NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

784号【水生昆虫検定!】

2008-07-31 22:11:28 | Weblog

夏風邪に悩む顧問イノウエです。

早く布団にと思いますが、
これを見て来てくださる方もあるかもしれないので。




■8月2日(土)13時~

水環境館において、魚部員による講座『水生昆虫検定!』が
開催されます。


定員は、25名ほど。
申込みは、水環境館(551-3011)まで。


魚部員が、全部で5問の検定問題を出題します。
その検定問題を考えながら、楽しく福岡県の水生昆虫について
学んでいこうという内容の講座です。


参加者には、限定品の下敷きをプレゼント。
8月1日夕方に出来上がる予定の、できたてのホヤホヤです。
この講座への参加者が、一番最初にこの下敷きを手にします。


蒸し風呂のような魚部室で、部員たちはこの講座に向けて
あれこれと準備を連日しています。


よかったら、おいでください。

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783号【水昆展お疲れ!の魚部会】

2008-07-26 10:43:26 | Weblog




7月25日(金)

1年ぶりの魚部会。
つまり、昨夏の10周年記念展示のお疲れ魚部会以来。

場所は、いつものように太光苑。



展示のラストスパートに大きくかかわってくれた
OGやぎさんも加えて。


各自、今回の取り組みを終えての感想や思い、
そして今後のギョブ活動への意欲を聞かせてもらった。


そして、最後に魚部長の交代。
この1年間、同級生がいない中、自分なりに一人奮闘してきた
8代目魚部長もりさん(部員としては9代目魚部員)の挨拶。


そして新体制は、9代目魚部長ハマちゃん、副部長ヤスとなった。
また1年間、歩き始める。


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782号【企画展『面白いぞ!福岡の水生昆虫』スタート】

2008-07-21 18:29:30 | Weblog


■おそらく子供受けがよく集客になるのでしょうが、
ここ福岡県では相変わらず“外来種”の「世界のカブトムシ・クワガタ」が
流行っているようです。


今日お昼のNHKの地元ニュースでも某所で開催の企画展が報じられていました。


いくら子どもが喜ぶといっても、民間の方はともかく、
公的な施設やマスコミなどが安易に扱うのはいかがかと常々考えています。


幼い子どもだからこそ、きちんと触れさせるべき、感じさせておくべきものが
あるのではないかと思うのです。




■それに対し、魚部はいかにも地味で今回のテーマは『福岡県の水生昆虫』。
大きさは多くが数ミリの世界。そして見かけも派手でもない。


でも、彼らが身近な水辺にいること、私たちの様々な影響を受けていること、
そして、「エコ」なんて言葉など似合わない昔ながらの自然に生きていること
などを知ってほしいのです。
彼らも生きていける自然環境は、私たちにも豊かだと言えると思うのです。


地味だけど、魚部(と魚部仲間)ならではの企画展です。


昨日、開催直後に見ていると、お子さんがお父さんに言ってました、
「ねえ、この夏は水生昆虫を調べに行こうよ!」
お父さんは、「う~ん・・モニャモニャ」と半ばごまかしていました。


子どもだけじゃなく、今どきの大人だって知らない。
そんな身近な水辺の小さな命や彼らが暮らす場所のことを伝える企画展です。




■展示の様子

見に来て!と言いつつ載せるはどうかと思いますが、
これを見て是非実際においでください、という気持ちをこめて。







南口方面からの入口。
まずは標本コーナーになります。
福岡県産の水生昆虫約100種を紹介しています。

北九州市立自然史・歴史博物館のご協力で、
福岡県からは絶滅したタガメやゲンゴロウの貴重な標本も展示。

外側は部員たちがあれこれ考えて紹介する、水生昆虫たちの生態など。





これは、部員たちの注目抜群のオススメ水槽。
大体、120㎝水槽で水生昆虫を見せようという試み自体、斬新。

巨大なガムシ潜水艦の浮き沈む様、中型ゲンゴロウが水上で休む様、
「あ~、こんな感じなのかな、池では」と見ていて飽きない。





北口側からの入口。
こちらは生体展示コーナーとなる。





贅沢にも新規購入してしまった、ビバリア450がずらりと並ぶ。





集団で泳ぐコマツモムシの美しさにハッとし、
マルミズムシのあまりの小ささと泳ぎの素早さに圧倒される。

奥のミズムシ3種水槽、まるで池の中を切り取ってきたかのよう。
(但し、ミズムシが長持ちしないかも)





マメさん力作の越冬パネル、
そして顧問にダメ出しをされ続けてもへこたれずに頑張った、
「第1回痛い!水生昆虫選手権大会」。

奥には、「水上の忍者」(?)の極めて見るのが大変な水昆たち。

さらには、「福岡が本拠地バイ!」と模式産地の水昆コーナーも。





こちらもダメ出しされ続けた、S元君の「ヤバい発見コーナー」。

泳ぐムモンチビコツブを見つけられたあなたは、良いことあるかも(?)



ハマちゃん作成の展示案内図も、表紙&裏表紙が大変レア。
特に裏表紙が、参考にするものがなく、完全に自前で製作。



というわけで、これから2か月の展示期間。
近くのあなたも、遠くのあなたも、一度ご来場ください。

おそらく魚部が水生昆虫の展示をするのは、これが最後になるでしょうし。





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781号【展示作りという、苦しく楽しい取り組み。】

2008-07-21 18:03:24 | Weblog


■今回は、1年生も含め、魚部員たちが自分の役割パートの全責任をもって
展示までこぎつけるという方法で取り組みました。

生体確保&維持管理、展示水槽レイアウト&作成、生体説明文作成、
パーテーションを使っての担当テーマの説明パネル作成、搬入の段取り・・

過去の企画展より、魚部員個々の負担と責任は大きくなります。


※各自の役割分担と作業進度を書いた、魚部室の黒板



※魚部室前の廊下で、各自のパネル作成に取り組む。とにかく暑い!!



