NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

北九ギョブ213号【一生分、見たわ・・ドジョウとオオミズスマシ。】

2014-11-27 22:51:19 | 調査
ちょっと更新滞りがち。

ネタも溜まって行く一方だ・・



なのに、新しいとこから書いちゃおう。


某所にて。

某ドジョウ研究の人にあげる為、ドジョウのサンプル採集。


ここ居るそうだと、その人に聞いてはいたけど

どこに、どれだけ、いるかは知らん。

で、事前に目を付けた場所(小池)に

上手いことたどり着いた。



網、入れた。




 わっ!ドジョウだらけやん・・・


その後も、すくってもすくってもすくっても

ドジョウドジョウドジョウ。

小池でも、そばの素掘りの水路でも

ドジョウだらけ。


マジで食糧に出来るくらいおる。

こりゃ、これまでの人生で見た分以上に

この小一時間ですくった気がする。






で、移動して、大きめの池。

ここでもまずドジョウ。

それはそれでうれしい。

このエリアでもサンプル採ろうと思ってたんで

ここで採れれば他所にいかんですむし。

水昆に集中できる、というわけで。



で、抽水植物の塊に網を入れた。




 わっ!オオミズスマシだらけやん・・・


その後も、すくってもすくってもすくっても

オオミズスマシ、オオミズスマシ、オオミズスマシ。

(あ。他のもいっぱいいたけどね)


これまでの水昆調査10数年では

たぶん1回に5匹くらいがMAX。

ふつうは1~2個体。

しかも、最近の福岡じゃ、かなりレア。


なんでこんなにうじゃうじゃ???


今までのと比べたら、少なくとも50年間分は

オオミズスマシ見ちゃった気がする・・・






話があっちとびこっちとびするけど

冬に入るので(ん?あんま関係ないか・・)、

更新を密にします。いやしたいな。



最近の、メンバーと目にした(知りたくなかったけど)

「福岡県の自然の辛く嫌な現実」

のことも、書かんといかんなぁ。




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北九ギョブ183号【こんなこともあった・・】

2014-10-21 00:20:42 | 調査
だいぶ前のことでアーカイブから。

むかし、こんな珍事もあった。

決して無理してる訳でなく

この時もソロソロ行ってたが、こんな次第。







日本の農道サイズだった道、開けた場所に出てすぐ

今度は急に狭くなっていた。

右手の細流の溝を気にしすぎたのか、知らず左寄りに。

生い茂った草にまったく覆われ、左手の元・溝に気づかず。


後でよく見ると、左手の草むらは元は水田だった雰囲気。

「左手の元・溝」は「水田脇の小さな水路」だった?

埋まる、埋まる・・・ズブズブ。


自然な心理で、来た道に戻ろうと下がったのが、逆に災い。

先はさらに道は狭くなっているようだったが

事後、冷静に見ると、元・溝は下がった方が埋まりやすそうで

あえて前に進むべきだったのかも。




日本の野山で最強のクロカン、ジムニーさんもこうなってはお手上げ。


どんどん傾いていく中、同行のメンバーらと笑うしかなかった。










本当にJAF様様の出来事だった・・ご面倒お掛けしました。

甚だ恐縮で、そして感謝至極です。

JAFさんの手際の良さ、確かな技術には感動。







まさに、元・田土!みたいな感じだ、、

これじゃ足掻いても、どだい無理。





尊敬する博物館のU先生は常々仰っているし

もちろん自分たちも自覚し心がけているが

安全にはいつも最大に注意を払っておかねばなりませんね。


※この秋の時期は、スズメバチが最近、やたらコワいです。

 ニュースで見るたび、ビビりまくりです・・



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北九州魚部178号【また、落ちる。】

2014-10-18 22:42:21 | 調査



生い茂った草で、まったく覆われていた・・

深さが腿まである溝に、落ち込んだ。


スカッと思いきりハマったものの

用心をしていたせいか、ほぼまったくOK。

足首ひねったくらい?

