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NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

北九ギョブ160号【響ビオ1周年企画③「企画練り⇒共有化」~G.I.2013】

2014-09-24 18:18:56 | 成果物
以下の4点に取り組むことに決めた。

1.図鑑制作(1周年記念誌として)

2.企画展示

3.ワークショップ

4.記念グッズ制作



そこまで至るまで、まずギョブ仲間のM氏の存在が非常に大きい。

彼は2011年度の紫川大図鑑、

それと水環境館を中心とした紫川を知る企画から

ただの参加に留まらず、ブレーンとして加わり続けていただく。

(それまで「大人」がG.I.のみだったので

 常に相談できる相手がいることが本当に心強かった!)


さて、そのブレーン、M氏とは

2013年5月ごろより、かなり頻繁なメール・電話で話し

時には直接、北方の秘密基地「にいな」で何度か会って

アイデアを出し合い、企画創りを進めてきた。


また、M氏はNHK北九州とのコラボをする企画を立て

資金的な面でのサポートも

2011年度に続き、2013年度も存分にしてくださった。

(※お断り:北九州市(環境局)が僅かでも資金を出したわけではない!)






そうこうして、上記の4点の企画の柱を立てる中で

北九州高校の高校生たちや先生、

響ビオの岩本光徳氏、

印刷会社のご担当、

NHKの方々、

(いちお環境局)

に了承や理解、あるいはダメ出しをいただいて決めていった。

また、ギョブ相談役のN氏にも当然のことながら

お知りおきいただいて、

来たるご登場の出番(=図鑑制作!)をお待ちいただいた。



それらを1度文書で提示したのがこれ↓

サイズデカいけど、掲載しておく。




ま、この提案書一つとっても

G.I.がやらんと何も生まれないことは

一目瞭然なんだけどなあ・・と改めて思う。

自分で言うの、ヘンなのは分かってるけど。


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北九ギョブ159号【響灘ビオ1周年企画②「目的」~G.I.2013】

2014-09-23 18:36:10 | 成果物
大きな目的は一つ。


開園1年を経過して、

「響灘ビオが素敵な場所だ」

改めて伝えること。





開園当初はたいそう話題になった。

ただ、取り上げるものが

発信する側も、

受け取り理解するメディア側も

「鳥」「ベッコウトンボ」がほとんど。


もちろん、目玉だし

発信して当然の話題に間違いない。

しかし、響灘ビオに限らず

こうした自然を紹介する施設などが

「絶滅危惧」ばかり前面に押し出すのも

芸が無いかと感じる。


メディアは残念ながら、

そのことだけしか気にしない方が大半だが

だからと言って迎合するのではなく

逆に教えてさし上げる必要があると思う。

(ま、一般向けに分かりやすい、からなんだろうけどね)


で、何を発信するかというと

多様さ。

素材は、水生昆虫。


鳥がたくさんいるのも、虫たち、

それも水生昆虫たちが非常に多様で豊富なことと

無関係じゃないと思う。


ここの、あり得んほど多様な水生昆虫の姿、

しかも、一般向けには超マイナー・・

これを発信することで

響灘ビオにも、水生昆虫にも

相乗効果があると考えたわけ。





開園1周年という、

大切な誕生日をしっかり祝うことで

開園する数年前から調査活動に

多大な便宜や支援をしてくださった

岩本光徳氏らの気持ちに

報いたいというG.I.個人の思いが強かった。


じゃあ、何をする?

という内容を決めていくのが次の段階。

それは次号で。


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北九ギョブ158号【響灘ビオトープ1周年記念企画「序」~G.I.2013】

2014-09-23 12:48:53 | 成果物
いつもなるべく生き物話題を

「気軽に」「手軽に」紹介するよう心がけてる。

このサイトに来れば、

身近な水辺の生き物に出会える気分になってほしいから。


時には、ワクワク・ドキドキだけじゃなく

生息地の消失だとか

目にした悲しい状況も書いたりするけど

それすら身近な現実だと感じてほしいと思う。


そのお気楽ゴクラクさからか、

G.I.はじめギョブメンバー

いつも楽しくやってますね~的に

思っていただくことも多い。


それはそれで、当方らの思惑通りに

身近な自然やそこの生きものたちを

楽しみ感動してるのが伝わってるんだから

うれしいこと。


しかしかながら、どうしても消せない鬱屈なんかも。

ま、G.I.は、ね。

他のメンバーは・・サァ、どうでしょうね?


