NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

396号【北海道遠征レポ4~ゲンゴロウモドキ!!】

2006-09-21 22:42:31 | Weblog

北海道遠征レポ4に戻ります。

さて、お昼に海の幸を美味しくいただき大満足の2人。
それにエゾホトケもフクドジョウも、九州へ送ってしまった。
O本さん、すごく素敵な提案をして下さった。

「では、いくつか水辺をのぞきながら、さけ科学館行きましょう」

“やったぁ!”と年甲斐もなく、はしゃぐ。


■湧水の池で

とある川の脇の林の中にある、湧水の池に行った。



ずんずん進むO本さんに付いていく、水館k原氏。

すると、たしかに林間に池が・・・



真っ暗ではなく、日が差し込んでいる場所もある。



フトヒルムシロとかが生えている。

池の「におい」「明るさ」とか、豊前のある池みたい。
大きさとか水量とか、全然違うけど。なんとなく。



エゾホトケ、もちろんいた!
イバラトミヨ(淡水型)もね。

そしてここで、「エゾトミヨ」を初めて見た!


  「次行く場所はね、水生昆虫もいますよ」


このO本さんの言葉で、「何かゲンゴロウ、来い!」と網を入れていた。



突如、とてつもなく巨大なゲンゴロウ類らしきもの・・・でかい!

感激して、感激しすぎて、息が止まった。

   「す、すっげぇ!!」

といつもなら絶対叫ぶところ。が、叫ばなかった。いや叫べなかった。

初対面のO本さんの前で、恥ずかしかったのだ。

その叫べなかった自分にも、恥ずかしい。自分を隠すなんて・・・と。

まあ、それはいい。
とにかく、大感激。こんなのに会えるとは思ってもなかったから。
k藤部長に見せてあげたいなぁ。
そればかり思ってた。

   「いやあ、いましたね! この場所では久しぶりです。」

というO本さんのお言葉もまた、うれしかった。  



2年k村さんの好きな?モノアラガイも、巨大なのがいっぱい。
    
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

395号【K尾氏、滋賀県より来たる~歓迎魚部会開催!】

2006-09-21 00:08:12 | Weblog
9月20日

土曜のI永氏、昨日のおいかわ丸氏、そして今日は
この夏、琵琶湖遠征で非常にお世話になったK尾氏が来北。

魚部仲間、ラッシュ。

歓迎魚部会を開催した。
もちろん、いつもの「太光苑」!

水館のK原氏も駆けつけてくれた。


魚部室にも。


k藤君やA木君と、イシドジョウ&アジメドジョウ混泳水槽を見るK尾氏。


魚担当A木君と、シマドジョウ談義中??


1ヶ月半ぶりの再会で、とても楽しい数時間を過ごしました。
最後は小倉駅でお別れしたけれど、無事津屋崎まで着いたかな?



ここで、「こっそり」紹介。
K尾氏、秋冬ドジョウ展で、記念講演に来て下さいます。
水田と水路、琵琶湖の関わりをスジシマ大型種や小型種のこと
を絡めて話をして下さるのではないかと思います。
福岡では聞けない話です。
いちおう、12/10を予定してるけど、あくまで予定ね。
だから、「こっそり」紹介。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

394号【I永氏、魚部室に2年ぶりの登場!】

2006-09-20 23:55:57 | Weblog

9月16日(土)夕方



魚部の姿を100数十時間も映像に撮り、夕方のニュースや土曜の番組など
何度も何度も様々な角度から取り上げてくれたI永氏。

2004.7放送の魚部ドキュメンタリー『水辺の達人』以来の再会を果たした。


思えば、2002年の秋に初めて出会って3代目魚部員を取材してくれた。
その後、2003年春~2004年6月までは4代目O部君の姿を中心に、
O部イズムの継承者?k藤部長までを取材。

いつもいつも、魚部カーにはI永氏が同行していた。カメラを構えていた。
魚部の活動では、I永氏がいて、いろいろとリアクションをくれるのが
当たり前だった。

魚部の04年春の四万十卒業旅行にも同行し、

   「魚部が卒業旅行に選んだのは、四万十川でした・・・」

と夕方のニュースで流れるのを見たときには、驚いた。
こんなんでいいのだろうか?・・・と。

魚部の活動はどう進めたらいいのだろう?
当時はよく考えても仕方のないようなことを考えていた。
それを飽きもせず、よく辛抱して聞いてくれた。
  


そんなI永氏、久しぶり魚部カーに乗り、出かけた。
2年以上振りだったけど、すぐにそんなことは忘れた。

雨だったので、メシ食いだけで川には行けなかったけれど。
I永氏にとっては3年ぶりで懐かしい「三徳ラーメン」。
O部君の「マムシでジャンプ!」事件以来だもの。


  これから、たまには一緒にギョブれそうですね!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

393号【遠い異国へ旅立つ前に~不様な一日の終わり】

2006-09-19 23:11:43 | Weblog
北海道レポは今日はお休み。


9月19日(火)

