NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

61号ー④『師匠と、その弟子』

2005-05-31 23:16:54 | Weblog

部員の中には、独自に師匠を持つ者もいる。

例えば、現魚部長のk藤君。
彼は、新入部員時代に、伝説の4代目魚部員O部君に仕込まれた。
山中を走り回る姿、池に突入する姿。
O部君の姿は、知らず知らずk藤君に受けつがれているようだ。
・・・だって、採集スタイルが似ているもの。

また、同じくk藤君は、魚部相談役でもある畏友N島氏も師匠とする。
あの(と言っても分からない人が大半か?)ヒメドロムシを、
魚部内で唯一「見ることのできる」男がk藤君なのである。

日本産ヒメドロムシをほぼその手中に収めているN島氏。
そのN島氏の「ヒメドロ眼」に近づく可能性を持つのは、我が魚部ではk藤君だけかも。


■さて、新たな師弟関係


そう、師匠:水館スタッフk原氏と弟子:U田君がそうである。
魚部度アップが至上命題のU田君が、門を叩いたのがk原氏のところ。

弟子の面倒見がいいk原氏。
自分の採集の合間にも、弟子の様子を気遣ってくれている・・・。
(U田君、どうしても一人ヒメヌマエビに会えなくて苦闘中)





■k原門下生、増加中?

部員A木君も、近ごろk原門下生として、もっぱら水作りの修行中である。
魚部室の水槽管理部長として、ぐんぐん吸収している(かもしれない)。

亜硝酸も学んだし!?

U田君はどうなった・・・と言えば、さすがは師匠、しっかり面倒見てくださる。
「U田君、カジカを水槽に入れよう。」と今日も指導してくれていた。


魚部顧問として、感謝感謝です。
U田君もA木君も、しっかり師匠から学んで下さいね。
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61号ー③『川のエビで、いちばん小さいのは・・・』

2005-05-31 22:37:14 | Weblog
5月27日(金)つづき

ため池で、コオイムシ探しの後は川へ。


■その名は、「ヒメヌマエビ」


このエビは、わずか2㎝くらい。福岡の川のエビで、最小だ。
小さい上に住んでいるところも限られるので、あまり人目にはつかない。

でも、とても美しくて可愛らしいエビなんです。
しかも、模様が2タイプある!(写真は、縞模様タイプ)

水館の水槽には、いつも5匹以下しか入れていないので、
「どこにいるの??」
と、お客さんはよく言っているらしい。


■で、水館スタッフk原氏。
ヒメヌマ水槽も、入魂レイアウトしたいとのことで、追加採集した。

※水館スタッフk原氏も、ガンバッテ探す。


今までになく、ヒメヌマエビがいた。
なんでだろう??

これまで以上の数、これまで以上に上流側まで。
なんでだろう??

そんなわけで、水館に10匹くらい連れてきました。


■「入魂」エビ水槽

k原氏、早速にヒメヌマ水槽を入魂レイアウト。


ヤマトヌマエビ水槽も、リニューアル。


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61号ー②『だから、まず池に入った。』

2005-05-29 23:56:24 | Weblog
5月27日(金)続き

■コンクリ小川をあきらめて。


実は、61号ー①のタガメが去年見つかったコンクリ小川と
魚部が時々行くこの池とは近い距離にある。

「もしかして、タガメ居たりして!?」という思い、なきにしもあらず。


池は、減水が激しかったからか、これまで数年の間で一番「良くない感じ」がした。


■せめて、コオイムシよ!

昨年秋、コオイムシ5匹をこの池では「初確認」した。
それまで何度か来ていて、はじめてのこと。びっくりした。
だって、我が地元若松区に、いまだコオイムシ居るなんて思いもしなかったから。

でも、タガメモードの今日は「せめて、コオイムシくらい」とか横着なことを
言ってたりする。

2令幼虫、いた。
ほかに、成虫も4匹見つけられた。


■何度も来ないといけんもんや・・・

他にも、この池ではこれまで出会えていない水生昆虫もいた。

キベリクロヒメゲンゴロウ。
コシマゲンゴロウ。

若松はダメだ、という思い込み。そして、いつもは豊前や筑後や糸島など
思い切り遠い場所で出会うヤツに、近くで出会うと何だかバツが悪いなあ。

もっと地元をよく見てよ、って言われてるみたい。


■なんじゃ、こりゃぁ?


