屯田物語

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備中高梁を歩く

2012年09月13日 | 日常


岡山から伯備線で備中高梁へ向かう。
日本三大山城のひとつ備中松山城を見たいと思ったが、
山城なのでバスは八合目まで、あとは険しい?山道をひたすら登らなければならないということであった。

中興の祖である上野頼久の墓がある。



高梁駅から徒歩20分、石火矢町の武家屋敷を訪ねた。
アイフォンのナビがあると知らない町でも迷わずに歩けるから便利である。
百五十石と百六十石の武家屋敷を見学したが、百五十石の屋敷のほうが広くて立派に見えた。
(これは藩主の生母がこの屋敷の出身ということである)



そろそろ5時近くなったので、高梁駅に戻ろうかと武家屋敷を出ると、遠くできこえていた雷鳴が頭上で鳴り出した。
そして大きな雨粒がまるで雹のようである。
門のところで途方に暮れていると、お近くにお住まいのご婦人が傘を手にして・・

「この傘をどうぞお使いください」
「雨があがったら、どこかに捨ててもよろしいですから・・」

ああ、まさに地獄に仏である。
ありがたくお借りして、途中、「高梁市保健センター」で30分位雨宿りして駅まで戻ってきた。
ビニール傘ならともかく、捨てていいといわれて捨てられるものではない。
いま玄関の傘立てに収まっている、受けた親切を返すには誰かに親切にする、これしかないと思った。

「情けは人の為ならず」