NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

120号 『佐賀県立宇宙科学館。』

2005-08-31 22:13:07 | Weblog

近くまで行く用があったので、佐賀県立宇宙科学館へ立ち寄った。


5月にムツゴロウを採集した時に、ここのN原氏にいろいろ教えて頂いた。
ご報告かわりに、ハゼ展関係のものをお渡ししようと。

預けて渡してもらおうと思ったが、お忙しい中、ご本人が出てきてくださった。
ムツゴロウのエサや飼育環境などについて、話を聞いていただいた。


■館内見学

もう何回も来たところだけど、やはり一通り見学する。


カエルの鳴き声クイズ。・・・さすがに、全問正解。


標本コーナーにあった、タガメやゲンゴロウ。
佐賀県でも、タガメは行方不明らしい。
確実な記録は、1994年と1995年の「2回だけ」しかないそうだ。
しかも、そのうちの1回、佐賀市の記録というのは、何と「死骸の一部」(!)
なのだそうだ。

ゲンゴロウも、そう変わらない状況のようだ。




ここでも世界のカブトムシ・クワガタの標本。ミニ企画展らしい。

武雄温泉に置いてあった長崎バイオパークのチラシを見ても、夏休みに
同様の企画展示があることが書いてあった。

いつかのブログでも書いたけれど、この夏いったい何カ所の施設で
「世界のカブトムシ・クワガタ」をやってるんだろう、この日本で。

やはり、子どもたちには「関心高げ」だった。
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119号 『 夏の終わり。』

2005-08-31 20:47:09 | Weblog

とある夏の終わりの午後、ある川にて。

■魚部カー&N島氏カー

もう着替えを済ませたN島氏。


■すでに現場のN島氏、まだ土手歩く3人組

だいたい魚部員は、いつも着替えが遅い・・・。N島氏を見習おうよ。


■「ドリャァ(気合い)」


■そのエモノ



■のぞき込む人たち&写真撮る人


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118号 『 ご存知? 珍魚「テングヨウジ」と出会う!』

2005-08-29 08:50:30 | Weblog


■福岡県では、2例目らしい。

下流側で採集していた、水館k原氏「こんなん採れました~」とやって来た。
それを見た、畏友N島氏、


「げ、げぇ・・・テングだっ!!」




そう、これが「テングヨウジ」。ヨウジウオの1種である。

畏友N島氏によれば、“福岡県2例目”らしい。
昨年(一昨年?)に、汽水域で採集されたのが福岡県初記録だったそうな。

本来、南西諸島に生息し、そこでは「純淡水域」(=河川)にいるとか。
ただ、太平洋岸の黒潮の影響を受ける地域では、房総半島~九州南部の間で
散発的に見られるようだ。
(繁殖はせず、どうやら死滅しているみたい)

九州以北では、見た感じ「汽水域」で採集されていることが多いみたい。
今回は、川、つまり、純淡水域での記録。
福岡県初はもちろん、他の場所を含めても珍しいことかもしれない。


でも、南西諸島では純淡水域にいる魚が、何で福岡まで来るのか。
フシギだなあ。

それに、福岡は太平洋岸でなし、また日本海側に来る海流の影響も
天草や長崎の出っ張った所に比べ、影響少なそうなのに。


スゴイ確率で出会ったのかも。


■なぜ「天狗」なのか?



鼻が「天狗様」のように長いのである。



(「ガンテンイシヨウジ」の顔部分。
分かりにくい写真だけど、こっちの鼻の方がずい分、短い)

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続報(111号) 『どうやら、福岡では初記録かも。』

2005-08-28 23:49:34 | Weblog

■ユゴイ(111号で、採集報告)のこと

畏友に聞いたところ、今のところ福岡県では初めての記録では
ないかとのこと。

畏友の所属するところで記録がなければ、この福岡にそうそう
それ以上の魚好きがいるとも思えないので、ホントに初記録かも。

というのが、現在の状況です。



■それにしても、撮影者泣かせの魚だこと・・・

小さな魚体を、常にあちらへこちらへと移動するのである。
デジタル一眼レフのオートフォーカスで撮るのだが、ピントが合う前に
動いているので、カメラが付いていかない。

何枚も撮って、どれもダメ、という感じである。
(デジタルじゃなかったら・・・そう考えると恐ろしい。
フィルムをDPEに出して、お金払って、さあどうだと開いたら全部ダメとか。)








■皆さんにもお目にかけたいと考え中です。

水環境館で、展示をしようかと今、考えているところ。
その日まで、頑張って生き続けてほしいものです。

その時は、ぜひピンぼけしていない「生(なま)ユゴイ」を見て下さい!