「せんせ~い、黄色いアメンボがいまぁす」とA木君。

足下見ると、確かに黄色いアメンボの幼虫。
周りをも回しても、普通の色のアメンボばかり。

「なんで??」
取りあえず、プラケースに入れる。

数時間後、アイツはどうなった?とのぞいてビックリ。
「なんじゃ、こりゃぁ?」
黒い普通のアメンボになってた・・・。


脱皮とかした後は、「黄色い」の?????


■他にもいろいろ。

まもなく上陸しそうなカスミサンショウウオも、何匹もいた。

カエルも数種。
ドジョウも。


人間がひしめいて住む下界には降りていけない水辺の生き物たちが、たくさん。


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61号ー①『う~ん・・・。そうかもしれんけど、今日はおらんやろ・・・。』

2005-05-29 10:20:11 | Weblog

5月27日(金)の午後。
17年度はじめての定期考査、中間考査が終わった日。

天気も上々。となれば、それはぎょぶらずにはおれまい。
13時出発。

若松駅へ。
今日は非番の水館スタッフk原氏と待ち合わせ。

待合室にいたk原氏。
「2時間前から来てましたよ!」


■「タガメ」から

<タガメ情報>
2004年9月、若松区の某所で、何とタガメが見つかった。
しかも、2匹いっぺんに!!
探していたのではなく、川浚いしていて見つかったとか。
「こらぁ、今時珍しいのう。逃がしちゃろう。」と放したとか・・・。

1ヶ月後の10月からの水生昆虫展でタガメの標本を見たそうだから
この情報はかなり信憑性が高いと感じた。
それも、1度に2匹というのは、飼育個体が逃げたものとは考えにくい。
(まあ、近所で大量に飼ってれば別かもね)


■しかし。



ここかな?という場所に着いたものの、現地はご覧のとおり。
100mほど上ってみるが、「???」。

その当時はいたかもしれん。
でも、今日はおらんやろ・・・。

ここでガサガサして、時間と体力を使うくらいなら次に行こ!
ということで、撤収。


謎の看板あり。魚影なんて見えないのに・・・。
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60号『U田君、初めての「夜魚部」にご満悦のようす。』

2005-05-28 00:32:25 | Weblog
5月27日(金)

この日は、到津の森公園で「園長を囲む会?」の
5月例会の日。

1年くらい前に行ったきり、何だかんだと都合が付けられず、
ご無沙汰していた。(それまでは毎月出ていたんだけど)

で、今回こそは出席しようと、あれこれ時間を空ける手配。

何人かの現役やOBの部員にも同行を打診する。
U田君から、「行きます!」との気持ちよいお返事。


■1時間以上遅刻で到着

午後の予定が長引いたため、19時開始と聞いていたが
到着はすでに20時過ぎ。

「あら? 園までの道を忘れてなかった??」とからかうのは園長。

ハワイの動物園に行かれた職員氏のお話を聞く。


■U田君、初の「夜魚部」は・・・

21時半、終わって駐車場にU田君と向かう。
彼の横顔は、とてもニコニコしてる。

「話、難しかった? 楽しかったの??」(井上)
「はい、楽しかったです」(U田君)

どうも、とても楽しかったようである。

園長ほか様々な個性豊かなキャラの人々との出会いが楽しかったのか。
一人だけ出席した「夜魚部」が楽しかったのか。

それは・・・分からない。
明日、彼に聞いてみよう。
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59号『水館展示水槽改革?~k原レイアウト、進行浸透中!!』

