NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

48号『島根県・中国山地の中へ(※日帰り)』

2005-04-29 23:16:07 | Weblog
■4月30日~島根へ(夏のハゼ展に関する採集と、兼1年生初魚部)
 

6:30学校集合、6:45出発。(帰校は、20時前。)

GW初日の魚部は、目的が2つ。
1 「イシドンコ」を展示用に少し採集すること!(夏のハゼ展準備)
2 新1年生部員2名の、「魚部デビュー」!

でもでも、日帰りで島根県は、ちとツライ。
帰ってきて他の部活の生徒が、部員に聞いていた。
「今日、魚部どこに? えっ・・・島根・・・マジで。」


■誰もいない島根の山中で、「ぎょぶる」

気温はまるで夏のような、この日。
どんどん川を上っていきます。何十㎞も。

場所を適当に決め、川におります。
2・3年生は「へっちゃら」でも、1年生はおそるおそる。
先輩が見守りながら、何とか川へ。


■「ゴギ」、初めて見ましたよ!


西中国山地のいくつかの川にしかいない、「ゴギ」。
イワナの仲間で、もっとも南に生息する種類です。

魚部は福岡県内での活動がメインなので、もちろん見たこと無い。
部長k藤君、「せ、先生! ゴギが採れました!!」
見ると、確かに写真で見たゴギ。
美しい魚ですね。


■しかし、イシドンコは・・・。
探し方が悪いのか、目的のイシドンコはさっぱり。

イシドンコ、2003年に新種としてこの名が付きました。
この地方の「ドンコ」は、遺伝的に他のドンコとは大きく異なるそうです。
(※ちなみに。見かけは普通のドンコですから。少し、探すドキドキに欠けるのは
否めない事実。)

福岡にいないドンコなんですが、「番外編」ということでハゼ展で紹介しようと。


■場所替えするも・・・
場所替えしたところで、箱メガネ片手の採集部長k野君、早速ドンコ発見。
それまでの「イシドンコとかおらんのやない??」という空気が一変。
 
しかし、見失う。ま、採集部長がダメなら他の者でもダメでしょうから。あきらめる。

A木君叫ぶ、「ドンコいました! ・・・でも2㎝ですが。」
実はわれわれ、行く前は25㎝クラスが採れるだろうと、『甘く、根拠のない予想』をしていた。

2㎝。受け入れがたいが、これも現実。
目標サイズを10分の1に、大幅下方修正して、数匹採集。
結局「イシドンコ」(ホントにイシドンコ??)、1番大きいので6㎝。
とほほ。

 
もはやヘトヘト。昼飯もまだなのに、もう15時。
帰る体力気力を考え、これにて終了。

途中、道の駅で8名仲良く「カレーライス」をオープンテラスにて食す。
元気が出たところで、さあ学校へ。
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47号『4月28日~大人魚部T橋氏、来校。』

2005-04-28 21:59:36 | Weblog
■授業から帰ると、机上に紙が2枚置いてある。
 それは、入部届。
 これで、8代目は4名に。しかも、全員女子だ。

 1年男子は何をやってる??


■放課後、「大人魚部」のメンバーのお一人、T橋氏が来校。

T橋氏が取り組む、幼稚園児(保育園児)と自然(の生き物)との
触れ合いについて、しばらく話をする。
k藤部長、A木君も参加して。

話をするうち、「じゃあ、ザリガニでも取りに行きましょう」ということに。
時刻は18時過ぎ。でも、外はまだ明るい。

4代目魚部員O部君が見つけた、「秘密の場所」へ。
「何の変哲もない水辺」は魚部が好きな場所だが、ここは究極的に
「何の変哲もない」。
いや、むしろ「昔のドブ溝」といった方が良いか。
こんな所に、こんなに沢山ザリガニおるんか!?!?というほど・・・。

さっそく、T橋氏とk藤、A木、井上の4人が網をガサガサ。
20分足らずで、ザリガニ50匹ほど。





「これは、面白いですね!」
というT橋氏のご感想。


そんなこんなで、日が暮れた。


■明日明後日は、6~8代目魚部員による、合同魚部。

東に西に、1000キロくらいは走るかも。
1級河川の上流に、干潟、水路などなど。
新入部員は、付いてこれるかな??

