
こちらも、見に行ったのは11月。
エントリが遅くなってしまったことを、おわびいたします。
札幌の藤田真理さんは、昨年まではおもに絵画を発表していましたが、今回の個展では、全点立体です。
素材はわかりませんが、白い樹脂のようなもので、新聞紙を固めています。
冒頭の写真は、ギャラリーの1階。
幕で閉じて暗がりにした中に展示してあるインスタレーションでした。
あまり、よくうつっていませんが…。
「惑星-蜘蛛の糸」という題。
垂れ下がっている部分には、豆粒のような白いものがびっしりと附着しています。
デジタル化した現代社会で孤立して生きる人々を象徴しているのだそうです。
筆者は、なんとなく、いま道立帯広美術館で個展がひらかれている近藤みどりさん(全道展会友)の絵を思い出してしまいました。

2階は、鉢植えなどを模した立体が、台の上にならんでいます。

いちばん奥にあった大きな作品は「真実は家の中~祈り」。
仏壇の「コンセント付きろうそく」がモティーフになっているそうです。実物を固めた安直なものではなく、一からこしらえています(ただし、下に垂れ下がっているプラグ部分は既製品を使用)。
日常が、凍り付いてしまったみたいな印象を受けました。
作者としては、慣習や風習を、こんなに便利なものに置き換えて簡略化してしまっていいのか、という違和感が、制作の根っこにあったようです。
11月16日(水)-12月3日(日)12:00-19:00(最終日-17:00)
ギャラリーミヤシタ(中央区南5西20地図D)
■2005年の「絵画の場合」 (このグループからは脱退しています)
■2004年の「絵画の場合」 (くわしい略歴アリ)
■2004年の個展の出品作の画像
■2001年の個展 (画像なし)
エントリが遅くなってしまったことを、おわびいたします。
札幌の藤田真理さんは、昨年まではおもに絵画を発表していましたが、今回の個展では、全点立体です。
素材はわかりませんが、白い樹脂のようなもので、新聞紙を固めています。
冒頭の写真は、ギャラリーの1階。
幕で閉じて暗がりにした中に展示してあるインスタレーションでした。
あまり、よくうつっていませんが…。
「惑星-蜘蛛の糸」という題。
垂れ下がっている部分には、豆粒のような白いものがびっしりと附着しています。
デジタル化した現代社会で孤立して生きる人々を象徴しているのだそうです。
筆者は、なんとなく、いま道立帯広美術館で個展がひらかれている近藤みどりさん(全道展会友)の絵を思い出してしまいました。

2階は、鉢植えなどを模した立体が、台の上にならんでいます。

いちばん奥にあった大きな作品は「真実は家の中~祈り」。
仏壇の「コンセント付きろうそく」がモティーフになっているそうです。実物を固めた安直なものではなく、一からこしらえています(ただし、下に垂れ下がっているプラグ部分は既製品を使用)。
日常が、凍り付いてしまったみたいな印象を受けました。
作者としては、慣習や風習を、こんなに便利なものに置き換えて簡略化してしまっていいのか、という違和感が、制作の根っこにあったようです。
11月16日(水)-12月3日(日)12:00-19:00(最終日-17:00)
ギャラリーミヤシタ(中央区南5西20地図D)
■2005年の「絵画の場合」 (このグループからは脱退しています)
■2004年の「絵画の場合」 (くわしい略歴アリ)
■2004年の個展の出品作の画像
■2001年の個展 (画像なし)