2005-05-26 23:01:42 | Weblog

5月26日(木)

ドジョウ展の準備で、久々水館に行く。
スタッフk原氏と、いろいろ打合せ。

k原氏、水館の水槽を、住む魚にも見る人にも
気持ちよくレイアウト改造中なのだ。

久々見ると、いろいろ変えてくれていた。

今後、魚ぶろぐでも変わっていく様子を紹介していきたい。


■オヤニラミ水槽


■メダカ・カゼトゲ水槽


■ニチバラ水槽


■トノサマガエル水槽



以前と比べたら、違いは歴然。

問題は、水槽掃除の委託業者がきちんとやってくれるか。
「レイアウトしている」のに、「掃除しにくい」なんて言われちゃあ
かなわないからねえ・・・。
(ホント、そう言うことがあるんですね、信じられないことに)
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58号『5代目K原君、顧問と「二人魚部」!!』

2005-05-24 23:04:52 | Weblog

5月21日(土)
現役部員たちは、中間考査前のため、「お休み」。

顧問、「一人魚部か?」と思っていたら、5代目魚部員k原君が
卒業後久々に、「ぎょぶる」とのこと。

気温が限りなく0℃に近かった、あの寒波の山口県田万川以来である。




■いきなり「山登り」、そして「山下り」


のっけから、山を登らされるk原君。


今度は山下り・・・。

■お昼は、誰もいない道路に座って。

聞こえるのは、鳥のさえずりだけ。
体を動かした後は、コンビニ弁当といえども旨い気がする。
というか、ガツガツ食べる。





■何故、川が出てこないかって???


それはね、3日経った今でも書く気がしないからさ。
無かったことにしてくれぇ!
という感じなのです。

まあ、川の風景を楽しんだ。
そう思えば、有意義な一日だったんですけどね。
いろいろ面白いもの、見たしね。川もずんずん下ったし。
ね、k原君。

そう思える日が来るまでは、まだ時間が掛かりそう。

修行修行。そう、修行あるのみ。
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57号『2週間経ち、あのムツゴロウは今・・・』

2005-05-22 14:08:09 | Weblog

5月7日、有明海(柳川市沖端漁港)の干潟で格闘し、
1匹だけ魚部室に来てらったムツゴロウ。

彼が魚部室に来てから、2週間が過ぎた。

■ムツゴロウ・ハウスは衣装ケース



ムツゴロウというのは、飼育するような魚じゃないらしい。
いろいろ調べても飼育環境や飼育飼料を説明したものに出会えない。

困り果てて、ある有明海の生き物を飼育展示する施設にもご相談した。
「ムズカシイ」とのお返事。
飼育水槽では長生きしないんだそうだ。
ただ、ストックする時に「衣装ケースに潟泥を入れていると比較的生きる」
のだそうだ。

そこで、さっそくマネをしてみた。
干潟は日がふり注ぐので、窓際に置いてみたりしてる。
水はあまり入れず、干潮時の干潟をイメージして。


■姿は見えず、でも・・・



衣装ケースに入れて以来、泥の上に全く姿を見せないムツゴロウ。

「えっ? 逃げた??」と泥を2回かき回したことがある。
すると、ウネウネと大きな泥の塊が2回とも現れた。そう、元気なようだった。

1週間が過ぎて、いつの間にやら泥の上に穴が空いている。
それが日々、大きくなっているようだ。
もしかしたらヤツは、ときおり泥上に出ているのかも知れない。

しかし、いつ???