■1ヶ月ぶりに、おいかわ丸氏登場

高知遠征以来に魚部室へ現れた。
部員たちも待っていたが、登場が遅れたため、会ったのは顧問だけ。

まもなく遠い国(トルコの上の方)に旅立つ前に、ちょっと用事で。

yamatocomplex話やもろもろの生きもの話をしてたら、いつの間にか20:30過ぎ。

「メシでも食いに行きましょうか」と、いうことになった。


■しかし・・・

諸事情により、鞄も財布も車の鍵もパソコンも何もかも取れない状況に!

  ああ! しまった!!

せっかくの楽しい話で締めくくるはずだった一日が・・・


メシも食いに行けず、手持ちの100円玉握りしめて、家路についた。

(勿論、おいかわ丸氏とも飯食いに行けず終い)



  ともあれ、おいかわ丸氏、良い旅を。そして、気を付けて!




(今夜はこのメールできない昔パソで、ブログ更新が精一杯)
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

392号【北海道遠征レポ3~悲しいエゾホトケ池、ほか。】

2006-09-18 18:23:33 | Weblog

■何だか悲しい話。

レポ2で報告した、小さな丘の下にある小さなエゾホトケの池。

「大丈夫かな~」と行く前からおっしゃっていたO本さん。

近付くにつれ「ヤバイなあ~」、そして車を止め「あ~・・・」。



そう、丘の上は造成の真っ最中なのだ・・・



たくさんの大きなトラックが出入りし、砂埃がまき上がる。
そのすぐ近くは、造成が終了し、新しく綺麗な住宅地。

福岡だろうと、北海道だろうと、おなじなんだ。



ほんのすぐ近くまで、丘は切り崩されている。



なんと工事現場の排水管は、エゾホトケの小さな池に投げ込まれている。


  「もう、次に来た時はないかも知れないなぁ・・・」


O本さんのつぶやき。
初めての私たちも、地元で時折味わう無力感を重ね合わせて、むなしくなる。


エゾホトケたちがいたこと、そんな場所があったことなど、誰も知らない。
数年後、そんな風になっているのだろうか、ここも。


■池にいたのは

コオイムシの姿が、けっこうあった。
コオイムシもオオコオイムシもいるそうだ。



カエルがいた。
エゾアカガエルだ。
耳の後ろのラインなどが、ヤマアカガエルみたい。



周辺では近頃、「外来種トノサマガエル」が侵入し、繁殖しているらしい。


■発送する

ホームセンターまで連れて行っていただき、発泡箱を購入。
そのまま駐車場で梱包し、発送準備。



何と宅配便の営業所にまで連れて行っていただき、直接発送。

2日後に、無事水環境館に到着したらしい。
(※今日、さっき聞いた最新情報では緊急事態発生だとか・・・)


この後、回転寿司で昼食。
北海道産の生サンマや活ホタテなど食す。たいへん美味。


  ・・・レポ4は、サクラマスの上る川&豊平川さけ科学館。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

391号【北海道遠征レポ2~エゾホトケや!】

2006-09-17 13:13:10 | Weblog

さけ科学館号で、しばし移動。次は、エゾホトケ。

湿地的な場所にピンポイントでいるこのドジョウは、
フクドジョウのように簡単には見つけられない。
ということで、O本さんのポイントに連れて行っていただく。


■ポイント到着
厳しい状況に置かれるポイント、かなりやばそう。
その厳しさは、次号でレポート。

ここは小さな丘のふもとにある、湧き水の小さな水たまり的池。

 上から見たところ
 下りて見たところ


■さっそく網を入れる



浮き草が浮き、ガマやミクリなどの抽水植物がいっぱい生えている。




採集するO本さん。
すごく静かに採集なさってるが、確実に採って数を重ねているので驚いた。
いつもワーワー騒ぎ、全然採れていない魚部員と正反対!




水館k原氏、ここでは苦戦している模様。


■ホンモノだ!

オスが最初に採れた。
図鑑で見たとおり。感動した!



