■前置き1
「イトアメンボの仲間」には、3種(イトアメンボ・オキナワイトアメンボ
・ヒメイトアメンボ)が福岡では生息域となっているらしい。
そのうち、一般的だと言われているのは「ヒメイトアメンボ」。
名の通り、小さめで1センチ弱とされる。
マイナーなのは「オキナワイトアメンボ」。
何がマイナーかといえば、その存在に「触れられている」ことが少ない。
イトアメンボといえば、イトアメとヒメの2種・・・みたいな。
で、残るはイトアメンボ。
最も大きいらしくて、11~14(15)ミリとよく書いてある。
そして、環境省RDBの「絶滅危惧Ⅱ類」。タガメと同じ。
つまり、全国的にすごく少ないということ。
■前置き2:今、魚部室には・・・
浮羽のとっても山の中2ヵ所、上毛町、大島、若松のイトアメ類がいる。
疑「イトアメンボ」ということで飼育している。
何か11ミリほどありそうなので、ヒメではないので、
イトアメか? オキナワか? という訳なのである。
何せ、情報の少ないオキナワ、存在の希少なイトアメ。
どっちだろうね?
あちこち集めて、同定してやろう、いつかと。
■目からウロコが、百枚は落ちたね、絶対。
ある県内のため池。
何と、ここには「本物のイトアメンボ」がいたのである!
見てビックリするの何のって・・・
一目瞭然という言葉がこれほど当てはまった経験は、これまで無い!!
「はあ~・・・全然違うやん・・・」
そう、全然違うのだ。大きいのだ。めちゃくちゃ。
なに?? 今までの悩みって・・・というほど。
驚き、感動し、そして驚きまた感動する。
激烈なショックに、帰りの長い道のりも目が冴えまくり。
で、帰宅してグッタリ。
驚いて逃げ込んだのか、越冬準備なのか、岸辺の枯れ草の中にいた。
どうやって採るって??
それはね、「目で見て採る」のよ。
だってデカイから。
あんなにハッキリ歩くのが見える様には、もう笑いしか出ないね。
だって、デカイもの。
でもね、まだ大きいのいるんだってさ。
18ミリくらいはあるんじゃなかろうかって。
今までの「11~14ミリ」って何なの??と思いません??
いやあ・・・すごいぞイトアメンボ。
でも、あんなのがいる場所って、ホント少ないだろうね。
今まで400個くらい福岡の池見たけど、見たこと無いもんね。
いやあ・・・いいもん見せて貰った。(書いてる内に感激が蘇ったね)