■姿は見えず、でも・・・(②)



ヤツが、元気な証拠。
なんと、ヤツは泥の中では、「有明海の干潟」を再現していた。
「トンネル」を掘って、そこで暮らしているようなのだ。

う~ん、健気(けなげ)だ・・・
連れてきてゴメンよ、という気持ちにもなる。



『福岡のハゼ展』(7/20~8/31)、ムツゴロウも登場の計画なのだが、
泥の上に出てきてもらえないと、展示は難しいなあ。

今度のハゼ展、いかに日淡(日本産淡水魚)好きと言えども、なかなか
飼育対象だったりしないものが、多いんですね。
(小さかったり、干潟にすむのが多かったり、・・・)

だって、干潟の泥の中にズブズブ入る人って、そういないでしょう?
そんな人、有明の「ムツ掻き」「スボ掻き」の漁師さんか、「潟りんぴっく?」の
出場者くらいでしょ、普通思いつくのは。

これからも、苦労話も魚ぶろぐで聞いて下さい。
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56号-④『水館スタッフのk原氏、初魚部す!』

2005-05-22 13:42:48 | Weblog
(5月15日ラスト)

■水館スタッフ、k原氏が初めて同行



水館に新しく来たスタッフ、k原氏は日本産淡水魚が好きで好きで
たまらないというお方である。(魚部員も見習ってほしいなぁ・・)

水館にようやくそういう「好きな人」がやって来た。

皆さん、「あー、あの人は好きやけね」とか「好きやけできることよ」とか
安易に言ったりしてませんか??
ニュアンスには、幾分軽侮の念があることもしばしばの感があります。
僕自身も言ったことがあるかもしれませんが。

しかしながら。
「言われる立場」にもなると、思うこともあるわけで。

「好きやけねぇ」は、とてもマネできない力やエネルギーによって
支えられていると思います。
言い換えると、「好きだからこそできる」のです。
つまり、好きじゃない人にはできないわけで。

だから、水館の新人スタッフk原氏の持つ「好きな人パワー」に
魚部としては大きな期待を寄せているわけです。

これから水館の生体展示が、少しずつ良くなっていきます。
お楽しみに。


■話がそれた・・・

水館に関することを書くと、引きずっている思いが心の中から
わき出てきそうになって、話が逸れそうになりました。

さて、そんなk原氏が初魚部です。

氏は、幼い頃から地元の川で一人ガサガサを続けてきており、
各地の水族展示施設でも研修した方で、ガサガサ歴はもう十分。
まあ、でも魚部は初なので、「初魚部」ということで・・・

これから氏も一緒にフィールドに行くことも多くなりそうです。


■魚部本拠地にもやって来た

学校に帰り、魚部室や中庭ビオトープもk原氏に見て貰う。
ふだん、水館の展示や水館で会う魚部員だけの姿だけでは
分からない魚部そのものを見てもらったと言うわけ。

そんなk原氏から、以下「初魚部」のご感想いただいたのを、
56号の締めくくりとしよう。

・・k原氏より・・
普段はほとんど一人で魚部ってる私ですが、久々に連れ立って川に入りましたので
なんとか目当ての魚を探そうと少々むきになってほとんど喋らず黙々としてしまいました。
(大人気なくてすいません。)

 「・・・・」は見つからなかったけど、まあそう簡単に見つけられたのでは面白くありません。
空振りすることもあるからこそ次回への期待度も増すわけですから。
それと中庭のビオトープ、見事です。
我が家の衣装ケースで作ったミニビオトープが霞んでしまいそうなほどです。
あれを見ていると我が家の裏庭にもあんな水辺を作ってみたくなります。

私も高校生の時に皆さんのような部活動があれば良かったのになあなんて思ったりもします。
でも30歳近くになってその念願がかなったようで嬉しくもあります。
今後も宜しくお願いします。

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56号ー③『またもや、カワモズク!またもや、食す!!』

2005-05-20 23:42:43 | Weblog
5月14日つづき

■シーズン終盤のカワモズクに出会う


この川にもカワモズク発生。
いつも観察してる川のより、いく分細め。

早速、試食タイム。

発見者の水館スタッフk原氏も、カワモズク食べます。


s田君も、部長も、おそるおそる食べます。

というか、顧問井上も食べました。
珍しく。
(いつもは、滅多なものは口に入れないビビリなので)
感想は・・・旨い気がした。モズクって感じです。


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