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117号 『魚部る日は、みんな朝早くても平気!?』

2005-08-28 23:08:38 | Weblog

8月27日(土)

夏休みも残るところ、あとわずか。
昨日までの夏休み課外も終了し、宿題もあるけど取りあえず魚部るぞ!

というわけで、水館スタッフK原氏を迎えに小倉駅へ。


■学校6時半過ぎ集合、小倉駅7時。


魚部る日は、みんな朝早くても平気そう。
朝早い日というのは、県内とはいえ遠くに行く時。

今日はどうだろう? 
いろんな思いが頭にあって、大げさに言うと遠足の前のようかも。
(部員たちはどうなのか? 違うかも知れない・・・。)

と朝メシのパンを食べながら、土曜日の雰囲気漂う小倉駅で待つうちに、
K原氏登場。


そうこうして、出発するわけである。
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116号 『顧問惨敗!~新ドブガイマスター誕生?』

2005-08-26 23:16:30 | Weblog
8月26日(金)

午後3時より、s田・A木君と小倉南区の池へ。
ビオトープ用に「ドブガイ」を確保するために。

2年前の秋、この池は減水甚だしくて、容易に降りられた。
降りてみると、あちこちにドブガイがいた。
この池にはタナゴ類はいないようである。


■あ? 足で採る!

行ってみると、雨が少ないため減水はしているが、甚だというわけじゃない。
せっかくだから、取りあえず入ろうと池に降りる。

膝上~腿くらいの水深で、やはりドブガイを採るなんてムリか・・・
と思ってたら、s田君。「あ、採れた!」



そうこうするうち、A木君も「ホントだ!採れた!!」

どうやら、足で探って採っているらしい。
ドブガイと石とを見分けて。

しかし、もちろん裸足ではないのだ。
魚部スーツを着て、あのフェルト底を通じて、探っているわけだ。


■その結果。

30分くらいで、s田&A木コンビは、何と10個のドブガイ採集。

で、顧問井上・・・0個。惨敗です。
魚部ってる時、みんなの狙いが自分には全く採れずに、いち早く
集中力切らす人がいるけれど、その気持ち痛いほど分かりました。
(もう、途中からやる気もゼロ、でした。)


■新ドブガイマスターに認定?

いつぞや、ある山手のため池からため池へと流れる、
はば50㎝もない、水深10㎝もない水路。

4代目魚部員のO部君、そこから続々とドブガイを引っ張り出しました。
手品のように。

そんなものがゴロゴロいるとは、とても思えない場所だったので
みんなして驚いたものです。
で、そんなマジシャンO部君は「ドブガイマスター」と呼ばれることに。

場所は違えど、水の中から足技でゴロゴロとドブガイを見つけ出す二人。
「新ドブガイマスター」とでもいいましょうか?

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115号 『確率2%の出会い~B川のルリヨシ』

2005-08-21 15:03:22 | Weblog

■A川のルリヨシ

今、水環境館ではA川のルリヨシを展示している。
福岡県産のルリヨシ、初公開である。

(※匠渾身のレイアウト。生息河川そっくり!! 石巻貝が憎い!!!)


これは畏友N島氏(や所属するところ)のご協力のおかげで
実現できたのである。

現在、魚部ではA川で、合計7匹のルリヨシを確認している。
k藤部長1匹、3年k野君2匹、k原匠2匹、そして井上2匹である。

A川では、圧倒的にオオヨシノボリ、シマヨシノボリが多い。
ルリヨシノボリはわずかである。
とはいえ、絶対に見つからないというわけでもなさそうだ。

A川に従来からルリヨシが生息してきたのは間違いなさそうな様子。



■じゃあ、B川は?

別件で違うフィールドに行ったが、散々な空振りだったある日。
隣のB川はどうなのだろう?