メス個体。
思ったより、太めなのが意外だった。
韓国の「ヒメドジョウ」に似てるのかと思ったけど、
印象的には本州の「ホトケドジョウ」みたい。



結局、15匹ほど網に入れた。



顧問&k原氏で、持ち帰り個体を選び、あとは元に戻す。
(撮影は、O本さん)



さけ科学館号に、積み込む。



北海道に着いて間もないというのに、もうミッション終了。
信じられなく、また有り難い。


   ・・・次号は生息地の危機&個体発送など。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

390号【北海道遠征レポ1~O本さん&フクドジョウに出会う】

2006-09-17 12:49:36 | Weblog
今号から、北海道レポートを掲載する。


今回の遠征は、天気次第の代休日に設定したため、
魚部員たちは残念ながら不参加で、顧問&水館K原氏の2人。

1泊2日の初日を採集&野外観察日とした。
札幌の豊平川さけ科学館のO本氏が、休日にもかかわらず
私たちをご案内して下さった。
何から何までお世話になってしまって、何と感謝の言葉を
申し上げてよいやら分からないほどだった。

本当にお世話になりました。
ここでも改めてお礼申し上げます。


■初北海道の2人



車窓の風景に空の広さを感じながら、ある小さな駅で下車。

ここでO本さんと待ち合わせ。



「さけ科学館Car」でO本さんが待っていて下さっていた。


■さっそく、フクドジョウ!

すぐ近くの川に行きましょうと言われたが、ホントにすぐ近くだった。



フクドジョウ、「どこでもいる」とは聞いていて、
O本さんも「どこでもいますから」とおっしゃってはいたが・・・

2時間半前まで福岡だったので、魚部スーツを着てるこの場所が
「ホントに北海道なの?」と不思議な心持ち。

空は、気持ちよすぎるくらいに青い。



O本さんに続く、水館k原さん。



下りた小さな川。水深は膝下くらい。

岸際のボサをガサガサして下さい、と言われスタート。




おお!! フクドジョウだ。思ったほど、大きくない。

小さな個体は、上から見るとまるでカマツカみたい。

体色も個体差があるみたいで、斑紋のあるのから無いのまで様々。



イバラトミヨ(淡水型)だ!
これも九州にいては縁遠いけど、たくさんいるらしい。

他には、ウグイ類、スナヤツメなど。



持ち帰り個体を選別中の、顧問&k原氏。
(O本さんが撮影したもの)


   ・・・次は、エゾホトケ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

389号【速報! 北海道な一日。】

2006-09-11 22:58:49 | Weblog

9月11日

新千歳空港、10時過ぎ到着。

そして、13時前には「エゾホトケ」「フクドジョウ」
展示用個体を無事、クロネコ便にて発送終了。

・・・まるで日帰りできる勢い!!


この後も、さけ科学館O本氏にいろいろ案内していただき
もういろんなものを見せていただいた。

後日、レポート。

明日は千歳にあるサケの水族館?に行く予定。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

388号【効果絶大! 魚部室のてるてる坊主。】

2006-09-10 23:04:56 | Weblog
前日まで降水確率80%の予報だったのに、今日雨降らず。

そのため、明日明後日の代休日は当初の計画通りに「北海道行き」実現。

目的は「エゾホトケ」「フクドジョウ」の固有種。
生息地の見学と展示生体の確保に行ってきます。

東京より北に行ったこと無い、顧問イノウエ。
飛行機5年ぶりの水館k原氏と珍道中、間違いなし!


では、行ってきます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

387号【昆虫展、撤収する。】

2006-09-09 23:18:24 | Weblog
いのちのたび博物館『昆虫 ワールドカップ』、
9月3日で閉幕した。

なんと、入場者7万5千名!

南の方の極彩色や大型や奇天烈な昆虫たちに混じって
地味に展示してあった魚部&おいかわ丸氏コーナー。

聞けば、じっくり見ている人が多かったとか。

小さな場所だったけど、膨大な「何々コレクション」に
勝るとも劣らない「何か」があったと思う。

魚部長k藤君による「福岡県水生昆虫標本」は、福岡の
物としては他に例が無いだろう。

またおいかわ丸氏の「日本産ヒメドロコレクション」なんて、
どこかの博物館もヒメドロをやってる風だったけど、こっそり
ほぼ全種というアンビリーバブルなコレクションだったりしたわけ。

 撤収1

 撤収2

 撤収3



学校の超繁忙期である1学期末に、昆虫展&外来種展、
2つを一度になど無茶だなあと思ってた。
冗談抜きで、近付けば近付くほど漠然とした不安と焦りが募った。

無事、終わって良かった。ほんとうに。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする