NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

北九ギョブ143号【ため池の魚~シマヒレヨシノボリ。】

2014-08-31 15:45:49 | 淡水魚
ひさしぶりの、ため池の魚シリーズ。

今回はヨシノボリの中でも、シマヒレヨシノボリ。


記憶があいまいだが、2007~2008年頃に

ここのはそうじゃない?って思ってた宮若市産の個体を

この和名を提唱した鈴木寿之さんに送ったりした。


その数年後、N相談役に、O川流域の池で見たと聞いた。


そのシマヒレちゃんの話題。





オス

メス(卵?で腹部が大きい)



4月、直方市。

泥の多いため池で。






オス

オス

メス(これもお腹が大きい)

降りた、池の脇はゴミだらけで辟易。

でも、水質は良いようで、透明度も高い。
泥部にはマルタニシも多い。

底は多くが砂質で、山から流れ込む水が多い。
水昆的には×。

ギョブカー、行けるとこまで進入。
ここから先は荒れ果てて、歩き。

6月、川崎町。

砂や砂利の多い、ため池で。




そういう条件のところにばかり行くので、いずれも山に近いため池。

宮若市産も同じ。

で、宮若市産も、N相談役の話も、今回のも、すべて同じ流域。

(ぜんぜん場所はバラバラやけどね)



若松のある池のが、?と思うけど、

?と思ったのがずい分後で、画像がどこに行ったやら。

追加個体も取れずで(そんなに本気でそれ狙いしてるわけでもなく)。



旧大平村の、高速道路で改変されてるキボシ生息池にもヨッシイが

たくさんいて、高校生たちに飼育してもらってたけど

あれはどうだったんだろ?



つうわけで、北九州魚部では、ため池のヨシノボリ(特に県内)にも

心に留めて活動しておりまする。












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北九ギョブ142号【グーグルにビックリ。】

2014-08-28 22:30:00 | 日常
G.I.です。

夕方、グーグルの画面をぼうっと見てて思った。



  あ、なんで今日はケーキなん?



よく何かの記念日とかで、Googleの文字がデザインされてますよね。


  へえ、何の記念日なんやろう?






  ワシかいッ!
  


みんなが知ってる機能なんかもしれんけど、

自分は全く知らんかったので、驚いた。


今日は朝からうれしい驚きもあって、久々に心地よい一日。






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北九ギョブ141号【オンブバッタ、脱皮中。】

2014-08-27 01:05:28 | 陸生昆虫
雨の多い8月のある日。

庭の、ヘラオモダカの葉の上でオンブバッタが脱皮中。







庭は草抜きしまくってここ(コンテナ・ビオトープ)しか草が無いもんで

仕方なくこの場所で、なんだろうね。



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北九ギョブ140号【こうして池もハッチョウトンボの生息地となる、のか。】

2014-08-26 22:55:47 | トンボ
北九ギョブ139号、つづき。





池の土手(堤)側に来た。

奥は最初降り立った、池尻側。


そんなに大きな池ではないし、

そもそもそれほど深い池でもなさそうだが。





ふと、数m先を見ると、そこにもハッチョウトンボが。





近づいて写真撮ろうと、土手側から足を踏み出すと


  ズブズブズブ・・・・



たちまち腰まで埋まる。

  なん、深いやんか。

さらに踏み出すと、もっと深い感じ。






どんどん泥で埋まって、(泥深いものの)水深自体は浅くなっていく。

同時に植物が生い茂る。

すると、いかにもハッチョウトンボの好む生息環境が出現する。



最初は人間が創出した、ため池という水辺、

(※もともと湿地を池としたところも多いだろうけど)

使われなくなって荒廃していく池のいくつかは

ここのようにハッチョウトンボにとっては、救いの場所になるわけだ。

もちろん、遷移の状況次第で、永遠というわけにはいかないのだろうけど。





そんなことを考えながら、腰まで浸かってハッチョウ君を眺める夏・・・








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北九ギョブ139号【こんなに小さいんだ♡・・初ハッチョウトンボ。】

2014-08-25 00:24:14 | トンボ
夏のある時、ある場所で。


池と言うのはだいだい、何らかの

そこを利用する人が通るルートがあるもんだけど。


ここは道路からそんなに遠くは無いけど、

近ごろ人通ってないでしょう?というくらい、荒みかけ。

(そんなのが多いのが実情だろうね)