明朝、6:45出発。

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46号『好きな魚部写真~②』

2005-04-27 21:41:09 | Weblog
■2004年7月25日(糸島地方)



卒業した4代目魚部員「O部」君とともに写った写真。
撮ったのは、もと某テレビ局のI永さん。

2003年度に叶えられなかった「タガメの夢」が忘れられなかった3人。
スケジュールを合わせて再び集まり、灯火採集をすることに。

コガタノゲンゴロウがいる、とても小さな池。

灯火採集を始めると、「半端じゃない数」の水生昆虫が集まる。
しかも、小さいヤツが。ヒメガムシとか痛いマツモムシとか・・・。

でも、タガメはいない。
業を煮やしたO部君、ヘッドライトを水中に向けると・・・コガタノゲンゴロウ。
次の瞬間、彼は網を手に池の中へ、ザブン。

いやあ、O部君楽しそうと、続いて井上、I永さんも池へ。
もう、灯火採集じゃない。

かくして、夜中(23時くらいだったかな)の採集が始まった。
「あ、コガタノだ!」
「ガムシがいた!」
ここまでは、いい。
とうとう、
「おおっ、セスジゲンゴロウだ!!」
(って、それは5㎜のゲンゴロウ・・・。夜中に網をじっと見るなんて)


という、真夏の真夜中のとても馬鹿馬鹿しい思い出が強烈すぎて、
3人それぞれの心に強く残る魚部活動なわけなのです。

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45号『4月27日~新入部員と魚部スーツ』

2005-04-27 21:26:39 | Weblog

■いよいよ週末に迫った、新入部員8代目魚部員2名のデビュー。

デビューに備え、放課後魚部スーツを買いに行く。
釣りのポ○○トさん、GW前だけに安売り中。

何時も買う4800円の魚部スーツが、何と3980円のセール中。

・・・しかし、彼女らに合うサイズが無い。
(顧問その他用に、XL1着だけ購入)

そこで、取りあえず水館に行ってSサイズを借りることにした。
8代目魚部員の「水館デビュー」である。
生き物好きで元気な彼女らは、あちこちの水槽を興味津々にのぞいていた。


いよいよ、週末のGW前半、6代目7代目とともに8代目がフィールドへ。
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44号『好きな魚部写真~①』

2005-04-26 23:23:58 | Weblog

これは果たしてシリーズ化するのか。
よく分からんけれども、とりあえず第1弾。
(もしかしたら、HPの方に過去魚部ニュースのページができたら
そちらに移るかもね)

魚部った中で撮った多くの写真、印象深い写真を取り上げよう。

■2004年7月中旬ー糸島方面

学期末の慌ただしさの中、久々の魚部活動がこの日。
魚部感覚が鈍ってて、何か「ぼぉー」としていたかったこの日。

それでも汗だくになりつつ池に入ったあと、山道を登ると見晴らしの
良さそうな場所に出た。
車を降りると、目の前は・・・青い海、青い空。まさに「真夏」。

そこで撮った写真が3枚。
ギュッと、その時の「全て」が写真の中に凝縮されている。
たまたま何気なく撮ったのにね。


他の写真もそうだけど、これもきっと何十年経とうが忘れなさそうな写真たち。







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43号『4月25日~8代目魚部員、活動始める!』

2005-04-25 20:41:02 | Weblog

■8代目魚部員、魚部室へ来る。

先週、体験入部週間が終わったばかり。
しかしながら、魚部にはもう、「新入部員」が。

今年は、2人の女子部員。
2人とも、かなり「生き物好き」だそうだ。
魚も水生昆虫も、カエルも、全部平気だそうで、目を輝かせる。

家でも魚を飼ってるとかで、7代目魚部員たちは目を白黒させる・・・。


7代目魚部員5名と顧問のあわせて8名で、連休期間の活動計画を練る。
つまり、『初魚部』を何時にしようかということ。


これから彼女たちがどのような活躍見せてくれるのか。
たのしみですね。

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42号ー③『福岡の自然にとって、大切な宝の一つよねぇ。』

2005-04-25 20:40:25 | Weblog

■ムツボシ池、今年も健在なり。



コオイムシ池からほど近い所の池。
地元の方によれば、
もう、40年間は水を抜いたりしていないそうだ。



そう。
ここは福岡県で唯一、現在ムツボシツヤコツブゲンゴロウがいる。
ここ以外では今のところ、まだ見たことがない。
「南筑後」とだけの1939年の記録以来、久しぶりに確認された池。


