
釧路駅の地下通路「サンサンロード」には、いま道立近代美術館で展覧会が開かれている抽象画家、花田和治さんの陶板画が10枚展示されている。

こんな仕事をしていたとは、まったく知らなかった。

通路の西側にはオオセグロカモメの絵が5点、東側にはエゾカンゾウの絵が5点並んでいる。
大きさには若干の差がある。つまり、タイルふたつぶんの絵と、三つぶんの絵とがある。

明確なカラーフィールドを基調とする抽象画を描く花田さんだが、これらの作品も、明快でクリアな色調、直線を生かした構図などは、具象画であっても花田さんらしさにあふれている。







1995年に完成したらしく、当時の鰐淵俊之釧路市長のあいさつ文が添えられていた。


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