
(承前)
前項の「地」の近くにある、高さ435センチという大作。
幅3メートル、奥行き1.3メートルです。
材質は「青木石」とあり、香川県で産出する花崗岩の一種とのこと。
ひとつの石ではなく、複数の石をつなぎ合わせてこのような高さを実現しているのは、バランス的に大変難しいことだと思われます。
人や植物の芽が立ち上がっていくような、そんな力強さがみなぎっています。
しかも、クイっと途中で向きがひねってあります。
旭川叢書『あさひかわの彫刻』によると、香川県牟礼町・庵治町で開かれた「石のさとフェスティバル」に出品したものだそうです。
1989年制作、設置。

以下、たいへんどうでもいいことを書きますが、この形状を見ると、筆者は「帰ってきたウルトラマン」に登場した
古代怪獣ツインテール
をどうしても思い出してしまうのです。
2本の長い尾でウルトラマンの首を絞めて苦しめた怪獣で、頭が地面に近い最下部に、尾が一番上に在るという、逆転の発想による造形に、筆者は驚きました。
では前項の「地」がグドンで、次項のブールデル「雄弁」がウルトラマンかといえば、そんなことはないですが…(でも、見えなくもないよね)。

幅3メートル、奥行き1.3メートルです。
材質は「青木石」とあり、香川県で産出する花崗岩の一種とのこと。
ひとつの石ではなく、複数の石をつなぎ合わせてこのような高さを実現しているのは、バランス的に大変難しいことだと思われます。
人や植物の芽が立ち上がっていくような、そんな力強さがみなぎっています。
しかも、クイっと途中で向きがひねってあります。
旭川叢書『あさひかわの彫刻』によると、香川県牟礼町・庵治町で開かれた「石のさとフェスティバル」に出品したものだそうです。
1989年制作、設置。


古代怪獣ツインテール
をどうしても思い出してしまうのです。
2本の長い尾でウルトラマンの首を絞めて苦しめた怪獣で、頭が地面に近い最下部に、尾が一番上に在るという、逆転の発想による造形に、筆者は驚きました。
では前項の「地」がグドンで、次項のブールデル「雄弁」がウルトラマンかといえば、そんなことはないですが…(でも、見えなくもないよね)。
(この項続く)