それとカゴが衝撃で一部われたけど。




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北九州魚部173号【いえ、もう、そんなに、けっこうです・・】

2014-10-14 22:20:05 | 調査
県民ならご存じの方も多いでしょうが


 福岡県は柿の名産地


ですよね。たしか、全国3位くらい?



だからと言って、ギョブリと柿にどんな関係?

というのが今回の話。

タイトルは、そのときのセリフ、、



とある池。

ほそい農道を挟んで、一軒の農家さん。

お断りを言いに行くと、若い方が玄関先で作業中。


 「よかですよ~車もウチに停めてよかですよ~」


と、ものすごく快諾してくださった。



お言葉に甘えさせていただく。

で、何者かをお知らせしようと図鑑持って

再び玄関に行くと居ない。

あれ?と思い、スミマセ~ン!と呼んでると

家の脇から、その方のお母様とおぼしき方と登場。


 「こっちに来んですかぁ~」


付いていくと、何やら柿の作業中。

 「柿、持っていかんですかぁ~

  傷モンなんで、卸せんとですよ」


 「あ、ハイ! ぜひ!!」


と言うと、どんどんどんどんビニールに入れていく。




 
 「いえ、もう、そんなに、けっこうです・・」


声掛けしないと、際限なく入れてくださりそうな勢い。



池に入る前に、何でか知らんけど

柿をいっぱい手にしている現実・・・

“何しに来たんだっけ?”

車も停めさせてもらったうえに。



 「いつでも、好きな時、来てよかですよぉ~」


とまで言っていただき、もう大感激、、、

(じつは採集後、もう一度裏に行って

 「柿の作業」も見学したのだ

 くわしく教えてもらって、へえ!の連続。

 社会見学?農業見学?の一日になっちゃった)






あとで、別の場所でギョブカーのボンネットの上に

いただいた柿を並べて、記念撮影。



※こんなに食えないので

ギョブ応援団のOさんにも、おすそわけ。


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北九ギョブ155号【ガッツリ痕(=草負け)出るほど!?】

2014-09-21 22:31:15 | 調査
予定変えて2カ月ぶりのコバンムシ・モニタリングでもちょろっと、、

と思ったが、声掛けした生き物好きメンバーと都合が合わず。

もともとの予定通り、このごろ調査してるエリアの新規調査をした土日。



今回は、使ってる地図ソフトが詳細データを出せない場所が多く

探し出せないかと思いきや、意外と見つかった。


加えて、通りすがりで入れそうな池にも会ってしまったので

いつも通りそんなに気張ったつもりなかったけれど

(気張ると持たんので(哀))

数だけはこなしてしまった・・



しかも、事前に出会いたいものだと思ってたヤツにはかなり出会えた。

唯一、タダゲンだけは新規開拓できず、次回以降のいつかということで。









知らず知らず、熱心にやってしまったのかどうか

気づけば腕がこんなに「草負け」・・。








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北九ギョブ146号【ガマの穂とコンタクトレンズ。】

2014-09-16 01:18:12 | 調査


これは5月の、ぜんぜん別の場所の写真だけど。



ある池で、ガマ林(?)の中を砕氷船のごとく進んでて、、

かき分けられ倒れかかったガマの穂が、人間が通り過ぎた反動でシュッと戻ってきた。

それが目に直撃!







どっか、飛んで行ってもうた。

痛い出費や・・・



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北九ギョブ116号【水質が良いため池でも、水昆は。】

2014-07-28 01:01:05 | 調査
これも京築、というかゴーンさんの工場がある北九州市の隣町。



池尻は山に接する、調査定番の立地。

その池尻は浅瀬があるようで、抽水植物。これも定番。




右岸におりる。若干の植生。

水は濁ってはいない。




網を入れるとヨシノボリの稚魚。トウヨシか。




さらに成魚も。数は少なくない。

やはり水は生きものにとって悪くないようだ。

シマヒレではないよう。

福岡の瀬戸内海側は未見。




もちろんフナも。メダカはいない。



浮葉植物はヒシだが、岸まで接岸するほどは生えていない。

よく見ると、いろんな水草があることに気づく。



マツバイと思ったが、つながってないのでハリイか?