で、備忘録でもある魚ぶろぐなので

どうしても純粋な生き物の記録だけでなく

「人間」が悩んだり、凹んだり

そんなプロセスも書くことにしてる。


今回は、重い腰を上げて

(だって、そんなに楽しい作業じゃない)

まとめておこうと思う。





■4月のはじめに、2013年夏の「大微小種展」に関わる

さまざまな取り組みの成果と過程を新・魚ぶろぐに詳述した。


北九州高校・魚部という、

同じ枠内にいた従来とは全く異なる環境に置かれ、

外側からこれまでと同等、もしくはそれ以上の

エネルギーを傾注した。


活動の存続こそが適正な状態を取り戻すことにつながる、

それを信じ、それに賭けたからだ。


ところが対象にした人々は、残念ながら

そこまで理解できる連中では無く

周辺の人々の一部すらG.I.の関わりの大きさが

根本的に分かってない事態も出る始末。

(哀しいもんだ・・)


そのとき溜まりこんだ負のエネルギーを

成果物が仕上がっていく過程を初めて詳述することで

記録しておくというメンドクサイ作業にぶつけたわけ。


しかし、2013年の2大企画の一つ、

「響灘ビオトープ1周年記念企画」は

また今度、と言ったままで数か月放置。





気づけば、あれから1年。

今頃は1周年記念図鑑でヒイヒイ言ってたナァ・・

と思い出す。


4月当初の負のエネルギーは望めないが

書いて記録しておかないと

そこに傾けた情熱や努力量、時間は

平気で無かったことにしよう

(いや想像力欠如でそもそも理解できてない?)

という輩もいたりするし!!







ともあれ、ここまでがG.I.2013の足跡なので

書いてキリをつけておきたい。




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北九ギョブ129号【ギョブ図鑑の既刊5冊、ネット入手ができます。】

2014-08-03 12:09:59 | 成果物

「諸事情」(と言ってもただ一つですが)で

昨年度刊2冊の手配が遅れていましたが、準備が整いました。

これで全5冊の入手がインターネットで可能です。



詳しくはこのサイトをご覧あれ。






いちおう、ここでもちょっとだけ紹介(新しい順)。

※画像を借用したらサイズのバラつきがあったけれど、そのままで勘弁。
 




・開園1周年記念図鑑『響灘ビオトープの水辺の生きもの』

 2014年10月刊

 執筆:井上大輔、中島淳、青木卓也、宮形佳孝、ギョブ員(OB&現役)

    ビオスタッフ数名





・『大微小種展ガイドブック』

 2014年7月刊

 執筆:井上大輔、中島淳、工藤雄太





・『紫川大図鑑』

 2011年7月刊

 執筆:井上大輔、中島淳、宮形義孝、乾隆帝、川原二朗、竹川大介

    畑間隆弘、青木新吾、吉崎雄一、ほかギョブ員





・『北九州の干潟BOOK』

 2009年11月刊

 執筆:井上大輔(執筆はコラムのみ、主に総合企画)、中島淳、

    川原二朗、乾隆帝、竹川大介、青木新吾、ほかギョブ員





・『福岡県の水生昆虫図鑑』

 2009年7月刊

 執筆:井上大輔、中島淳、工藤雄太、宇都宮靖博、

    川原二朗、苅部治紀



以上、5冊のうち、水昆・干潟・紫川が在庫僅少。

特に、干潟BOOKはもうすぐ入手困難になりそうです。







※その他、今回はより簡単な紹介まで。

・入手可能なもの

『北九州の淡水魚 エビ・カニ』(2004年改訂版)

 (自然史友の会水生動物部会有志で執筆)

 ⇒いのちのたび博物館・売店にて販売


・入手不可能なもの

『魚BOOK』(10周年記念誌、2007年7月刊)

 執筆:井上大輔、8代目ギョブ員、ギョブ仲間


『どじょうのすべて』(ドジョウ展ガイドブック、2006年11月刊)

 執筆:井上大輔、中島淳



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新18号(10号‐⑧)【G.I.2013の足跡~いよいよ完成へ!】

2014-04-14 01:40:30 | 成果物

大微小種展ガイドブックの制作過程



■タイト過ぎるスケジュールに恐縮

2013年6月21日入稿〆切→1,2,3校→7月3日校了。

 7月4日最終チェック→翌5日~印刷

  翌週10日(かな?)納品→13日大微小種展スタート


なんとまあ、今回もギリギリなことよ。

いつもいつも、執筆依頼者やマツモトさんに大変申し訳ないです。




・校正版の登場



左上が、最初の校正版。

表紙がG.I.のイメージとややちがった。

楽しい表紙でとても分かりやすいのだけど

今回の方向性にはちょっと「賑やか」かな。


それをお伝えしたところ、次の校正版では画像左下に。

これ良いです!これです!!

