
柿崎秀樹、名畑美由紀、能登健一、林教司、藤川弘毅の5氏が出品しているボックスアートの展覧会。
「たぴお」主宰者でもある林さんの作品の印象が強い。

右側は「林」名義の「HAYOPIRA」。
古い木の箱に入った少年少女は、どこか古い時代の薫りがします。
左側は能登さん「Tenkai-Zu-Font」3点組み。
ボックスアートといいながら、展開図を発表するとは気がきいています。

「伊藤零児に捧げる -絵具箱と筆と」。
伊藤零児さん(1925~97)は自由美術の会員でしたが、北海道展の展示作業が終わった後の打ち上げの席で倒れ、還らぬ人となりました。
伊藤さんの絵は、おせじにもきれいなものではありませんでしたが、汚さの中に人間性の真実が潜んでいるようなふしぎな画風だったと思います。
さまざまな色の絵の具がこびりついた絵の具箱には、太い筆が1本しか入っていません。
パレットも絵の具も入っていない箱なんて現実にありうるのかどうかわかりませんが、箱の雰囲気は、生前の伊藤さんを髣髴(ほうふつ)とさせます。

藤川さんは海岸で作品の材料を拾ってくるという話を聞きましたが、こんな箱や瓶類もほんとうに落ちているのでしょうか。びっくりです。
今回は2点出品しており、もう1点は古い電子機器のよう。
どんな場面で使われていたのだろう-と思うと、想像がひろがります。
ほかに、柿崎さんが「禁欲者」「人間は誰でも便をする」の壁掛け型2点。
名畑さんは、ふろしきで包んだ箱を三つ出品していました。
2009年6月8日(月)~13日(土)11:00~19:00
ギャラリーたぴお(中央区北2西2 道特会館 地図A)
■林教司展(2009年5月)
=過去の林さんの展覧会へのリンクはこちらを参照してください
「たぴお」主宰者でもある林さんの作品の印象が強い。

右側は「林」名義の「HAYOPIRA」。
古い木の箱に入った少年少女は、どこか古い時代の薫りがします。
左側は能登さん「Tenkai-Zu-Font」3点組み。
ボックスアートといいながら、展開図を発表するとは気がきいています。

「伊藤零児に捧げる -絵具箱と筆と」。
伊藤零児さん(1925~97)は自由美術の会員でしたが、北海道展の展示作業が終わった後の打ち上げの席で倒れ、還らぬ人となりました。
伊藤さんの絵は、おせじにもきれいなものではありませんでしたが、汚さの中に人間性の真実が潜んでいるようなふしぎな画風だったと思います。
さまざまな色の絵の具がこびりついた絵の具箱には、太い筆が1本しか入っていません。
パレットも絵の具も入っていない箱なんて現実にありうるのかどうかわかりませんが、箱の雰囲気は、生前の伊藤さんを髣髴(ほうふつ)とさせます。

藤川さんは海岸で作品の材料を拾ってくるという話を聞きましたが、こんな箱や瓶類もほんとうに落ちているのでしょうか。びっくりです。
今回は2点出品しており、もう1点は古い電子機器のよう。
どんな場面で使われていたのだろう-と思うと、想像がひろがります。
ほかに、柿崎さんが「禁欲者」「人間は誰でも便をする」の壁掛け型2点。
名畑さんは、ふろしきで包んだ箱を三つ出品していました。
2009年6月8日(月)~13日(土)11:00~19:00
ギャラリーたぴお(中央区北2西2 道特会館 地図A)
■林教司展(2009年5月)
=過去の林さんの展覧会へのリンクはこちらを参照してください