・
そしてまた、、、
この時点ですでに14時半過ぎ。
すっかりご飯食べそびれてしまいました・・・
最後の頼み、日和田展望台は開田高原方面に行かず、左折して県道435号を走ります。
ところが、、、
これでは何も見えないではないか!!
そのまま県道435号を進みますが、この道とにかくひどい、、、
そこらのダートの林道の方がまだマシな感じの、激荒れ舗装路。
TZRでは絶対に走りたくない道です。
なんとか見晴らしの良いところが無いか、ずっと探していたのですが、結局何もなく・・・
かなり下ってから、明るい河原があったので、ほっと一息。
ずっと薄暗い木立の荒れた道を走っていると、気が滅入ってくるので、助かりました~
上高地? ほどではありませんが、きれいなところです
この時点で15時15分を回ってたので、昼ご飯どうしようか迷ったのですが、せっかく気持ちよいところだし、お腹もすいてるので食べることに。
出来上がるまで、しばしボーっとして過ごします。
大自然の中で食べるカレーうどん、とてもおいしかったのですが、食べてから気づきましたが、晩ご飯はレトルトカレーでした。。。
ここは圏外なので無理ですが、ケータイが繋がるところに出たら、そろそろ今日のお宿を探さないとね。。。