ということで決定。




・裏表紙も



右(G.I.作成)→中(1、2校)→左(3校)


G.I.が作成したのは、自分でも全く気にいらない暫定版。

使用画像も、水昆図鑑のコラムで使ってたし。


それでお任せした1校版が、画像中。

これはイメージと全く違った。

ゲンゴロウの「昔話」を入れたもの。

これ自体は悪くないのだけど、ガイドブックの方向性とちがう。

「和やか」路線では無いとお伝えし変更してもらう。


そうして、画像左のもので決定。




・追加原稿もお願いしながら、、




G.I.のイメージデータはワードで作成ということもあり

自在に文字や画像を貼り付けにくいので

実際にデザインしていくとスペースの空白や余白が生まれる。


そこに新たに言葉を入れたりして、楽しくしていく。


自分だけでなく、中島氏の担当分にも入れないといけないので

本当に心苦しく思いながら追加原稿のお願い。


すると、これまた期日までにピシャッと

思い通り以上のものを送ってくれるので、ほれぼれします。

(画像上の●●・・部分に、画像下のように新たに言葉が入る)





■ようやく完成!

思い付きの行動で周りを振り回しつつも、

限られた時間の中で「其の②~⑧」のような過程を経て

ようやく完成!





7月10日(?)お昼ぐらいに、展示会場にマツモトさんが搬入納品。

それを夕方、展示準備のために訪れてご対面!!!


完成品を手に取る、最初の瞬間がいつも何とも言えません。

じわ~とゆっくりした喜びが全身に満ちていきます。


これを味わってしまうと、きつい思いを含めて

また別なチャレンジをしたくなってしまうのです・・・





         【大微小種展ガイドブック制作過程、終了】


          ※響灘ビオトープ1周年企画も、いずれ。




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新17号(10号‐⑦)【G.I.2013の足跡~何とか入稿】

2014-04-14 00:59:57 | 成果物

大微小種展ガイドブックの制作過程


■6月21日(金)、入稿〆切日

20日間ほど掛かりきりだった「しごと」、

ようやく一つの区切り。

いつも作業しているリビングの椅子とお尻が

くっ付いてしまうんじゃないかと。

まだ不十分な面も多々あるが、今後の校正作業の中で

変更や削除、差替えをしてもらうしかない。






・右→中→左の順に、Ver.1、2、3とだんだんボリュームアップ。

当初、24ページくらいかと考えていたのに

最終的には64ページもの分量になった!






・右上(一番最初のザラ紙Ver.)→右下(Ver.1)

 →左上(Ver.2)→左下(Ver.3)




これまで伝え示してきたイメージをもとに

入稿データをマツモトさんでデザイン、レイアウト作業。


予想以上の仕上がりであることを期待しながら

ワクワクして1校の校正データを待つ。
 

      

           ⇒ 其の⑧につづく
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新16号(10号‐⑥)【G.I.2013の足跡~内容を深める】

2014-04-14 00:05:45 | 成果物

大微小種展ガイドブックの制作過程


①まずは各種の掲載画像の選択

⇒ 良いのが無い!とか水昆図鑑の使い回しは避けたい!
  1種1種あーでも無いこーでも無い、などと悩む。

②文章の作成

⇒ それぞれのページに入れ込む言葉、
  1ページ、1種ずつ、あーでも無いこーでも無い、などと悩む。




・目次、はじめに



文章を入れてみるが・・多いな!




・微小種カタログ(ゲンゴロウ)



グループ分けやレイアウトの試行錯誤

同時にキャプションを別途作成して・・・



それらを合わせてみる。

う~ん、こんな感じか?




・微小種カタログ(ケシカタビロアメンボ+コラム)



とりあえず、切り貼りして入れ込むが。

なんか微妙やなあ・・

ま、マツモトさんに上手くデザインしてもらうべ!

とか思いつつ、とりあえず前に進む。




・微小種カタログ(止水性ガムシ類)



うおっ!

5mm以上ある、キイロヒラタガムシを入れとるやんか!!

削除削除・・




・微小種カタログ(ヒメドロムシ類・コガシラミズムシ類)



中島さんにお任せしている箇所。

どんなの来るかな~と、とても楽しみ。

ヒメドロなんかは、画像まで丸投げ状態!?

ごめんなさい!!!

(でも、いつもバッチリ〆切厳守!

 しかもG.I.の拙い説明にも関わらず、完璧に理解してくれ

 予想以上の内容で投げ返してくださるのだから、スゴイ!)




