NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

624号【オオミズムシ~1年に2回(以上)の繁殖】

2007-08-31 23:00:42 | Weblog


オオミズムシは1年に何回繁殖しているのだろうか?



春頃、幼虫が見られる。
それが成虫になり、また夏に繁殖している様子だ。

すると1年に2回は繁殖していることになる。



■豊前地方(2007.8)



この池では成虫とともに、下の写真のように幼虫が見られた。




■北九州市内(2007.8)



昨秋、初めて北九州市内で確認した生息地でも、
成虫とともに幼虫の姿があった。


■繁殖は何回?

初めてオオミズムシを見たのは、2003年3月中旬。
宗像地方のため池だった。

その時、3令程度の大きさの幼虫も採集した。
まだまだそんなに暖かくはない時期である。

その幼虫は一体いつ生まれたものなのか?
まさか早春というわけではあるまい(根拠はないけど)。

それとも秋に生まれ、成虫になる前に寒くなってしまい、
幼虫のまま越冬したのだろうか。



  どなたか詳しい方はいますか???

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623号【陸生形で生き延びようとするが・・】

2007-08-30 21:21:16 | Weblog

県内の、あるため池。
ほ場整備計画のため、池が干されていた。




見ると、わずかに残った湿った場所で水草が生き残ろうとしていた。
キクモとミズユキノシタだ。


「陸生形」作戦。
水が再び溜められる時まで耐えようとする作戦。


しかし、果たしてそれで乗り切れるかどうか。
池そのものがどのように残っていくのか、全く不明。

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622号【良い池は水草も豊富、そして何故か切なくなる。】

2007-08-29 00:06:21 | Weblog


ジュンサイが群生してる、あるため池。
水生昆虫調査に訪れたが、水草も気になった。

良いため池は生き物たちが豊富、水草も例外ではない。
そんなため池には、あまり出会えないけれど。

そして、そんなため池に立っていると、切ない気持ちになる。




ミズスギナ。
全国的に少ない、この日本固有種の水草。
この池ではちらほらと見かける。





優勢なジュンサイの中に、ガガブタがわずかに葉を浮かべる。
よく見ると、小さな白い花を咲かせている。

園芸種のスイレンも美しくはあるが、この慎ましやかな花も素敵。




イヌタヌキモも、あちこちで黄色い花を咲かせている。



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621号【撤収チームの1年生部員、初の琵琶湖。】

2007-08-27 08:47:26 | Weblog
8月26日
朝6時半に出発し、午後琵琶湖に到着。


大津SAで、初めて琵琶湖を見る1年生部員たち。



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620号【明日は、この夏2度目の琵琶湖行き~展示撤収】

2007-08-25 22:58:25 | Weblog
8月25日(土)
今日はケーブルTVのロケ。小倉南区の番組で。
暑くて暑くて、重い体にむち打ってガンバル。
9/1~9/15に放送予定だそうです。
(ロケの様子は後日掲載)


さて、明日はこの夏2度目の琵琶湖行き。
明日26日で、琵琶博での展示が終了するため、その撤収作業。
今度は1年生6名が行く。

さきほど、閉店前に小倉駅裏でレンタカーを借りてきた。
借りた10人乗りワゴンは、良く見れば展示設置に行ったときと同じ車。
あ~もう1ヶ月経ったんだ。


早朝6時に出発し、午後に到着予定。
せっかく良いチャンスだから、1年生たちに館内見学をさせる。
顧問イノウエは魚部展示をしっかり目に焼き付けておく。
あと館で待ち合わせてお会いする方もいる。


閉館後から作業開始。
ま、片付けるのは早いでしょうね、きっと。

終了後の晩ご飯は、再び魚部ねっとわーくK尾氏とお会いする予定。
今から楽しみです。

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619号【10周年企画「紫川で川遊びイベント」】

2007-08-25 22:47:28 | Weblog
これも8月11日の活動。

午後には「紫川で川遊びイベント」を企画し、開催。
魚部だけでなく厚狭高校や盈進中学高校の生徒さんたちも
一緒に、一般市民の方々と紫川を川遊び体験しようというもの。

水環境館イベントではあるが、企画・資金調達はもちろん魚部。
バス利用の移動等もあるものの、何と参加無料!!!

