NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

北九ギョブ163号【響ビ1周年企画⑤「チラシ&ポスター」~G.I.2013】

2014-09-25 00:02:23 | 成果物
まずは、配布作業が待ち構えているので

チラシ&ポスターからとっかかる。



チラシを作るということは

=企画が全て確定



なん、オマエ!そんなん当たり前やろが!!

ごもっとも。

しかしアナタ、当事者の身になってごらん。

これが実は企画が滑り出していく根本だけに

意外にたいへんなんやけ・・



この時だって、第1校2013年8月7日、戻し8日のため、

(印刷屋さんのお盆休みがあるので直前に戻し、

 お盆明けに第2校という、綱渡りの段取り)

夏風邪の只中、8月1日にデータ入稿している。

つまり、大微小種展開始直後の7月後半には

もう詰めの作業をしてるっつうわけ。


(※高校生らも当然、この時期は大微小種展しか頭にない。

 ほかの関係先の大人たちも多くは、まだまだ先の話。

 でも、自分は大微小種展の維持を気にしつつ

 秋の響灘ビオ企画をどんどん進めていかないとヤバい。

 その温度差、焦る身にはけっこうしんどいわけだ。)





企画が確定しているということは、

1.全体の目的・コンセプトが確定

2.4つの企画の日程や大よその概要が確定

3.1と2の事前調整が各関係者へ周知済


ということを意味する。



そのうえで、入稿データの作成、

つまりチラシのデザイン案を考えなくてはならない。

それには下記の2点が関わってくる。


1.どんな雰囲気のデザインにするか?

企画展チラシはもう、魚部活動15年間で10数枚作成してきた。

なので、これは魚部活動全てに通底する思いだが

「他人がみたら一緒でも、

 少なくとも自分たちは新たなチャレンジをしているつもり」

これがひじょーーーーーーーーーーーうに大事。

これを忘れたら、展示や観察会などの「伝えること」啓発活動

なんか、ヤメチマエ!!! ってほどに。

ただ漫然と、この時期だからこのことをする・・ケッ!なのである。



いかんいかん。

熱くなって話が逸れかけだ。

で、今回は「水生昆虫パラダイス」がキーワードなんで

チラシの表紙テーマは「水生昆虫曼荼羅」にしてみた。

(これ、けっこう人に話してないかも)

高校生が水辺の草むらに座り込んで、

小っちゃなケースの極小そうな水生昆虫を

ひたむきにのぞき込んで見つめる姿を画面中央に。

その周囲に響灘ビオに生息する水生昆虫たちが

ぐるりと囲んでいる、、、というもの。



2.各企画をレイアウトしていく

主に裏表紙。

(詳細が決まってないことを誤魔化しつつ)

しかし、何を・いつ・どんな形でやるかという

間違いない情報だけはきちんと伝えるものにする。


で、今回は10万枚(!)印刷。

北九州市内の全ての小・中学生に配布してもらう。

それは来ない子どもの方が多いに決まってる。

家に持って帰って、保護者など家族も見るかもしれない。

そんな子どもたちや大人たち、つまり市民にも、

こんな場所があるってことを

こんな取り組みをしてる大人や高校生がいるってことを

心の、記憶の、片隅にでもとどめておいてもらうため。



そんな遠回しなことして効果あんの???

って思った、そこのアナタ。

やらないより、やった方がマシ、じゃない。

この程度の努力で済むのなら。



じわじわでも自然環境意識が高まったり、

あるいはじわじわでも響ビオの宣伝になったり

関わる人はそれくらい怠っちゃダメだと思う。



水環境館の11年間でも常々、それは思ってきたから。

なんでヤンナイんだろう?

なにが忙しいんだろう?

それが仕事じゃないの? 、、、、etc って。



あ、また逸れてる・・

で、内容紹介に加えて

今回は「水生昆虫クイズ」を入れてみた。

“この中で、背泳ぎをするには、誰?”