■多くの市民に見てもらうのに耐えられるものを作る。
それは、高校生にとっては非常に困難なミッションです。
OGの力を借りつつ、たくさんのドラマがありつつ、
何とか開催当日までもつれて、いちおうの形に仕上がりました。


■この企画展取り組みの過程を、地元TV局がまじめなドキュメンタリー番組
として、9月上旬に放送すべく取材・制作中です。

これまで魚部をあつかったTV放送は、川に出て楽しくやる的な部分の
クローズアップが多かったと思います。

たしかにそういう姿も魚部の楽しさを表してはいます。

しかし、水環境館のあの狭いスペースとはいえ、
何かを見てもらう、感じてもらうために、創り出す作業というのは
非常に大変なものがあります。

魚部員たちの充実感や達成感の多くは、実はそうした点にあるのではないか
と思うほどです。

今回、ただ楽しいだけではない部員たち(と顧問)の悪戦苦闘する姿も描かれて
いるのではないかと思います。詳細が決まったら、またお知らせします。


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780号【展示前々日、只今帰宅・・・】

2008-07-19 02:02:03 | Weblog

切羽詰まった展示前々日、今までプリントアウトなどしてた。

今帰宅して風呂を入れながら、晩飯代わりのゼリーを食べながら
とりあえずブログの更新。


火曜日夜、おいかわ丸氏と2004年秋の水昆展の話をしてた。
直前に、二人で午前3時過ぎまでパネル作りをやった思い出とか。


今回はと思ってたら、この有様。
しかも、今回はひとりきり。



ま、部員たちも21時すぎても作業してた。
連日すごいがんばってる。

従来の企画展よりも部員たちが関わる部分がとても大きい。
だから、なかなか彼らの手に負えない。


OGの力も借りて、明日(というか今日だけど)完成させる。




さ、7時半には学校集合だ。



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779号【メール復旧!】

2008-07-17 01:04:26 | Weblog

7月16日(水)

数日前に、急にパソコンが壊れた。
展示追い込み時期なのに、非常に困ったトラブル。

さらに、あれこれとメールで連絡とりあっていたのに
それもできない。



しかし、今日(16日)、大変痛い出費をしてパソコン購入。
そして先ほど、メールも復旧。

残念ながら、メールソフトも新たになり、
知り合いのアドレスが全て分からなくなってしまった。

もしこれをご覧の方がいたら、お暇なときにメールください。
こちらからはアドレスが分からず、送信できない状態です・・


よろしくおねがいします。


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778号【こんな溝にも、アカザ!】

2008-07-13 23:32:55 | Weblog

緊急の事情で、一人魚部として出動。
往復60㎞近く走り、さらに現地で1時間もかけて、
ようやく目的の「オオアメンボ」を3頭採集。

誰もいない山の溜め池で、長い柄のタモ網を構えて、
岸辺のブッシュに木々と同化したつもりかのようにいる男。


 かなり怪しい・・ぞ、きっと。



さて、無事ミッション達成し魚部カーへ戻る途中、小さな溝に気付いた。
溝幅はタモ網の幅よりも狭い感じで本当に小さく、半ば草に埋もれていた。




午後からは部員やドキュメンタリー番組スタッフらとのギョブリもあり、
時間はないのだが、安堵感からかつい溝ガサをしたくなった。

幸先良く、「マルガムシ」!
自分としては、県内で2例目。
前回、この近くで探したが探せなかった。やはりおるんだ。


と思ったら、今度は・・「イモリの幼生」?

いや、「アカザの赤ちゃん」!!






うわあ!と思わず、独り心の中で歓声を上げる。



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777号【ヒツジグサ(?)~夏の青空に向かって咲く。】

2008-07-10 23:45:19 | Weblog

ある水草の多い溜め池。
最近訪れると、大きめだが上品な白い花が点々と水面に咲いていた。




ひっそりとした池。

誰も見ることの無いであろうこの池で、
花たちは夏の青空に向かって咲いていた。



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776号【ヒルに怯む。】

2008-07-10 23:40:12 | Weblog



溜め池に行くと、時にヒルがいる池もある。

顧問イノウエ、これが非常に苦手。怖いのだ。


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775号【僕が小学生の頃・・】

2008-07-08 23:20:34 | Weblog

連日、部員たちの分担パートの案や下書きを見ている。


「貴重種と保全」担当のある部員と話したときのこと。

パネル案の文章に、2004年秋の水生昆虫展のことを書いていた。


  顧問「えっ!この企画展、お前は知っているの?」


  部員「はい、小学生でした。絶滅水槽を見て、
     タガメやタダゲンがいないんだと知りました。」


  顧問「へぇー!そうなの!!」


k藤君やA木君、k野君らと悪戦苦闘の末に作った、
第4回企画展『福岡の水生昆虫展~もうゲンゴロウやたがめはいない』


それを見た当時の小学生が高校生になって、
今度は魚部員として自分が水生昆虫展の展示に取り組んでいる。



  不思議な気持ち。


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