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北海道美術ネット別館

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アイヌ民族の作家2人が「風が吹いたら―世界30人のネイティブアート」展(2021年8月~22年1月、米ニューメキシコ州サンタフェ)に参加へ

2021年02月12日 08時14分38秒 | 情報・おしらせ
EXPOSURE : NATIVE ART AND POLITICAL ECOLOGY
from 2021 August 13 (Fri.) to 2022 January 23 (Sun.)
at IAIA Museum of Contemporary Native Arts (MoCNA)

 8月13日から来年1月23日、米国ニューメキシコ州サンタフェにある「IAIA ネイティブアート現代美術館」で「風が吹いたら―世界30人のネイティブアート」が開かれます。
 オーストラリア、カナダ、グリーンランド、日本、太平洋諸島(マリアナ諸島、マーシャル諸島、サモア、フランス領ポリネシア)、米国の先住民のアーティスト30人を紹介するなかで、日本からは、トンコリ奏者のOKI(上川管内当麻町)、藤戸康平(釧路市阿寒湖畔)の両氏が出品します。

 OKIさんは、中止になってしまった札幌国際芸術祭(SIAF)2020 にも出品する予定でしたね。

 プレスリリースには、展覧会の概要について
「世界各地の先住民コミュニティにおいて、甚大な被害をもたらしてきた核実験、ウラン採掘、原発事故などの核被災に、先住民のアーティストがどのように向き合い、表現活動しているかを検証するものです」
と記しています。
 この後、米国内2会場を巡回する予定です。

 チーフキュレーターは、同美術館の Manuela Well-Off-Man 氏。
 4カ国のキュレーターが協力しています。

 世界最初の核実験が1945年7月に行われたのはニューメキシコ州でした。
 米国でのウラン鉱山の75%はネイティブアメリカンの居留地にあるそうです。
 英国による12度にわたる核実験が行われたのは、世界第2位のウラン生産国オーストラリアです。さらに小規模な実験が続き、アボリジニとその土地は汚染され、アボリジニは多くの被爆で苦しんでいます。
 カナダでもウラン採掘が、フランス領ポリネシアでは核実験が行われました。

 見応えのある展覧会になるのではないでしょうか。
 日本の国内にも巡回してこないかな。

 また何かあれば、続報の記事をアップしたいと思います。


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