いつのまにか緩やかな風にのって霧はぬぐわれ、ニセコの山々は
ゆっくりとその姿をあらわした。
ワタスゲの真っ白い綿毛が風に揺れている。
時が止まったかのように、しばらくその場に立ち尽くす。
神仙沼から長沼へ、誰もいない道、
マイズルソウや野いちごがあちこちに咲いている。
まだ、食べごろのタケノコもあるようだ。
ソコナイ川が流れているらしい。
チセヌプリを間近に眺められるはずなのに、
霧のため、うっそうと茂った草木と静かな水面しか感じない。
霧のなかで、ベニバナイチヤクソウの群生をみて歓声をあげた。
鮮やかな紅色を長沼のほとりで見られるとは思わなかった。
足元には、コケと一緒に野イチゴが、
「食べられるのかな」と思いつつ、
長沼のほとり、ほとんど道なき道を、わずかな踏み跡を確認しながら歩く、
小さな冒険に胸が高鳴る。
ゆっくりとその姿をあらわした。
ワタスゲの真っ白い綿毛が風に揺れている。
時が止まったかのように、しばらくその場に立ち尽くす。
神仙沼から長沼へ、誰もいない道、
マイズルソウや野いちごがあちこちに咲いている。
まだ、食べごろのタケノコもあるようだ。
ソコナイ川が流れているらしい。
チセヌプリを間近に眺められるはずなのに、
霧のため、うっそうと茂った草木と静かな水面しか感じない。
霧のなかで、ベニバナイチヤクソウの群生をみて歓声をあげた。
鮮やかな紅色を長沼のほとりで見られるとは思わなかった。
足元には、コケと一緒に野イチゴが、
「食べられるのかな」と思いつつ、
長沼のほとり、ほとんど道なき道を、わずかな踏み跡を確認しながら歩く、
小さな冒険に胸が高鳴る。