屯田物語

フォレスターとα6000が
旅の仲間
さあ、カメラを持って
出かけよう!

はまなすの実の赤の言い分

2005年08月07日 | 札幌の風景
   この夏は河口に立ちて石狩の
         海からの風、川からの風


暑い土曜日の昼下がり、
久々に石狩浜を歩いてきた。
石狩灯台の木道から石狩川沿いの散策路を通り、河口までの長い道、
ハマナスの赤い実、メマツヨイグサ、エゾカワラナデシコ、ハマボウフウが
あちらこちらに見られる。

石狩灯台とハマナスの丘ヴィジターセンター、
河口からの帰り、ヴィジターセンターでソフトクリームを食べる。
売店で両替してあげたら、ソフトは大盛りにしてくれた。(笑)



広大な丘はハマナスの実で埋まっている。
この実はナシのように見えて「ハマナシ」、訛って「ハマナス」になったとか。
実はジャムや果実酒にも使われる。

   手のひらにのせればとろりと溶けそうな
       はまなすの実の赤の言い分
                         俵万智




石狩川の砂地に腰を下ろして休憩、
メマツヨイグサ が川面から流れてくる風でそよいでいる。



   ここからは海となりゆく石狩の
       河口に立てば、立てば天啓
                         俵万智


ヴィジターセンターに俵万智さんの石狩三歌が掲示されていた。
白波と川の流れがぶつかっているところ、そこが海と川との境界線。


菊間アナとバッシング報道

2005年08月06日 | 日常
「自分に厳しくても他人には寛容である。」
これが日本人の特質と思っていたが、そうでもないらしい。
本来、日本人は陰湿なのか、イジメが好きなのか。
たとえば、菊間アナの未成年者飲酒に関する過剰な報道、
彼女を弁護するわけではないが、官民一体となってバッシングするほど
のことではあるまい。
精々、何日間かの謹慎処分で充分な筈、
こういうときに、もっともらしく道徳を振りかざす似非文化人に辟易する。
未成年だったとき、酒もタバコもやらなかった者だけ、彼女に石を投げよ。

百合が原公園を散歩していたら、
オカトラノオとモンシロチョウ二匹?を見つけた。
蝶の数え方は、一匹または一頭というらしいね。
しかし、蝶を一頭と数えるとは本当なの。





ラベンダーとモンシロチョウである。
鮮やかな紫色に白い蝶の羽がひときわ目立つ。





鱒見の滝 水しぶきに濡れ濡れ

2005年08月05日 | 
   水しぶき きらきらと散る きらきらと

鱒見の滝、
滝野すずらん公園内にある落差は約15m(18~20mとまちまち)の滝。
名前の由来は「遡上してきたマスがこの滝に行く手を阻まれて、見上げた」
という話による。
滝つぼの水深は浅いので、かなり近くによっても危険はない。
ただ、水しぶきがすごい、道が濡れているのは水しぶきのせいだが、
暑い夏には絶好の「すずみの滝」となる。



オオウバユリ凛として悩むことなし
鱒見の沢川の立ち姿はまことに格好いい。



ノリウツギ白さ眩しい滝見かな
花の色は無限にあるが、やはり純白の染みとおるような
美しさは特別だと思う。


ヤマボウシ 白拍子の美しさ

2005年08月04日 | 
   気がつけば 白拍子舞う 風さやか

”アシリベツの滝”から”鱒見の滝”に向う道、
緑葉のなかの真っ白なヤマボウシに思わず見とれてしまった。
滝野の丘陵すずらん公園にきて、このように素晴らしいヤマボウシに逢えて
嬉しかった。
まことに舞い踊るような枝ぶり花ぶりは、
「平家物語」を彩る白拍子の女性達を連想させる。
ヤマボウシは和名で山法師と書くが、おおらかで清楚な姿はまさに白拍子の
美しさである。











アシリベツの滝 「日本の滝100選」どうして? 

2005年08月03日 | 札幌の風景
札幌市内にある「アシリベツの滝」
なんと「日本の滝100選」の一つである。
北海道からは、羽衣の滝、賀老の滝、流星の滝、オシンコシンの滝、インクラの滝、
そしてアシリベツの滝 が選ばれている。
しかし、アシリベツの滝は他に比べて、落差26mながら平凡な景観、どう贔屓目
にみても「日本の滝100選」とは、どうして?と思っていた。

実際に訪れてわかったことがある。
駐車場から滝までの遊歩道がきちんと整備されていて、車椅子の方でも安心して
散策できるということである。
お年寄りや身体に障害のある方が、水しぶきを直に感じられる滝は少ない。
なんでも整備された遊歩道が必要という意味ではないが、こういう滝巡りもあって
いいと思った。

ここ「滝野の丘陵すずらん公園」、
自然美あふれる「鱒見の滝」、オオウバユリやヤマボウシも見られる。
一日いっぱい、ゆったりとした時間を過ごせるところだ。



ガクアジサイ
滝に向かう途中の山すそで、ライトスカイブルー が鮮やか。



トキワハゼ
春から秋にかけて一年中花を咲かせることからついたというが、
常磐とはそういう意味であったのね。(笑)



キツリフネ
遊歩道脇の山すそで、やはり黄色 が鮮やか。


ハナツリフネソウ ほしいのはあなた

2005年08月02日 | 日常
   ほしいのは 充電可能な あたまです

6年前に購入したデジカメはバッテリーが劣化したため、
30分程の起動で完全に放電してしまう。
そこで、新しいデジカメ(FinePix F10)を購入した。
一回の充電で500枚は撮影可能、すこぶる快適である。
調子にのってバシバシ撮るので、あとの整理はどうなるやら・・・
ただ、ブログをとおして、みなさんの素敵な写真を見ていると、
もうワンランク上のデジカメにすればよかったかと思っている。
自分の腕前は棚に上げているが。

デジカメのバッテリーについてはひとまず解決。
しかし、自分を充電するために、歴史書を読むこと(検定試験を受けたい)、
ハングルを習得することを第二の人生の目標としていたが、
諸々の事情もあって、ほとんど実行していない。
このままでは、わたしも先のバッテリの運命か、
いつ充電したのかなあ、いまはただ放電を繰り返しているだけ。
このままでは電池切れを起こして、
あたまがカラッケツになりそうな予感。

久しぶりに屯田防風林を歩く。

ハナツリフネソウ、
オオウバユリのすぐ脇に咲いていた。
屯田防風林では地味系の野草が多いので、こういう薄紫の花はひときわ目立つ。



ニワトコ、
別名はセッコクボク(接骨木)、枝や幹を煎じて水飴状にしたものを
骨折などの患部に湿布すると効果があるという。




塩狩峠 歌碑の森

2005年08月01日 | 
ここは塩狩駅の裏山、
旭川から移築した三浦綾子さんの旧宅がある歌碑の森。
そこに綾子・光世さんご夫妻の相聞歌八首が石に刻まれて展示しておりました。

肺結核で闘病生活を送っていた綾子の荒んだ気持ちを救ったのは幼馴染の前川正、
・・・そして恋。
しかし、彼も結核で命を奪われる。
再び虚無にとらわれ始めた綾子の前にあらわれたのは、前川の面影を持つ光世で
あった。


その頃に詠んだ歌だと思います。

   まなざしも語る言葉も亡き君に似て
    三浦さんは清しく厳し





相聞の歌を二首・・
新婚当時の暖かく穏やかな二人の気持ちが伝わってきます。