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北海道美術ネット別館

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■ハコトリ(5) 函館・駅前大門地区その3 (8月30日まで)

2009年08月27日 23時49分24秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
承前

 市電が走る通りをさらに南下する。

 地図の「F」、丸山靴店のショーウインドーには、岡本空さん「光に向けて」、向川未桜「廻」の彫刻2点。
 「廻」は、全道展で受賞した作品だと思う。

 冒頭の画像は、三上参看堂薬局(地図L)のショーウインドーにあった、鶴見弥生さんのユニークな陶芸。
 「手かざし壺」「頬つく灯」「座る灯」と題され、計16体と、首だけの作品12点が、薬の箱の間に展示されている。
 頭部に電球五つを突き刺したものなど、キモカワイイというか、不思議な存在感のある立体。人形ともちょっと違う。
 鶴見さんは2006年に弘前大を卒業している。


           

 地図では「M」の場所にある「弁慶力餅」の店内には、タキハナヤスカズさん、ヨーク・クリストさん、上野泉さんら7人によるボックスアートが展示されていた。
 なるほど、「函館」だから「ハコ型」なのかも。

 「N」の赤帽子屋は、札幌の都心では見かけなくなった古典的な帽子のお店。
 店先に、新道展などでおなじみの、佐藤愛子さんの「マリオネット」が飾ってあった。

 ちょっと離れた「O」は、画材・額縁コヤマ。
 志村弦さんの木彫「gentleman」。それほど大きくはないが、愛嬌のある人物。ただかわいいだけではなく、存在感がある。


 ただ、残念だったのは、休みの店があったこと。
 個人経営だから休業日があるのはしかたないとはいえ、函館ほどの大きな都市の繁華街で、日曜に休む店があるとはおどろきだった。
 それと、ハコトリのパンフレットの「エビス軒」のところには、「未完成」記録写真-とあるだけで、「未完成作品なら見なくても同じだな」と思って、足を運ばなかったのだが、これはかつて大門地区にあったキャバレー「未完成」を撮った写真ということなのだろうか-と、あとで気がついた。
 しかし、「未完成」と書くだけで、函館以外の人に分かってもらえる-と思うのは、ちょっと甘いんでないかい?


西部元町地区に続く

□公式ブログ http://hakotri.blogspot.com/

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