・工藤コラム



ここも丸投げ状態で、とりあえず貰ったデータ入れただけ。

きちんとした原稿を作成してもらっているところ。

仕事忙しい中、申し訳ない!!!




・響灘ビオトープ告知ページ



これは「五里霧中」状態。混沌。

というのも、企画内容が決まって無いと告知できん。

(当たり前やろが!)

でも、今、大微小種展に苦しんでます。

ガイドブック作り、展示物を作り、展示生体を確保し・・

いっぱいいっぱい、です。

なのに、その先の企画まで考える余裕なんて・・まさに自業自得。

ここは少し待ってもらうしかない(〆切をマツモトM氏に)。





こうやって画像や文字原稿を入れながら、少しずつ前進。

だんだん、「形」ができ「内容」が深まります(たぶんね)。




この時期が、いちばんしんどい、です。

入稿⇒1校⇒2校⇒3校⇒校了⇒印刷、と日程が決まっています。

それもこちらのせいで、とてもタイトなスケジュール。

マツモトさんにはかなり無理をお願いしています。


そんなにサクサク出来ないパソコン作業の連続です。

帰宅して、そして休日は終日、ずっとパソコンとにらめっこ。

でも、そんなに進まん。

本当にできるんやろか?という不安や焦りの日々です。

楽しいもん作るんやけ、そんな心持ちじゃダメやんと

なるべく楽しむ気持ちを忘れんようにして。





       ⇒  其の⑥につづく



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新15号(10号‐⑤)【G.I.2013の足跡~形にしてみる】

2014-04-13 18:06:54 | 成果物

大微小種展ガイドブックの制作過程


・マツモト印刷さんに連絡。

これまでG.I.が制作してきた図鑑シリーズは

マツモト印刷さんに作ってもらってきた。

担当はずっとA氏で阿吽の呼吸でやっていただいたが、ご退職。

それで今回から初めて組む、M氏。



・中島淳氏、工藤雄太氏に執筆等の依頼。

いつも中島氏には時間の無いところで、ご迷惑ばかり。

しかし、彼無しにはいままでの成果物は存在しえない。

今回も突然に無理を言って、執筆や全体的なチェックをお願いした。

またOBである工藤氏も、昆虫を学び、

また同時期に屋久島で初の昆虫展を開くことからコラム執筆を依頼。



■具体的なイメージ作成

・表紙



このデータは企画段階の一番最初に作ったもの。


・目次ページ



ホソマルチビゲンゴロウを使うことにした。目次の中味は未定。


・つぶやきページ



何か微小種が呟いてるかのような、写真メインで言葉が片隅にある

そんなページにしたいなぁ、と。


・微小種カタログ(×10倍)



学術的な分類ではない、勝手にカテゴライズ。

実寸の10倍サイズで種紹介。

とりあえず、ゲンゴロウ類で画像を貼り付けてみたところ。

(まだ始まったばかり、先は長い・・)



このイメージデータ作成の目的は

自分がイメージして膨らませて、そして執筆していくため。

そして、執筆をお願いしたお二人や印刷会社の方に

少しでもイメージを伝えるため。

(でも、これじゃあ伝わらんよねぇ・・今更ですがスミマセン!)







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新14号(10号其の④)【G.I.2013の足跡~ガイドブックへの第一歩】

2014-04-13 12:07:12 | 成果物
ここからは、ガイドブック制作に戻る。



・コンセプト(方向性)は?

いつもそうだが、G.I.(と仲間たち)にしか出来ないことをやろうと。


で、今回は“図鑑ではないモノ”

何て言うのか、カタログ的な、雑誌的な、

パラパラと思いついたところを読み、眺めるものを作りたかった。


研究者さんや生き物屋さんは、多分そんなもの自らは作らないかなと。

(同様に、博物館もしないだろうと)

専門的っぽいものと一般の人をつなぐ、

G.Iたちならではのものになるんじゃないかと思ったわけ。


5mm未満の微小水生昆虫という超マニアックな世界を

逆にパラパラめくって見やすいモノに仕立てて知ってもらう。

それが良いんじゃないか、って思ったわけ。


というのも、超マニアックかどうか誰が決めるか知らんけど

あなたが暮らす身近な水辺に、こんなちっぽけだけど

それぞれ姿形や色が違う「生命」があるんですよ

ってことを知ったり感じたりしてほしい、ってのが

今回の企画の大きな目的だったから。




・まずは、イメージ作りのための土台作り。

頭の中やパソコン上だけではできないので、

やはりザラ紙で「現物」を作ってみる。



事前に作ってた、表紙イメージを貼り付けたところ。

これはA6サイズかな。

紙を適当に重ねて綴じて、冊子のようにする。




・中味のイメージ

すでに頭の中にあるアイデアから、落書き風に書いていく。



「微小種カタログ」と題した、種紹介のページ。




・巻末のイメージ

なんでか、巻末ページのイメージがすでにあった・・



というのも、大微小種展が終わった後に

響灘ビオトープで開園1周年企画をしよう!と

すでに決めていたため、その告知をここでしたかった。




こういう状態で手元に置いて、思い付きを書きこんだりする。

どうやったら楽しいものになるかと、

ワクワクしながら考える。

この時間がしんどいけど、実はとても楽しい。





          ⇒ 其の⑤へつづく

 