土手側。たどり着いた。




ここもヒツジグサ中心に植物豊富。

水昆的には良い池。




池尻側に回り込む。

抽水植物が繁茂して湿地状態。

ちょっとオジャマして、池の中をズビズビ進ませてもらう。




池尻側から土手(堤)側を見ると、こんな感じ。






意外に、かつある程度予想通り、あまり何も居らん・・

暑くて、途中で挫折しそう・・池で行き倒れ(笑)とか

思いながら、立ちつくしてると、、、



  ん?





「なんか、あの赤トンボ(※黄色囲み)、小っちゃくね?」

目の錯覚じゃなく、ヒツジグサの葉と比べて明らかに小さい。



  あっ!これがハッチョウトンボなん?



ということで、初めて見た(と思う・・見逃しあったかもだけど)

そこで、じっくり見てみると、居た居た!!!


オス同士で、縄張り争いしてるヤツ、メス、あるいは未熟個体、

いろいろなハッチョウトンボ。




オス。





メス。




メスの未熟個体(という表現でOK?)

羽化してそんなに時間が経ってなさそうなヤツ。




うう~ん、感動した!(K泉・元首相風に・・古ッ!)










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静岡ギョブ 第2号【白いサワガニ!】

2014-08-21 16:47:49 | 淡水・汽水甲殻類
タイトルにある通り白いサワガニを発見!

それがこの子↓


発見したときは白過ぎてサワガニじゃないかと思ったほど。

サワガニの色違いは沢山見てきたけどここまで白いのは初めて。

発見したのは川ではなくお寺の階段のところ。

珍しいな~と思いつつ、この日は山やらを巡りまくっていました。

すると、別の場所でまたまた発見!

しかし、隙間に逃げられて写真も撮れず。

さらに、次の日にも山頂付近でもう一匹発見。

全部別々の場所のはずなのに白いサワガニばかり。

この地域のサワガニは皆真っ白なのかな?

静岡が地元の友人に聞いてみたところ、

東部には白サワガニがほとんどと言っていました…。

もっと探してみると何か分かるかもしれないですね。



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北九ギョブ138号【G.I.推し!「留めさんうどん」~紫川大図鑑補遺】

2014-08-18 00:02:18 | 地域



G.I.です。

『紫川大図鑑』(2011刊)では、よっしい君らと一緒に

流域の名物(ひと・モノ・事)をインタビュー取材した。


中で、「小倉肉うどん」も流域の名物として、

今浪うどんさんを中心に紹介している。

この記事は、本職である地域コミュニティ誌の記者さんからも

「おもしろい!よく取材できましたね!!」

とお褒めいただいた。


しかし、残念ながら、その後、閉店してしまったのも2店ほどある。


逆に、うれしいことに新規開店されたお店も存在する。

その新店の中で、非常に気に入って、通っているのが表題の


  「留めさんうどん」(小倉南区日出町)



何が良いって、美味い!!!!!

スメも、麺も、ほほ肉も、ぜんぶ美味い。

麺はツルッツルで、よもぎ麺も選べ、G.I.はこればかり。

ほほ肉も、すごく丁寧に処理され、ホロホロに煮込まれ、いい味。

で、そのうどんは・・・




このときは違うけど、いつもの注文は

「よもぎ麺の並盛で、肉肉(ほほ肉が多い)。そして玉ねぎ天といなり。」

で、この玉ねぎ天も揚げ立てのアツアツ。そしてボリュームたっぷり。



昨日のお昼も行ってきたんだけど、注文を覚えられてしまってた・・(笑)





某グルメサイトでも、小倉南区総合3位になってて

そのせいかお客さんが増える一方。

で、昨日は昼時すぎてもさらに多い感じ。

それでお忙しそうですね、と聞いたところ

「毎日新聞に出たんですよ!」



早速その記事を見ると・・(クリックで記事拡大)


※あ、4月にギョブ問題を取材してた記者さんの一人の記事だ。


なかなか大きなカラー記事で、うどんが美味そう!!