ま、答えはぜんぶなんだけどね(笑)



こんなことを思いながら、作成した原案がこれ↓

3.勿論これも、各関係者にチェック、周知




入稿し、

8月7日第1校(9日戻し)、19日2校(22日戻し)、

26日3校(27日校了)、29日印刷

そして9月3日納品。




ここからは、スタッフや市環境局、NHKの出番。

しかしながら、ここまで1か月、

印刷会社と二人三脚でやって来た努力や時間が

ポンと出来上がりを見るだけの人々には実感しにくい・・

(きっと自分だってそう)

なんで、またここでひと悶着。


こうした悶着をたくさん乗り越えながら

完成までこぎ着けるのが

こうした文化的な取り組みの典型的パターンと言える。

それが醍醐味であり、

そうでないと達成感も味わえないんだけどね。








  ん~、次号からは1周年記念図鑑、のことにしよ。









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北九ギョブ162号【響ビ1周年企画④「日々是締切。」~G.I.2013】

2014-09-24 23:24:05 | 成果物
前号でお盆明けから、と書いたものの

8月に入ってすぐ、

外注物の全てを頼むマツモト印刷のMさんと打合せ。

数日後、彼女からスケジュール表が送られて来る。




大物は、1周年記念図鑑。

時間的に早く上げるのは、チラシ&ポスター。

そのすき間に、クリアファイル、各種A1パネル、

外に掲げるターポリン看板、etc




で、このスケジュール表も改定を重ねていくのも

いつものこと。



こちらは9月に入ってのバージョン。

進行や締切が目に見えるちゃ、目に見えるけど

ときおり終わるんかいな・・という気分にもなる。


入稿⇒戻し⇒校正⇒戻し⇒校正⇒戻し⇒校正・・・

それぞれの項目で、何日までに何があって

何日までにどうしておかなくちゃと頭がいっぱい。

(で、そもそもこれは厳密には本業ではない、し。

 さらに言うと、理不尽な状況下でやってる、し。

 ま、傍から見れば好きでやってんでしょ、だろうし。)


ワァオゥ!とときどき叫んで、誤魔化す。







ささ、次号は、一番急がんといかんチラシ&ポスター案だ。





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北九ギョブ161号【響ビ1周年企画「6,7,8月上旬は・・」~G.I.2013】

2014-09-24 18:46:18 | 成果物
前号の企画書は、6月27日に提示したのだが

この時期は大微小種展(4月ごろに関連記事)の

準備、設営、維持というのが目前の大問題。


それに、大微小種展⇒響ビ1周年企画と

展示内容や用品など連動する部分も大きいため、

いったんは大微小種展に専念。

※想像以上の大きな反響もあったし。


しかも、G.I.は2013年7月24日、25日の

灘中学・高校の生物部さんのフィールドワーク案内後

ついにバテて、夏風邪。



しかし夏風邪なんて

この後、8月中旬、お盆明けから襲い掛かる

世にもオソロシイ締切ラッシュに比べれば

ぜんぜん大したことないとは、当時は知る由も無かった・・




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北九ギョブ160号【響ビオ1周年企画③「企画練り⇒共有化」~G.I.2013】

2014-09-24 18:18:56 | 成果物
以下の4点に取り組むことに決めた。

1.図鑑制作(1周年記念誌として)

2.企画展示

3.ワークショップ

4.記念グッズ制作



そこまで至るまで、まずギョブ仲間のM氏の存在が非常に大きい。

彼は2011年度の紫川大図鑑、

それと水環境館を中心とした紫川を知る企画から

ただの参加に留まらず、ブレーンとして加わり続けていただく。

(それまで「大人」がG.I.のみだったので

 常に相談できる相手がいることが本当に心強かった!)


さて、そのブレーン、M氏とは

2013年5月ごろより、かなり頻繁なメール・電話で話し

時には直接、北方の秘密基地「にいな」で何度か会って

アイデアを出し合い、企画創りを進めてきた。


また、M氏はNHK北九州とのコラボをする企画を立て

資金的な面でのサポートも

2011年度に続き、2013年度も存分にしてくださった。

(※お断り:北九州市(環境局)が僅かでも資金を出したわけではない!)






