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世間では3連休。私は3日連続で…。2024年2月23日

2024年02月24日 23時59分59秒 | つれづれ日録
 13日から動き回りっぱなしでいいかげんくたびれており、午前中はふとんの中でスマートフォンをいじっていましたが、ようやく昼頃に起きました。
 外はすごい量の雪が積もっています。

 バス→地下鉄南北線→地下鉄東西線で琴似まで行き、コンカリーニョで、札幌国際芸術祭SIAF2024の公募企画、 第21回AAF戯曲賞受賞公演『鮭なら死んでるひよこたち』札幌公演。福岡、名古屋とまわってきて千秋楽です。
 予約していたので3500円。
 コンカリーニョは満席でした。
 
 
 演劇の内容をひとことで言うのは難しいですが、縁日のカラーひよこを売って回る夫婦が坂を上ってあるマチにやって来ます。そこで、親に見捨てられて祖母と暮らした一見チーマーふうでチャラい若者や、元校長で町内会長といった人物に出会いますが、テキヤから夫婦を見いだしてくれた理事長の団体から来た監査員とのやりとりの末、その団体からのお墨付きを破棄してしまい…。

 というふうにストーリーをまとめても、なんかちがうんだよな。

 最大の特徴は、劇の途中に「スタンダップコメディ」が挿入されること。つまり、登場人物がマイクを持って1人8分ほどしゃべり出すのです。
 最初は、ライブコンサートのMCみたいにアドリブで気軽に話しているのかと思ったら、どうもそうとも言い切れないみたい。
 この、元の戯曲にはない構成によって、舞台の設定と、役者の私的な生とが、重層的で複雑な絡み合いを見せるようになったのではないでしょうか。
  
 
 
 もうひとつの特徴は、終演後、自由に舞台に上がって良かったこと。
 観客席に何人か子どもがいたので、シーソーや射的、リモコンの列車で楽しそうに遊んでいました。
 「アフタートーク」は、舞台上ではなく、最前列の客席でなんとなく始まっていたのがおかしかったです。

 おもちゃのカラーひよこがトランクに詰め込まれ並んでいるのを写真に撮りました(ただし、劇では、トランクは冒頭から出てくるが、中身はかなり後になるまで日の目を見ない)。

 最近はどうか知りませんが、昔のお祭りの縁日で
「アメリカひよこ」
と称して売っていたことを思い出します。
 それと、スタンダップコメディでも言及されていましたが、小学校の校門前になんだかあやしいおじさんが来て、あやしい文房具やおもちゃを売っていたこともありました。

 そんなことを思い出して、ふと手帳を見ると、自分がSCARTSでのトークイベントの時間を完全に間違えていたことに気づきました。
 午後5時からって、もう始まるじゃん。

 東西線琴似駅へ急ぎました。
 
 バスセンターで降りた方が近いのではと思いましたが、途中で考え直し、大通駅からSCARTSに急ぎました。
 15分ほど遅刻して、ビジターセンタートーク「アーティストが語る、札幌の今」。
 佐藤壮馬、内田聖良、進藤冬華の3氏と、SIAFラボ(小町谷圭、石田勝也、船戸大輔、平川紀道)が登壇し、樋泉さんの司会で進みました。

「こんなに美しい自然のある札幌でアートをする意味ってなんだろう」
みたいな発言もあり、面白かったですが、本音(札幌の悪口とか)はなかなか話せないですよね。


 トーク終了後、会社へ。
 週末の札響定期演奏会の指揮者が急きょ交代するなど、いろいろニュースがある夜でした。

 仕事帰りに、時間ができたので「すすきの夜の♥トリエンナーレ」を再訪しました。
 帰宅11時過ぎ。
 ふたたび雪が降り出していました。

 雪って、見ているぶんにはほんとうに美しいなと思うのでした。


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