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北海道美術ネット別館

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空充秋「生きる」 旭川の野外彫刻(40)

2021年04月06日 09時02分43秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 前項の「地」の近くにある、高さ435センチという大作。
 幅3メートル、奥行き1.3メートルです。

 材質は「青木石」とあり、香川県で産出する花崗岩の一種とのこと。

 ひとつの石ではなく、複数の石をつなぎ合わせてこのような高さを実現しているのは、バランス的に大変難しいことだと思われます。
 人や植物の芽が立ち上がっていくような、そんな力強さがみなぎっています。
 しかも、クイっと途中で向きがひねってあります。

 旭川叢書『あさひかわの彫刻』によると、香川県牟礼むれ町・庵治あじ町で開かれた「石のさとフェスティバル」に出品したものだそうです。
 1989年制作、設置。



 以下、たいへんどうでもいいことを書きますが、この形状を見ると、筆者は「帰ってきたウルトラマン」に登場した

 古代怪獣ツインテール

をどうしても思い出してしまうのです。

 2本の長い尾でウルトラマンの首を絞めて苦しめた怪獣で、頭が地面に近い最下部に、尾が一番上に在るという、逆転の発想による造形に、筆者は驚きました。

 では前項の「地」がグドンで、次項のブールデル「雄弁」がウルトラマンかといえば、そんなことはないですが…(でも、見えなくもないよね)。





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