そうこうして、上記の4点の企画の柱を立てる中で

北九州高校の高校生たちや先生、

響ビオの岩本光徳氏、

印刷会社のご担当、

NHKの方々、

(いちお環境局)

に了承や理解、あるいはダメ出しをいただいて決めていった。

また、ギョブ相談役のN氏にも当然のことながら

お知りおきいただいて、

来たるご登場の出番(=図鑑制作!)をお待ちいただいた。



それらを1度文書で提示したのがこれ↓

サイズデカいけど、掲載しておく。




ま、この提案書一つとっても

G.I.がやらんと何も生まれないことは

一目瞭然なんだけどなあ・・と改めて思う。

自分で言うの、ヘンなのは分かってるけど。


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北九ギョブ159号【響灘ビオ1周年企画②「目的」~G.I.2013】

2014-09-23 18:36:10 | 成果物
大きな目的は一つ。


開園1年を経過して、

「響灘ビオが素敵な場所だ」

改めて伝えること。





開園当初はたいそう話題になった。

ただ、取り上げるものが

発信する側も、

受け取り理解するメディア側も

「鳥」「ベッコウトンボ」がほとんど。


もちろん、目玉だし

発信して当然の話題に間違いない。

しかし、響灘ビオに限らず

こうした自然を紹介する施設などが

「絶滅危惧」ばかり前面に押し出すのも

芸が無いかと感じる。


メディアは残念ながら、

そのことだけしか気にしない方が大半だが

だからと言って迎合するのではなく

逆に教えてさし上げる必要があると思う。

(ま、一般向けに分かりやすい、からなんだろうけどね)


で、何を発信するかというと

多様さ。

素材は、水生昆虫。


鳥がたくさんいるのも、虫たち、

それも水生昆虫たちが非常に多様で豊富なことと

無関係じゃないと思う。


ここの、あり得んほど多様な水生昆虫の姿、

しかも、一般向けには超マイナー・・

これを発信することで

響灘ビオにも、水生昆虫にも

相乗効果があると考えたわけ。





開園1周年という、

大切な誕生日をしっかり祝うことで

開園する数年前から調査活動に

多大な便宜や支援をしてくださった

岩本光徳氏らの気持ちに

報いたいというG.I.個人の思いが強かった。


じゃあ、何をする?

という内容を決めていくのが次の段階。

それは次号で。


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北九ギョブ158号【響灘ビオトープ1周年記念企画「序」~G.I.2013】

2014-09-23 12:48:53 | 成果物
いつもなるべく生き物話題を

「気軽に」「手軽に」紹介するよう心がけてる。

このサイトに来れば、

身近な水辺の生き物に出会える気分になってほしいから。


時には、ワクワク・ドキドキだけじゃなく

生息地の消失だとか

目にした悲しい状況も書いたりするけど

それすら身近な現実だと感じてほしいと思う。


そのお気楽ゴクラクさからか、

G.I.はじめギョブメンバー

いつも楽しくやってますね~的に

思っていただくことも多い。


それはそれで、当方らの思惑通りに

身近な自然やそこの生きものたちを

楽しみ感動してるのが伝わってるんだから

うれしいこと。


しかしかながら、どうしても消せない鬱屈なんかも。

ま、G.I.は、ね。

他のメンバーは・・サァ、どうでしょうね?


で、備忘録でもある魚ぶろぐなので

どうしても純粋な生き物の記録だけでなく

「人間」が悩んだり、凹んだり

そんなプロセスも書くことにしてる。


今回は、重い腰を上げて

(だって、そんなに楽しい作業じゃない)

まとめておこうと思う。





■4月のはじめに、2013年夏の「大微小種展」に関わる

さまざまな取り組みの成果と過程を新・魚ぶろぐに詳述した。


北九州高校・魚部という、

同じ枠内にいた従来とは全く異なる環境に置かれ、

外側からこれまでと同等、もしくはそれ以上の

エネルギーを傾注した。


活動の存続こそが適正な状態を取り戻すことにつながる、

それを信じ、それに賭けたからだ。


ところが対象にした人々は、残念ながら

そこまで理解できる連中では無く

周辺の人々の一部すらG.I.の関わりの大きさが

根本的に分かってない事態も出る始末。

(哀しいもんだ・・)


そのとき溜まりこんだ負のエネルギーを

成果物が仕上がっていく過程を初めて詳述することで

記録しておくというメンドクサイ作業にぶつけたわけ。


しかし、2013年の2大企画の一つ、

「響灘ビオトープ1周年記念企画」は

また今度、と言ったままで数か月放置。





気づけば、あれから1年。

今頃は1周年記念図鑑でヒイヒイ言ってたナァ・・

と思い出す。


4月当初の負のエネルギーは望めないが

書いて記録しておかないと

そこに傾けた情熱や努力量、時間は

平気で無かったことにしよう

(いや想像力欠如でそもそも理解できてない?)

