NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

静岡ギョブ3号【麻機遊水地で観察会】

2014-10-05 16:21:40 | 観察会
どうもこんにちは、久々に静岡から失礼させていただきます。

今回は10月4日に行われた遊水地での観察会に行って参りましたので、

記事にさせて頂こうかと。

どんな観察会かというと、




どこか高校時代を感じさせてくれる雰囲気で、

子供たちがカメで楽しそうに遊んでいました。

この観察会を開催したのは静岡大学教育学部の加藤英明先生で、

今回の目標はカメを調査して外来種であるミドリガメについて知ってもらうこと。

観察会の最後にはミドリガメが外来種であり、生態系に対する悪影響に加え、

ペットとしてのカメのことなど、楽しくもお勉強になるお話が聞けました。



何よりもこの観察会で僕が感銘を受けたのは、

主催である巴川流域麻機遊水地自然再生協議会さんが県の組織であり

さらに、大学の研究をも兼ねているということ。

これは僕ら魚部という1団体が中心になって行う観察会とは一味違うと感じました。

環境問題に行政が関わってくれることで、世間の目が向きやすくなると思いますし、

学生や多方面の団体の方々もこの協議会に参加していました。

カニ籠を使った特別採捕許可も降りていましたし。

そして、加藤先生はこの観察会を恒例化して地域の方々にも参加してもらうことで

さらに輪を広げたいと考えていると話してくれました。

僕らのような生き物屋に行政が加わり、

さらに地域の人々や企業、色んな活動団体、そして子供たちを巻き込んだ観察会。

少し大げさに聞こえるかもしれませんが、今回の「観察会の形」こそが

これからの日本の環境問題を解決できるような気がしました。



もし、魚部に加えこの観察会が日本のあちこちで行われたらどうなるんでしょうね。


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新111号【大暑~手光ビオトープ観察会。】

2014-07-23 22:19:25 | 観察会

ギョブ相談役N氏にお声掛けいただき

福津市の手光ビオトープでの観察会に行ってきた。




前に来た時は、まだビオトープは無かった。

ここで調査を続けている話はN氏から時折、拝聴。





ごあいさつ。

宗像市主催の夏休み企画のひとつ、だそう。

さすが生き物関係は大人気で、すぐに定員になったとか。

宗像市だけでなく、近隣の町からの参加者たち。





事前のレクチャー。

会の前に捕まえていた、シマヘビを子どもたちに披露。





子どもたち、いよいよ水の中へ。

ドジョウ、タイコウチ、ツチオタマ、アメザリ、ミナミヌマ、

ハイゲン、マメゲン、ウスイロシマ、コツブ、オオミズ、コミズ、ハイチビ、

スジヒラタ、etc・・



 「これ、なんですか?」


30回くらいは聞かれたかな。

でも、子どもたちも好奇心旺盛だし、

保護者の方も興味を持って驚いたりしてくれるので

非常に楽しい。

しかも、子どもたちは言葉遣いもきちんとしてた。感心!

(そうじゃない観察会や展示時の対応も、けっこうあるんだ、これが。

 そん時は、なんちゅう口の利き方しよんじゃ!とちょっぴり叱るけど)





1時間ちょっとガサガサした後、N氏先生による振り返り。

これも楽しかった。

ドジョウのこと、タイコウチのこと、カエルのこと、貝のこと、ハイゲンのこと、等々。

一つひとつ、じっくり丁寧で分かりやすい説明が楽しい。

生き物がますます好きになる感じ。



さすが、場馴れしてらっしゃいますな!

ちゃんと子どもたちの「飛び込み発言」にも、スムーズに答えてた。

あれが出来ん人が多いと思う。

ちゃんと拾い上げることで、参加者の一体感がでますもんね。



昔のギョブ員たちのハラハラ・ドキドキの緊張感たっぷりで、

ザックリ感満載の説明とは比べちゃダメです・・ね。



カンカン照りの下でだったけど、子どもたちも保護者も、

積極的に聞いていたのが印象的。







N氏と直に会うのは、今は昔の2013年正月ギョブ会以来、ひさびさ!

いやあ、お変わりなくお元気そうで。ご多忙そうですけど。

観察会もまた、ひさびさ!

こういうの、やってたねぇ・・という感覚。


大暑の日、面白ろうございました。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする