屯田物語

フォレスターとα6000が
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出かけよう!

長沼の道へ ベニバナイチヤクソウ

2005年07月23日 | 
いつのまにか緩やかな風にのって霧はぬぐわれ、ニセコの山々は
ゆっくりとその姿をあらわした。
ワタスゲの真っ白い綿毛が風に揺れている。
時が止まったかのように、しばらくその場に立ち尽くす。



神仙沼から長沼へ、誰もいない道、
マイズルソウや野いちごがあちこちに咲いている。
まだ、食べごろのタケノコもあるようだ。



ソコナイ川が流れているらしい。
チセヌプリを間近に眺められるはずなのに、
霧のため、うっそうと茂った草木と静かな水面しか感じない。



霧のなかで、ベニバナイチヤクソウの群生をみて歓声をあげた。
鮮やかな紅色を長沼のほとりで見られるとは思わなかった。



足元には、コケと一緒に野イチゴが、
「食べられるのかな」と思いつつ、
長沼のほとり、ほとんど道なき道を、わずかな踏み跡を確認しながら歩く、
小さな冒険に胸が高鳴る。