屯田物語

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勝連城 阿麻和利の野望

2007年03月14日 | 沖縄


勝連城 は琉球王府に最後まで抵抗した阿麻和利(あまわり)の居城である。
沖縄本島最古の城郭の一つとされ、12世紀ごろに築城された。
1400年代初めに中山王となった尚巴志は沖縄本島の統一を目指した。
六代目尚泰久になって、有力按司同士の争いがおきた。
護佐丸・阿麻和利の乱である。
尚泰久は王位を奪おうとする阿麻和利を牽制するため勝連と首里の中間に位置する中城 には護佐丸を配した。
阿麻和利は尚泰久の娘を妻にして琉球王統と平穏を装っていたが、
邪魔者の護佐丸を取り除くため、「護佐丸に二心あり」と讒言した。
そのため、尚泰久に疑われた護佐丸は自害したが、ことは露見し、勝連城の阿麻和利も首里王府軍に滅ぼされる。



那覇で琉球史劇のポスターをみかけた。
阿麻和利はいかにも悪人面で、きっと敵役なんだろうね。
でも、彼は勝連では英雄であって人望があったとか、護佐丸は実際は反逆者であったとかいろいろな説がある。

つい琉球の歴史に興味があって「琉球・沖縄史」を買った。



あいにくの天気であるが、小高い丘のうえの 勝連城 をゆっくりとのぼっていくのはとても気持ちがよい。
歴史を知りつ、城跡をまわること、いまひとつ歴史の深みに触れられそうな気がする。
明日は 中城 へまわる。