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新13号(10号其の③)【G.I.2013の足跡~展示レイアウト案】

2014-04-13 10:52:38 | 成果物

ガイドブック制作過程に行く前に、展示レイアウト案の話。

こちらの方が先にあるので。





・前号でも掲載した会場。

ここをどう使えるのか、どう使うか、考えていく。





・いつもザラ紙に、こんな落書き風に何度も書くことからスタート。




・他にも、何だかんだと思いついたことは、メモする。





・で、だいたい決まると、他人に説明するために

パソコンで(ワードだけどね・・)簡単なレイアウト図を作成。





・レイアウトだけでなく、展示生体の見せ方も考える。

例えば、展示水槽はキューブのアクリル水槽を50個。

ギョブ仲間のM氏の発案と手配で、オリジナル蓋も作成。



・また、ライトはLEDにしようと決めた。

当然、素人なので高級なのをどしどし使うわけにいかない。

低コストでいかないと。

だが、安価なのはUSB電源や電池式のものばかり。

すると、あのイケアのものが安いことを知る。



ここは来店して買うしかないやん・・

あ、でも福岡店が最近オープンしたぞ!

G.I.は行く暇がなかったので、購入はY先生にお任せ。

同じ品物を50個も!買ってきてもらう。



・底砂はどうしよう? 

展示生体5mm未満だぜ、おい!?

色が濃い砂はどこにおるか分からん。

大粒な砂は潜って見えない。

う~ん・・・おっ!

「ネグロホワイトサンド」だったかな、

アマゾン川のこの砂が良さげで、これに決定。



・他にも正面の壁一面を使って、微小種を見つめる高校生の大きな紗幕の手配、

左手奥の壁面用に、5mm未満の微小種を100倍にしたパネル手配。

(※常々、ポリシーとして展示水槽は肉眼で見てもらうので・・

 アンケに拡大鏡が欲しいと“若干”あったが、それじゃあダメなんだ。

 だって、われわれも採集時に肉眼で必死に見てるんだから。

 生きている命をそんなに安易、安直に見ちゃダメと思う。

 目を凝らして存在に気付いてほしいわけだ。

 あ、おった!なんて小っちゃいの!!ってね。

 その気付きこそ、野外でのG.I.たちの発見のワクワクやドキドキを

 少しでも共有できるものだと思うんだわ。

 とはいえ、見せないままはイカン。

 ということで、ガイドブックに10倍拡大した写真を載せ、

 会場に100倍に拡大したパネルを設置することで

 小ささを体感してほしい・・という魂胆。)




・展示水槽の生体を説明するキャプションも思案のしどころ。

これまで企画展示では、毎回、試行錯誤を繰り返してきた。

傍目には「あ、またG.I.たちの展示だ」と思われたとしても

「また」というマンネリじゃなく、

自分自身は、毎回どこかで新たな試みをしていたい。

その一つが、このキャプション。


今回はいたってシンプルに行くことに決めた。

また、展示水槽が小さいので、小さめに脇におくスタイルで。

もちろん、展示生体の画像は外せない。

当然オリジナル画像。下手でも。

素人とは言え、ここは一貫してプライドのある場所。


作成は、高校生に任せた。

記載項目や背景色、文字色、フォント、配置等々

いろいろ考えてもらい、何度か修正してもらって決定。



・展示生体の確保と維持も、いつも厄介。

これはガイドブックの最終ページのコラムに書いたので今回は割愛。


※生体確保の状況リスト(一部)




ま、展示のあれこれはこのくらいに。

詳しくはまたいつか。





そんなこんなで大微小種展の展示はできた。

2013年8月2日夕方、この日はナイトミュージアム開催で

館内の照明を落とし、展示水槽等のみライトアップ。

昼間以上にきれいで、「イメージしてたのはこれだ!」

となっていた。

当時の魚ぶろぐでも未公開なので、画像を掲載しておく。













              ⇒其の④へつづく






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