クロモ。ひさしぶり見た。




これは福岡でもまあまあ見かける、イヌタヌキモ。




流水中にはヤナギモ同様多い、エビモ。

福岡での池ではさほど見ないか。




エビモの隣にはマツモ。



どれも希少種ではないかもしれないが、

いろいろ生える池は、そんなに頻繁に見かけない。

残念だけど。

その点で、昔の姿をわずかに保つ池なのかもしれない。




池尻の湿地帯には、オオフサモが少し侵入してたけど・・



という池でも、水生昆虫は寂しすぎるのが現状。

ま、時期を変えて通年調査すれば種数は多少増えるかもしれないけどね。

で、見たヤツは、下記の連中。




さ、さびしいぃぃ・・ゲンゴロウはコツブだけ。

何かそれと悲嘆し、やる気なくなるね。

せめてコマルケシくらい、

よろしければルイスツブのお出ましがあってもよさげなのに。




だいたいどこにも居てくれる(前向きに評価してみた)、

タマガムちゃん。




コガシラ、勿論、タダコガシラ。




マルミズではなく、ヒメマルミズ。

こういうのが残存してるってことは・・・ねぇ!



50~60年前は、(他もだろうけど)きっとスゴかったに違いない。

タダゲン、シマゲン、ガムシは言うに及ばず、下手したらスジゲンとかも!?

それがこの惨憺たる有様。

これが現在の現実(の一つ)。







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北九ギョブ115号【ギンリョウソウ(銀竜草)。】

2014-07-27 10:20:45 | 調査

前号で思い出した、1年前の5月中旬。

京築地方の山の中で。




これまた、やっぱり戻り道。

(うつむき加減になるんやろうね)




見つけたとき、いつものことだけど「何じゃこりゃ?」

帰って調べて、「ギンリョウソウ」って知った。

日本全土に見られるそうで。

別名の「ユウレイダケ」がいかにもその通り!

誰も居ない薄暗い林内で、気色悪かったもん。






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北九ギョブ114号【きのこ?】

2014-07-26 23:54:23 | 調査

近畿かどっかの高校か高専か忘れたけど

魚部ならぬ、キノコ部みたいなのがあるって

いつかテレビでやってたわ。


で、今日はそんな「きのこ」(たぶん)ネタ。







こんな林道?というか、廃道になりかけを歩いてた。

(そういうの多いけど)

もう15時になってた行きは、がむしゃらで気づかず。



戻る道、疲れと暑さでくたびれ果ててトボトボ歩いてると、




   おや?

   なんじゃ、こりゃ???




何かのきのこに生えたカビ?




疲れと場所と我を忘れて、思わず這いつくばって写真。

これ、何すかねぇ・・・・・







で、そういうもんに目を留めてしまうと、翌日。



こいつは、池の縁に、1個だけポツンと。

見るからにヤバそうな雰囲気。

(その後ガサガサに夢中で、笠をポキリと折ってた・・ゴメンなさい)




この池へのアプローチする林間に、多数。

これ、よく見るような見らんような。








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北九ギョブ113号【ジュウサンホシテントウ。】

2014-07-26 10:34:23 | 調査


浮島状になった植生に水面をかなり覆われた池。





主にガマ、そしてヨシなどが中心。





浮島の表面は湿地状態。

踏むと、じわっ~と水が溜まってくる。

こういう環境はセマルガムシ系が大好き。

どんなもんが居るんだろうと見てみるが、

やはりヒメセマルが居ったくらいかな。





ガマをうまく折り重ねて足場にして、奥へ。

大丈夫なんやけど、なんかちょっぴり不安。

だって、多分もう、深い場所に居るから・・





そんなこんなで、ヨシが生えた場所で

ジュウサンホシテントウ、見つけた。

※標本にするつもりが、帰って見ると容器に居らんが・・





他にはこんな感じ、、









不安定な中で、不安定な姿勢で撮影してると

腰が痛い・・









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