そうそう、9月まで限定で、よもぎ麺うどんのザルもあるんよね・・

まだ食ってないけど。





ということで、『紫川大図鑑』の小倉肉うどんページの補遺。


※店の場所:小倉南区日出町

      (北九大からサンリブ守恒に行く道を、

       北九大グランド過ぎて、カーブを回ったとこで右の小道に入る。

       すると角にお店。地元やないと分かりにくい。駐車スペースは4~5台?)

 営業時間:10時~14時

 定休日:火曜日




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北九ギョブ137号【小判モニ③(2014.7.23)】

2014-08-17 10:58:59 | 水生昆虫
小判確認から4回目、モニ通算では3回目、

今年度は前回から2か月半ぶりの2回目のモニタリング調査。


生息継続の確認は大前提だけど、今回の主テーマは「繁殖状況」。





増水していて、よく出くわす水位。

で、今回の調査範囲は、堤防の半分だけにした。

やっぱり、あんま、かき回したくないんで。

※同様の理由で、調査範囲も負荷を掛けすぎないような

 ガサガサにしてるつもり。

 オラオラ!ウリャウリャ!的な網入れはしたくない、しない、ってこと。




【結果】

全て幼虫のみ、36個体。

2令~終令くらいがそれぞれいる、ってとこだろうか。





この辺は、終令かね?





色の黒めなヤツって、脱皮が近いの?

緑なんと、黒いんと、両方居るんよね。

幼虫の継続飼育したことないんで、よう分からん。





こういう、なんての?、枯れてるのか枯れてないんか

ここには小さめの幼虫が多かった。





こんな感じでね。

たぶん、画面の中に、4、5匹おるはず。





目視してると、水中に居る幼虫が見えた。

透明度はそこそこあるんで、動くとよく見える。


上からやったらいいけど、位置的に横から撮るしかない。


泳ぐ訳に行かんので、ファインダーが覗けん。

なので自分は立ったまま、カメラだけ水に浸けて

この辺かな?と適当にシャッターを押して撮ってみたのがこれ。


やっぱり、ピンボケ。

ま、現地の生息写真ということで。






ほか。



コガタノ終齢ちゃん。

もうだいぶ黒ずんでるので、上陸近そう?





ベニイトトンボ。






池の傾斜がきついんで踏ん張ったり、

網入れたり、

頭ん中で数をカウントしたり、

構成メンバー(幼虫の年齢ね)考えたり、

写真撮ったり、でやること多いんで、こんなもん?






次回モニは、昨年度できんかった時期に実施予定。




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北九ギョブ136号【小判モニ②(2014.5.5)】

2014-08-16 09:25:43 | 水生昆虫
前回のモニタリングから9カ月も空いてしまった

2014年5月5日に実施。


ある「一」つの「諸」事情のせいなんだけど、

ま、ええやん。


寒い晩秋以降は移動も少ないだろうし、

冬をまたいで年を越しても、生息しているかという

確認になるからね。


あんまり何度も行くのも、攪乱してしまって

生息環境にダメージを与えたら、何のためのモニタリング?

ってことになっちゃうし。





生き物好きの高校生と一緒に調査。

この時はかなり減水。

(時期によって変動してるのかな、

 時々こういう水位のことがある)





結果は・・年を越しても、おった!

かなり広めに採集調査して、28個体(全て成虫)。

ステキなことだ、スバラシイ!

ひと安心。

※山一つはさんだ隣の池では、成虫1個体を確認。

 こっちは見た感じ、水などがあまり良さげには見えんやった。

 小判的にはどうか知らんけど。







チュブホソおるかと思ったけど、見つからず。

代わりに、高校生がもっと小さいミヤタケを採集。





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北九ギョブ135号【小判モニ(2013.8.16)】

2014-08-15 22:31:36 | 水生昆虫

G.I.です。

北九ギョブ131号つづき。


2013.8.16(もう約1年前やんなぁ・・)

5月に確認した小判の、その後の生息状況を見に行った。

不定期的になるが、モニタリングすることにしたわけ。





知り合いの生き物好き高校生ら3名と一緒に。

(G.I.は骨折のため、調査を見守り。)




(現場撮影)


30分程度、調査。

その結果、合計27個体を採集確認。

成虫1個体、残り26個体は全て幼虫(終齢12個体)。





とりあえずは、繁殖していることが分かった。







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