河川環境は自然度や勾配など少し異なるが、お隣さんなのでいるかも。
ここまで来たのでちょっと、入るだけ入ってみようかと。

(※実は、3年前、A川やC川に来てルリヨシ探しを試みた時期、
このB川にも来ていた。でも、川を見て「やる気」を失って入らずに
帰っていた。真夏で、しかも一人魚部だったので・・・)


■結果は、2%の確率の出会い

いた!!
ただし、1匹だけ。

(※B川産ルリヨシ。45㎜くらい。)

一方、シマヨシノボリは。
バケツに入っていたのを数えると、ちょうど50匹。

(※B川産シマヨシ。短い区間しか入らなかったが、いっぱいいた。)



そう、2%の確率の出会いだった。




※水温はB川の方が冷たい印象。
 テナガエビは、A川がほぼヒラテテナガで、B川はミナミテナガも
 けっこう見られた。
 また、A川はカワムツ優勢、B川はタカハヤのみという違いも面白い。
 さらに、A川は石巻貝がスゴク多いが、 B川のこの場所はサッパリで
 カワニナばっかり。
 (ま、特にB川は、恣意的なホンの30mくらいに入っただけだけど)
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114号 『福岡県のウグイのこと』

2005-08-20 22:59:38 | Weblog

■ウグイ

(8月18日、福岡地方の川で採集。65㎜くらい。)


■福岡県の日本海側(玄界灘・響灘)・瀬戸内海側(豊前海側)は
超マイナー

ウグイなんて!
と他地域の人は思うくらい珍しくない魚だろうけど、
このエリアでは「超レア魚」

紫川でも、過去に1例記録があるだけみたい。
(山口県産を放流した人もいるらしいけど)

遠賀川の達人である、F上氏によると、遠賀川水系八木山川には
いるそうだ。
(でも、何でそこだけなんだろう? もとからいたのかな??)

また、畏友N島氏によれば、福岡地方の小河川の河口付近で
幼魚が採集されたことがあるそうな。


というくらい、超マイナーなのだ。
で、それが福岡地方のある川の下流部で、採集された。うれしかった。
5匹。
たぶん、まだいるでしょう。

降海型なのでしょうね。
唐津から来たのかな??

ということで、以下その他近隣のエリアのウグイについて。


■福岡県の有明海流入の筑後・矢部川では

資料を読むと、フツーにいるようだ。
矢部川しか捕まえたことないけれど。


■福岡以外では、多分メジャー

お隣の山口県。
ふつうにいるようだ。

お隣の大分県。
山国川に耶馬渓という場所がある。
鯉にエサをやる所があるが、鯉に混じって大きなウグイが
何匹もバクバク食べに来る。

お隣の佐賀県。
例えば、唐津の松浦川。
図鑑や資料を見ると、フツーにいるらしい。

あら?
お隣の熊本県は?
県境の大山川(筑後川)の杖立温泉付近は、釣ってる人が
いるけど、ほかの川は?? 知らん。


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113号 『アメリカザリガニ』

2005-08-20 22:41:59 | Weblog

20日夕方、雨がぱらつく中、ザリガニ採り。

ここは、4代目魚部員O部君(懐かしい!)の秘密の場所。
といっても、裏道なのに車や人もびゅんびゅん通る。

何せ、魚部スーツとかいらん。
道ばたの、フツーのドブ溝。


■わずか15分くらいで。




大きいヤツばかりを選んで、これ。
逃がしたの入れたら、この倍ですね。

大きなメダカも、何匹もいる。

不思議なドブ。
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112号 『第2回ハゼ講座~無事終了!』

2005-08-20 19:29:06 | Weblog
8月20日(土)

第2回ハゼ講座。
今回は、2回とも部長k藤君の「模範演技」。

前回は大入りだったが、今回はもう夏の終わりだし
5人くらいかなと、思っていた。

しかし。
フタを開けてみると、予想と大違い。
やはり、定員30名近い参加があった。

参加の皆さんに、感謝。


■ハゼ講座のようす

「なぜ、山の中にヌマチチブがいるのか?」を語るk藤君




「トビハゼの水泳実験」?をするA木君



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