屯田物語

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仁和寺のお坊さんかと・・

2010年05月31日 | 


禅智内供の鼻と云えば、池の尾で知らない者はない。
長さは五六寸あって、上唇の上から顎の下まで下がっている。形は元も先も同じように太い。云わば、細長い腸詰めのような物が、ぶらりと顔のまん中からぶら下がっているのである。・・・

  芥川龍之介 「鼻」


禅智内供は仁和寺のお坊さんとばかり思っていた。
しかし、あらためて「鼻」を読み返してみると、池の尾の寺とあるだけで、
仁和寺とは書いていなかった。
今昔物語でお馴染みのお寺なので、勝手にそう思いこんでいたのかもしれない。



仁和寺は、真言宗御室派総本山の寺院である。山号を大内山と称する。
本尊は阿弥陀如来、開基は宇多天皇である。「古都京都の文化財」として、
世界遺産に登録されている



竜安寺から仁和寺に向かう途中のそれらしきお店でかきあげ蕎麦を食べたが、
器と盛り付けは京都らしくても、中身は値段に見合わなくお粗末であった。