という輩もいたりするし!!







ともあれ、ここまでがG.I.2013の足跡なので

書いてキリをつけておきたい。




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北九ギョブ157号【ギョブ仲間のU氏と~2Monsters(笑)】

2014-09-22 18:05:52 | 魚部仲間
ギョブ仲間のU氏(ご夫妻)と久しぶりにお会いした。

(福岡市のアバシでお別れして以来!)



待ち合わせのうどん屋でご馳走になった。

超人気店のようで、スゴイ行列。

しかし、積もる話がたくさんで気にならず。

うどんも最高!

かき揚げ、バリデカ!バリウマ!!





さらに、「ウチに来る?」と何とご自宅までお誘いいただき

2時間も話し込んでしまった。

特に去年からの苦しい時期に、メールや電話、文章など様々な形での支援を

いただいたお礼や現状、これからの北九州魚部の展望を聞いていただく。



また、本職の「ムシ屋」であるUさんから

ご自身やご夫婦揃っての蟲採り譚はもちろん

蟲と蟲にかかわる人々の無茶苦茶楽しい話をいっぱいうかがった。



ホントは久々の再会の記念に、写真をご一緒したかったが

気恥ずかしくて言い出せず、掲載のうどん屋から出るU氏のマイカー

しか画像が無い・・・



ともあれ、2003年頃の初めての出会い以来、

ずっとお付き合いいただいていることに改めて感謝。

G.I.や魚部活動への応援やご協力には、本当に有り難く思っております。






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北九ギョブ156号【ため池の魚~アブラボテ。】

2014-09-22 01:02:29 | 淡水魚
最近ときどき書いてる、ため池の魚シリーズ(?)







山あいの突き当りにある池。

ジュンサイが水面を覆い、水深はとても浅い(10~30cm)。

このすぐ上にも同じような池があるが、そちらはジュンサイ無し。

が、どちらもアブラボテの姿。





豊前方面では田んぼでアブラボテの稚魚を見かけた。

水路、さらにはその先の小河川との連絡があるからだろう。


ここはすぐ下は田んぼだけど、山に向かって上がった突き当り。

自分で上がって来たのか、それともわざわざ誰か入れたのだろうか!?







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北九ギョブ155号【ガッツリ痕(=草負け)出るほど!?】

2014-09-21 22:31:15 | 調査
予定変えて2カ月ぶりのコバンムシ・モニタリングでもちょろっと、、

と思ったが、声掛けした生き物好きメンバーと都合が合わず。

もともとの予定通り、このごろ調査してるエリアの新規調査をした土日。



今回は、使ってる地図ソフトが詳細データを出せない場所が多く

探し出せないかと思いきや、意外と見つかった。


加えて、通りすがりで入れそうな池にも会ってしまったので

いつも通りそんなに気張ったつもりなかったけれど

(気張ると持たんので(哀))

数だけはこなしてしまった・・



しかも、事前に出会いたいものだと思ってたヤツにはかなり出会えた。

唯一、タダゲンだけは新規開拓できず、次回以降のいつかということで。









知らず知らず、熱心にやってしまったのかどうか

気づけば腕がこんなに「草負け」・・。








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北九ギョブ154号【9月下旬のキンイロネクイハムシ。】

2014-09-21 18:46:39 | 水生昆虫
更新頻度よりもネタの方が多いせいで

アップしているネタは多くはちょっと前のモノが多い傾向。

じつは。

(そのままお蔵入りもいくつも。)





今回は新鮮なうちに。

てか、昨日の話。

新たな場所で見つけたキンイロネクイハムシ。

文献等では姿が見られるのも今月中みたいなので

もう終わりかけ、ですね。


日の光にあたると、とてもきれいです。






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