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北海道美術ネット別館

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2016年7月9日は4カ所

2016年07月12日 01時11分11秒 | つれづれ日録
 7月10日は疲労と発熱で轟沈していたことは先に述べたが、9日朝の時点では、まだ10日はギャラリーめぐりをするつもりでいたので、9日は必要最小限だけ回って、10日にかけるという計画であった。

 言いかえると、9日朝の時点では、疲労の蓄積をそれなりに感じていて
「まあ、あした行けるところはあしたにしよう」
という考えでいたのだった。

 いまさらだが、最終日にすべてをかけるのは、非常に危険であることが、先の週末で痛いほどわかった。
 最終日の前日までに見たい展覧会全部を回るのは、きわめてむつかしいが、なるべく、しわ寄せが後ろのほうにいかないように、留意しなくてはなるまい。

 言い訳めいた前置きが長くなったが、9日になんとか起きて、出発することができたのは、この日、札幌芸術の森美術館で「フランスの風景 樹をめぐる物語」の開会式があったためである。

 めずらしく、真駒内駅近く発着の無料送迎バスではなく、自家用車を利用したのだが、道を間違えてしまい、相当な遠回りになってしまった(筆者の家からは、その気になれば、車で20分かからないのだが)。

 さて、「樹をめぐる物語」は、カミーユ・ピサロ、ブッパータールの両美術館のほか、個人コレクションなどを含めた約100点。
 樹木がテーマで、逆にいえば、それ以外に特段の設定はない。木が描かれている絵を「棚から一つかみ」してきたような展覧会だが、日本で見る機会のない作品も多くて、地味ながらなかなか味わいの深い、心の落ち着く展覧会だった。個人的には、ドービニーの大作がきていたのが、ポイント高い。
 8月21日まで。

 全国4館の巡回で、芸森は2館目。トップバッターの損保ジャパン美術館はメインビジュアルにドービニーを用いていたので、グッズ類も、その絵をあしらったものが多く、ミュージアムショップで一筆箋などを買い求める(ただし、ポストカードは、印刷の色があまり良くないと感じた。図録の表紙は、原画のイメージに近い)。スタンプカードに押印してもらい、あとスタンプ1個(1000円買い上げでもらえる)で入場券がもらえるという。
 ミュージアムショップのレジの女性に
「エッシャー展にぜひ」
と言われたが、筆者はエッシャーの展覧会は、最低でも3度は見ているので、行くかどうか迷っている。

 引き続き、工芸館へ。
 「北海道陶芸展の軌跡」を見る。10日で終了。

 この日は、車でなければ行きづらいところ、というのがテーマ。
 次はギャラリー山の手へ。
 交通量の多い石山通や環状通を走りながら、北の沢から盤渓を経由したほうが早かったかなと思う。

 ギャラリー山の手で「村井貴久子作品展」。
 58、59年に春陽展に入選したあと、45年間も絵画制作を中断、近年になって再開した女性。
 余計な要素を省き、抽象に近づいたシンプルな風景画が味わいある。

 最後は茶廊法邑。
 末永正子×千代明×坂東宏哉 三人展 意識の形(~17日)。
 久しぶりに、絵画を見て「面白い」という感想を抱いたような気がする。別項で必ず書きます。


 法邑に行くときも、再三にわたって道を間違え
「これはマジでやばい」
と思い、事故る前に帰宅することにしたのであった。


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