まだ、「タガメに会い」に行ってないのに。
■ここから祭りは始まった・・・
もちろん、福岡県内の話。
放棄水田を横目に山手の道を走っていて、一番上に「ため池」が。
教室ほどもない感じの小さな池。
特に水草もなさそう。
しかし、「感じるもの」があった(後だから何とでも言える)。
イシガメが1匹、ぷかり浮いていたのが吉兆だったか・・・
4人で池へと草むらを降りていく。
(先頭行く顧問、後のA木君から突然、スライディングを受ける!?)
■水生昆虫祭りで、沸き上がる4人
最初に降り立った顧問、最初の一撃で「シマゲン」!!
思いも寄らぬ。
しかも、ミズカマキリも数匹ゴソゴソ。
加えて、何だか小型種のゲンゴロウたちがウジャウジャ。
本当に、ウジャウジャ。
さらに、ポイントへ移動中のS田君、漬けていただけの網に
「あ、ガムシが2匹いる!」
あまりの出来事に、訳が分からない。
心中、「S田よ、ヒメガムシはヒメガムシと言おうよ。紛らわしい。」
なんて思っていた。
ところが、まさに「ただのガムシ」!!
・・・・・・この池は「当たり」だ! しかも、最大級のメガヒット!!
■ガムシ祭り
見よ、この様子。
何と、ガムシが、ガムシが・・・44匹!!!
これまで、2003年10月に「第2クロゲン池」で記録した最高記録、
ガムシ15匹を軽く塗り替えてしまった。
■シマゲン祭り
魚部お得意の、シマゲンゴロウがここでも!
これまた、驚きの・・・33匹!!!
2004年8月の鞍手地方での最高記録26匹を、塗り替え。
ガムシにしろシマゲンにしろ、バケツに入れるのが億劫になって。
まだまだ、いた。
■ゲンゴロウは、合計9種!!!
シマゲン以外のゲンゴロウは、もう桁違いの数。
4人で数百匹、もしかしたら4ケタ?というくらい、網に入った。
・コシマゲンゴロウ
・ウスイロシマゲンゴロウ
・マメゲンゴロウ
・チャイロマメゲンゴロウ
・クロズマメゲンゴロウ
・ヒメゲンゴロウ
・ハイイロゲンゴロウ
・ケシゲンゴロウ
普通種と呼ばれる「ヒメゲンゴロウ」を、これまで一度に沢山見たこと
なくて、そういう実感無かった。福岡ではホントにそうなの??と。
しかし、確かに普通種だと実感。納得。
さで網を上げると、50匹くらいウジャウジャと網の出口に殺到する
様を見たら、納得せざるを得ないでしょ。
■タガメすら、採れてしまうのかと思った。
明後日、タガメを県外まで見に行くのに、もうここで、
福岡県内のここでタガメが採れてしまうのじゃないかと、思った。
タガメじゃないけど、水生カメムシの皆さん。
■最後は、放流
ちょっと、及び腰のU田君、放流中。
今、主にk藤君が取り組む『福岡県の水生昆虫』標本のための、各種数匹
ずつを残し、後は全て元の池に返した。
■ついでに、「ヒル祭り」
この池、水生昆虫だけでなく、ヒルの天国でもあった。
夢中になってると、いつの間にか魚部スーツに、何匹ものヒル。
上に上に、上ってこようとしている・・・
ついに、犠牲者。
S田君。
指の間に、ヤツが・・・
続いて、U田君。
何匹か「付いた」ところで気付いたが、とうとう血を吸われる・・・
最も平気そうなA木君。
S田&U田が、ヒルの猛攻撃に辟易して、池の中から逃げ出した後も
採集に夢中になっていた。
何故か、A木君には行かなかったヒルたちも、ターゲットをA木君に
しぼり、ついに・・・
しかし、「も~う!」とか言って、簡単に剥がすだけ。
リアクション薄すぎ。
残るは、顧問。
実は、魚部内でヒルに血を吸われた経験は、顧問のみ。
その時の、嫌がりようは半端じゃなかった。
ということは、顧問はヒルが大の苦手なのですね。
いると分かった時点で、実は気持ちの7割はヒルへ。
だから、ひっつかれずに済んだ、というわけ。
(採集怠慢ですな)
ともあれ、興奮しすぎで、ヘトヘトになるほどの水生昆虫祭り。