飛鳥寺をたずねたときは雨が少し強くなって、
それでも本尊の「飛鳥大仏」と通称される釈迦如来をお参りできてよかった。
日本最古の仏像ということで、鼻が高く大陸的なお顔をしていると思った。
飛鳥寺は蘇我氏の氏寺で開基は蘇我馬子ということである。
お寺のかたが慶応義塾女子高校のグループにガイドされていたので、
わたしたちもそれに便乗していろいろと伺ってきた。
聖徳太子もこの本堂でお参りしていたそうで、
もしかして、わたしと同じ位置にお座りになっていたかもしれない。
飛鳥寺から万葉記念会館へ・・
額田王の人形劇をみてきた。
あかねさす紫野行き標野行き野守りは見ずや君が袖振る
額田王が不倫相手の大海人皇子にあてた歌、といっても彼は元夫だからね。
天智天皇との男女の絡みが相当複雑である。
壬申の乱の原因の一つは三角関係というひともいるが、それはどうかわからない。
万葉記念館では平山郁夫展が開催されていた。
壮大な絵巻物の如く、あまたの作品に接することができて思いがけない幸運であった。