魚部としては、体も知恵も時間も使い、さらにはお金も使って
市民の方々に水辺体験してもらおうという、献身ぶり。

そのせいかどうか、申し込み初日で参加定員に達してしまった。



炎天下でやるのを避けるため、
バス車内で、自己紹介やグループ分けの連絡。

小さなお子さんも多く、また川遊び初体験の方もいらっしゃるので
できる限りの配慮はしておく。

バスも冷房効かせて、待機してもらう。




各グループごとに分かれて、スタート。
3校の高校生たちも振り分けられて、一般の方々と一緒にギョブル。




みんな夢中になって、網をのぞき込む。





小さな子どもたちも、一生懸命に網を使う。

水が冷たくて心地良い。




男の子も女の子も、みんな一緒に。


1時間半ほどの川遊びをし、その後グループごとに「今日のふり返り」。
捕れた魚について学んだり、あるいは今日の体験を話し合ったり。
その中から1人代表者を選んでもらった。

そして、帰りのバス車内で「全員でのふり返り」で発表して、
今日の体験の感想や思いを共有しあった。




思いっきりの夏空、夏山の風景の下で、参加者全員で記念撮影。



  ご参加のみなさん、いかがでしたか?

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618号【10周年企画「高校生の発表を聞く」】

2007-08-25 22:18:45 | Weblog
8月11日の活動

この日、10周年企画の一つとしてイベントを実施。
午前中には水辺で活動する高校生たちの話を聞くことを
テーマにしたものを開催。

山口県立厚狭高校の生物部、盈進中学高校(広島県)の
環境科学研究部の方々をお招きした。




まずは各高校の紹介。





山口県立厚狭高校の発表。

メダカに注目し、分布だけでなく、カダヤシとの種間関係など
さまざまな切り口で研究に取り組んでいる。




広島県福山市からお越しいただいた、盈進中学高校。

スイゲンゼニタナゴの保護保全に、何と20年間取り組んでいる。
学校にある飼育室の設備にも驚かされた。

こちらの機材の不調などで、人工授精などの貴重な映像を
見ることができなかったのが非常に残念だった。
(ご迷惑をおかけしました)



  水辺と関わる高校生たち、全国各地で地道に
  取り組んでいるのだと改めて実感。

  自分たちだけではないと心強く、また励まされる
  思いも感じました。  

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617号【コガムシ祭り他】

2007-08-24 23:21:42 | Weblog


豊前地方のある池で沢山のコガムシに出会った。
2004年夏の北筑前地方のハス田以来のコガムシ祭り。

ちょうど羽化した時期に出くわしたのか。
あるいはここはコガムシの通常の生息地なのか。

ちなみにヒメガムシの数は、祭り状態を超越。
虫嫌いの人が見たら倒れてしまうかもというほどの数。




同じ池にいたオオミズムシ。
ミヤケミズムシは見かけなかった。




セスジ系のお方。

この池ではホソセスジ氏が多いが、1個体違うセスジ系氏が。
普通セスジ氏の感じでもなく、テラニシ氏とかだと喜ばしいけれど。



 水生昆虫関係の遣り切れない出来事、言葉にはまだできません。
 見たことが悪い夢だったら良いのにと思い、翌々日にもう一度行ってみた。


 でも・・夢なんかじゃない。紛れもない現実だった。



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616号【「田」の字の形をした植物。】

2007-08-22 21:48:36 | Weblog
6月20日から中庭ビオトープでは、田字草(デンジソウ)を
新たに第3の場所で保護増殖させることにした。

約2ヶ月後の現在、その第3の場所でも田字草は、爆増え。
すっかり水面を覆ってしまっている。



面白いことに、同じ場所の田字草なのに3ヶ所それぞれ
生育状況が微妙に違うように思う。





  中庭ビオトープは、今、田字草の楽園になっている。



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615号【今年生まれの・・】

2007-08-21 22:43:29 | Weblog



我らがM川に入っていたときのこと。

Y本君が、「ちっさ!(小さい)」と叫ぶ。
彼のもとにみんなで駆け寄ると、ヤマトシマドジョウ。

大きさからして、今年生まれか。

M川ではいつも成魚サイズのものばかりを見ていた気がする。
当たり前だけど、こうしてきちんと繁殖してるんだと改めて思う。

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