つまり、福岡県(の自然環境)にとって大切な池の一つ。



何せ、じっと水を見てると3㎜弱のムツボシが「テケテケ・・・」と
泳ぐのが見えるほど。
これは感動的。


他にも、オオミズムシやミヤケミズムシ。
(※1令幼虫が、いっぱい!)
マルチビゲンゴロウやコガムシ、コオイムシなどが生息する。

たしかに、錦鯉が泳ぎ、ウシガエルも生息する。
しかし、下で行われているほ場整備などの影響も含め、何とかこのまま。


そう願ってる。

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41号ー②『4月23日~ここでも・・・ほ場整備が。』

2005-04-24 22:20:10 | Weblog

久々に豊前地方にやって来た。
この地区で、大規模なほ場整備が始まることは
ある人から聞いていた。

ほ場整備。
田んぼを持ってらっしゃる農家の方々には、念願で必要なことなんでしょうね。

トノサマガエルやドジョウ、水生昆虫たち。
従来の水田環境に頼って生きてきた多くの身近な生物にとっては
ツライ・・・という話をよく聞く。

とうとう、ここでも始まったのか、という感じ。

「コオイムシ池」から望む、ほ場整備の様子。



04年晩秋、ほ場整備が始まり、旧田んぼ内に「仮の水路」を作って、周辺の水を
流していた。
まるで3面張りのようなきれいな土の水路。そこにいくつかの緑が見える。
胞子が埋土していたのか、なんと「ミズワラビ」が葉を出していた。

05年春、ほ場整備は着々と進んでいる様子。
たぶん「ミズワラビ」のことなんて、誰も知らない。誰も気に留めない。

すぐ近くにはコオイムシだけじゃなく、「ムツボシツヤコツブゲンゴロウ」
「コウベツブゲンゴロウ」「ヒコサンセスジゲンゴロウ」「オオミズムシ」
・・・などなど、多くの水生昆虫やその他の生き物たちが暮らす。


彼らが暮らす場所が、どうか有り続けますように・・・。





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41号『4月23日~05年度タガメ探し最終章、スタート!』

2005-04-24 21:46:26 | Weblog

暖かくなってきたので、ようやく池にでも行こうかという
気持ちが出てきた。
そう、今年度は「タガメ探しのファイナル」にしたい・・・1年。

まず、第一回目の23日(土)は豊前地方へ。

■タガメの水路?へ
2003年度、農家の人が泥上げをしていてタガメを見たらしい。
04年秋に情報を得てすぐに1度、訪れてみた場所。



ドジョウ、ドジョウ。フナ、アブラボテ。
あとは、沢山のミナミヌマエビ。

ときおり、「タイコウチ」が泥から見えたときはドッキリ。


■コオイムシ探し
すぐ近くの、「コオイムシ池」へ。
もう、卵を背負っているだろうと。



さて、誰が一番にコオイムシを見つけますか??



魚部きっての採集王、6代目k野君(3年生)、彼の宿願は「タガメをこの手に!」。
冬の間、7代目魚部員の成長を見守っていた彼も、本格的始動。



いました! コオイムシ。
もう、背負っている卵には「目」が見えますね。
ふ化も、まもなくでしょう。
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40号『4月22日~哀れ・・・・紫川のスッポン君。』

2005-04-23 00:49:28 | Weblog

今日は、卒業した5代目部員たちが食事会を開くとのこと。
『ゴビウス研修旅行』を最後に魚部を去って以来、久々に会って
近況などをそれぞれから聞くことができました。
1ヶ月以上ぶりに勢揃いしましたが、久々という実感は全く無く、
放課後まで一緒に校内にいたと言われてもフシギではないほど。


■紫川のスッポン君、哀れ。

放課後、部長k藤君、U田君と3人で到津の森公園へ。
2月下旬に紫川で出会ったスッポン君が、どうやら「釣針」を
飲み込んでいたらしいことに、遅まきながら気付いたので。

そのせいで食欲もなく、体調もとても悪い様子。

レントゲンを撮ってもらうと、何とこんなに大きな釣り針。
胃の中まで達しているようです。
いったい何で、川でこんな大きな針を使う必要があったのでしょう。
鰻釣りでしょうか。
それはともかく、居たたまれない思いがします。




治療しても回復する見込みがなさそうなほどですが、ともあれ
治療して頂きました。





学校に連れて帰り、この後もできるだけ手を尽くしてやろうという
ことを、k藤部長やU田君は決めたようです。

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