らんかみち

童話から老話まで

荒れる成人式は?

2009年01月12日 | 社会
 カリフラワーというの葉付きでいただいて初めて、これはキャベツの仲間なんだ! と気がつきました。ブロッコリーも、大根もやっぱりキャベツの仲間でアブラナ科に属するんだとか。
 いうまでもないけど芽キャベツもこの仲間ということですが、白菜はさすがに違うだろう思っていたらやっぱりこの一員なんだそうで、いやー! 日本の冬はアブラナ科に大変お世話になっているんですね。
 
 たけのこ白菜という、筍の風情を持った白菜もいただいたんですが、シャキシャキ感があって美味しいです。それに中心辺りの黄味がかっているところの風味が良く、しかも甘い。
 これだったら芽白菜なんてのを開発したら売れるんじゃないでしょうか。小さくて野菜の形そのままを丸ごと味わえるミニ野菜は好きなんですが、あんまり美味しくないですよね。それになんといっても小さいがゆえに料理しにくい面もあるんです。
 
 ミニ白菜もただ小さいだけでは美味しくないでしょう。だからといって外側の葉をちぎって中心だけにするなんてのは、レッドカードもんです。でもそんなのが売られていたら買ってしまうかも。中心が出てくるまで大量に食べ続けるのは疲れませんか。しかし待ちに待っているからこそあの部分が美味しく感じるのかもしれませんが。
 
 成人の日でしたけど、恒例となった荒れる成人式のニュースはあまり聞かれなかったように思います。成人式をやめた自治体があったんでしょうか、それとも何らかの対策が功を奏したんでしょうか、あるいは平成生まれの新成人はお行儀が良いのでしょうか。どれも今ひとつ説得力を欠きそうに思えるので、単に不況だから、ということにしておきましょう。
 
 不況だからこそ抑圧された若者の憤懣が公の場で噴出しそうに思えますが、鬱屈した気持ちを紛らわすために飲む酒を買う金すら無いというならえらいことです。でもそうじゃなく、平成生まれが物心ついたころはバブルがはじけたころですから、不況の真っ只中。だから倹約家で堅実でおとなしいタイプが多いんじゃないでしょうか。
 
 きっと人間というのは、持っているものが多いとそれを守るために戦わねばならず、不自由をきたすのでしょう。白菜のように、中心にこそ良いものがあるにもかかわらず、多くをまとっているがためにそれが見えてこない。ならば初めから芽キャベツでいこうか、とこじんまりまとまったのが平成生まれ? そうじゃなく、良いものは奥の方に仕舞って置こう、と考えるのが平成生まれなのかも。根拠は無いに等しいけど。

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