NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

905号【汐は招かないけれど・・】

2009-03-31 22:56:35 | Weblog




部員が採ったサワガニ。

「面白いですね!」と見せられた。







干潟にいる「シオマネキ」のように片方のハサミが随分大きい。

片方だけ新しく生えたのだろうけど、大きい方もかなり時間を経たような大きさ。





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904号【夜間調査を体験~薄くて細長い魚の正体は?】

2009-03-27 10:00:34 | Weblog

2009.3.26(木) 19:30~22:30


お隣の県で内水面の調査や研究をなさっているH氏から

夜間調査見学のお誘いを受け、水産大生の7代目A木君とお邪魔した。



県の河川調査で、遡上魚を調査するものらしい。

アユカケやウナギ、さらにはイトヨやサケまでもが対象だとか。

すごい!



平日夕方からギョブリをするのは不思議な感覚。

暮れゆく隣県の道を100数十㎞、ギョブカーはひた走る。



迷いまくりながらも、何とか現場到着。

すでに下の写真のように、セッティングがされ始まっていた。



ベンチ式の脚立(?)を浅瀬に置き、灯火を川面に向けて照らす。





川へはロープを伝い、おりてゆく。





われわれも真似事をさせていただいた。

じっと、ひたすらじっと通りかかるのを待つようだ。

まるで「釣り」のよう。






こちらはプロフェッショナルの方々。

つまり「お仕事中」。

こんな寒い中、こんな時間に、こんな場所で

仕事をなさっている方がいるとは日常生活からは想像つかない。


こういう調査で、この県の魚類などの状況や河川の様子などの

新たな知見が積み重ねられ、自然環境や県民の生活に還元されていく。


とても大切な仕事だと改めて頭が下がる思い。





おや? A木君に動きが。

何か見つけたのか??






ヌマチチブにテナガエビか・・狙いでは無かった。

そのほかも同様で、チチブにゴクラクハゼ、カワムツ、ミゾレヌマエビ。



 「サケの稚魚は今日、きっと見られますね!」

 「イトヨはウキゴリのように見えるので、そういうのは全部掬って!」

 「アユカケもきっといますよ!」



素人の我々には無理だと思っていたものの、やはり期待はしてしまう。

そのとき我々の灯火が消え、A木君が換えてもらうためその場を離れた。

暗くなった水面を、LEDヘッドライトで何気なく照らしていた。



ふと、1mほど目の前を見ると、薄っぺらいのに長い、

明らかにカワムツ稚魚とは違う魚が、照らされた水面にフェードイン!



 サ、サケダ! サケノチギョダッ!!

 (さ、サケだ! サケの稚魚だっ!!)



ギョブリ独特の醍醐味、息を呑む瞬間。

しばし目の前で定位したので、体側の模様も見えた。



 あ、網っ!



と思った刹那、その気配が伝わったのか、

あっという間にスポットライトからカットアウト!!




 そして・・心の中は暗転。  







              後半につづく→




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903号【シマド。】

2009-03-25 22:22:03 | Weblog

比較的最近採集の、ある県の3河川のシマド。

2月下旬頃に写真を撮っていたのを思い出した。




瀬戸内海側に流入する小河川産ヤマトシマ。

体側斑紋が縦条になっている。






反対側の日本海側に流入する8㎞ほどの河川産ヤマトシマ。






この県の日本海側の、隣県との県境付近に流入する河川産シマド。









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902号【春、なんですね。】

2009-03-25 00:00:26 | Weblog



地図も持たずに彷徨って通りかかった山間の小さな水田地帯。

ゴソゴソしていると、農家の方がやってきた。


 「ほら、サンショウウオだよ。」


カスミサンショウウオだった。





しばらくして、さっきの方が、


 「卵(卵塊)もあったよ。」


他にもカエルたちもたくさん。




  春、なんですね。





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901号【3連休とも部活だった・・・】

2009-03-22 21:19:47 | Weblog

世間では3連休だったとか。

しかし、3日間とも部員も顧問もブカツ。

学校に顔を出す。





大詰めを迎えた展示説明文の作成のために。

じっと何時間もいると芯から冷える魚部室で黙々と。









どの部員たちも自分なりに一生懸命。


多くの部員が家にも持ち帰ってやってる。

顧問も家でも、水昆図鑑の原稿書き。


試合で勝つため、とかじゃないけれど、

ひたむきさは少しも変わらない。






連休中日には、説明文の作業の早いメンバーで久々のギョブリも。

財政難のため、1カ月ほどギョブリ自粛中だったが、

もう我慢ができずに自腹覚悟で実施。


もの凄い山道を延々と、マジで延々とひた走った。





やっとアスファルト路面に出たと思ったら・・凄まじい絶景。

まるで徳島の祖谷渓谷のよう。




 部員たちと過ごした3連休。





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900号【別れの季節。】

2009-03-17 22:23:44 | Weblog


2007年11月に出会って以来、

さまざまな魚部の活動に興味を持って

紙面を通じて紹介してきてくださった、

A新聞のI記者が4月から転勤されることになった。


それで魚部室に顔出ししてくれて、部員や顧問とのお別れ。

8代目部員も来ていたので、一緒に記念撮影。





I記者は、いつも話をじっくり聞いて下さった。

安心してこちらも話したいだけ話す事が出来た。


スペース等で、たとえ記事にはならなくとも、

どういう思いで、意図で何をしようとしているのか、

しっかり受け止めてくださっている安心感と嬉しさがあった。


魚部の特集記事、そしてその英字新聞版。

キセルハゼ、日本水大賞、水生昆虫展、タガメ・・


そして何といっても、東九州道と希少水生生物の問題。

当初から、昨年12月の保全シンポまでずっと関わり続けていただいた。


こちらの話を受け止めた上で、ご自分であちこちから話を聞き、

全体像や問題点をキッチリ把握する姿が頼もしかったです。






顧問も一緒に写ってもらった。


このあと、魚部馴染みの「にいな」で食事をしながら、

いろいろと話をした。



  本当にお世話になりました。

  どうぞお元気でご活躍下さい。


  そして今後ともどうぞよろしくです。



  
  追伸:魚部15周年記念誌『魚BOOK Ⅱ』が実現する時には

     紙面にご登場願いますね。     





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899号【祝★9代目部員もりさん、卒業す。】

2009-03-02 23:12:21 | Weblog

2009.3.1(日)

卒業式。


唯一の9代目部員、もりさんもこの日卒業した。

おめでとう!!



卒業式後、魚部室でお別れ会。




まずは在校生部員を代表して、ハマ部長から記念品と

お祝いとお世話になったお礼の挨拶。






続いて、昨年度卒業した8代目部員を代表してy本さんからお祝い。

8代目のk村元部長、n口さんらOGトリオが駆けつけてくれた。






主役であるもりさんを中心に、

8代目~11代目の部員たちで記念撮影。






最後に、もりさんと顧問のツーショット。

もりさんの学ラン姿もこれで見納め。



まだ無口だったころのもりさんと二人きりで、

冬の寒い中に隣県まで無言のままで調査に出かけたことなど

たくさんのギョブリの記憶を思い出した。



ずいぶん、青年らしくなりました。




  もりさんの前途に幸多からんことを!









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