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中林影「旅立ちの丘 1993-6」

2019年07月20日 18時23分29秒 | 街角と道端のアート
 オホーツク管内遠軽町丸瀬布の「道の駅まるせっぷ」の駐車場にある大きな作品。

 背後に見える特徴的な建物は木芸館。
 木のおもちゃなどをたくさん取り扱っており、のぞいてみるだけでも楽しい建物だ。

 そのほか、道の駅といえばつきものの、トイレや飲食店が並んでいる。

 以前は、このすぐ近くが、旭川紋別自動車道の終点(丸瀬布インターチェンジ)だったこともあり、多くのドライバーでにぎわっていた。
 その後、自動車道が、瀬戸瀬インターチェンジまで延伸されたため、交通量が急減したと思われたが、意外といまもここで一服するドライバーは少なくないようだ。
(ちなみに本年度内に、自動車道は遠軽インターチェンジまで延びる予定)

 もっとも昔は、この作品も、車に取り囲まれて、撮影することが難しかったことを思えば、やはりここに来るドライバーは減っているのかもしれない。


 1993年7月初旬の北海道新聞に、次のような記事が載っていた。

(冒頭略)

 町が昨年の町「開基八十周年」の記念テーマ「二十一世紀に向かって飛び立つ丸瀬布」のイメージで、町内の木工業者の専属デザイナーを務める中林影さん(東京在住)にデザインを依頼した。

 タイトルは「旅立ちの丘」。白い小石の敷き詰められた中に立つ、十本の高さの違う柱の上に、パイプのアーチが掛けられ、そこにチョウが二十一匹止まっている。雪に覆われた北の大地で住民が協調しながら、未来に向かって羽ばたくという意味が込められている。

 素材はすべてステンレスで、最も高い部分で四メートルの高さがあり、ライトアップ用に照明も設置されている。総事業費は千二十一万円。


 ちなみに、この道の駅からは、大きな木材工場が見える。
 これが「北見木材」で、ヤマハのピアノの部材はここで一手に造られているのだ。

 丸瀬布は木材のマチで、昔は丸瀬布駅からの積み出し量が日本一だったこともあったそうだ。

 そして、チョウは、丸瀬布昆虫生態館でふ化、放し飼いにされているように、丸瀬布のシンボル的な存在でもある。



 高速道路を途中で降りて、ひと休みとともに見てもらいたい作品だと思う。




・JR丸瀬布駅から約1.4キロ、徒歩18分

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