NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

563号【紫川最小対決の行方・・】

2007-05-27 20:39:40 | Weblog
最小の魚は、どれか?
北九州市民に馴染みの紫川で考えてみよう。

南の方なら、ブッチギリで「ゴマハゼ」かな。
でも、ここいらにはいない。


ならば。
やっぱり、メダカでしょう。



(紫川産)



と思いきや・・強力なライバル出現。

オレを忘れてもらっちゃ困るぜ!とふわふわ登場のこのお方。



(紫川産)

そう、オレの名は「ヒナハゼ」。
何かハゼ、ハゼの子ども、とかで片付けんでほしい。

よう見てん。可愛いやろ。
だ~れも注目してくれんけ、ひっそり生きとる。
(いや、K響館のS氏は注目してくれてるぞ!)


  
  水館でも、「紫川最小コンビ」と常設展示で紹介したくて
  ちょっと前から魚部室で飼ってるんだけど。


  水館に行く暇がなくて保留中・・・



展示したときはここで紹介するので、見に来て下さいな。

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562号【近況。】

2007-05-25 21:22:57 | Weblog
ひさびさ更新。


■24日(木)午後

夏の企画展にあわせて刊行予定のオフィシャルブックⅡ、
その名も『魚BOOK』の印刷屋さんとの打合せ。

何と、第1回目! 間に合うのか!!

月末までに原稿を渡す約束をしてしまった。
(そうでないと間に合わんらしいので)

どうにもなりません・・外に出られずストレス溜まります。


■25日(金)午後

中間考査が終わり、今日から部活再開。
1年生6名ともりさんとで、中庭ビオトープに入っていた。

噴水池を少し変えるための、下準備。

行きたかったが、そして水に入りたかったが、
顧問イノウエは職員室からちょっと見ただけ。
それどころじゃなかった・・



  池に行きたい。
  川に行きたい。
  干潟に行きたい。

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561号【あな、無惨やな・・ある市内の川の変わり様。】

2007-05-19 17:30:01 | Weblog
先日、市内のある川に行ったときに出会ったこと。


着いて、激しく驚く。
昨秋までとはあまりに変わった、川の様子。

・・・手ひどく河川改修がなされていた。


  なんで、、、こんなことに


そう呟くのが、精一杯。


■だらだらと水が通る道




どこからか持ってきた礫を多量に川に敷きつめてしまって、
川はただの「だらだらした水の道」へ。もう川とは呼べんやろ。

何じゃこりゃあ・・



■そんなに川を歩いて渡らないけん?




岩を置いて川を渡れる場所。
こんな場所は上流側にもあるのに、また作っている。
何カ所あればいいの?

というか、これが親水型の河川工事なの?
まさか多自然工事とか言わんやろうねぇ・・

 「水路」に岩があって歩いて渡れる。

それって、公園の中の人工的な場所のイメージじゃない?
そもそも自然の川には不自然だと私的には考えるのだが。



■外来種繁茂よりも環境悪化?




下の画像は、2006年5月のもの。ちょうど1年前。
上流側からと下流側からと撮影方向は違うが、場所は全く同じ。

ここはタナゴが数種いたり、メダカがいたり、ナマズもいたり、
魚の種類も数も、川の規模の割にとても多かった。

さらに、市内唯一のスジシマ中型種点列型の生息場所。
この改修工事場所は当然生息地であり、かつ稚魚の成長場所もあったと聞く。

それがこのざま。



ベタッと浅く平べったくされた川は、魚の気配などなし。
どっかの排水路みたくなってる。

外来種オオフサモやキショウブの大繁茂も問題だろうけど、
まだ魚たちは沢山いた。

でも、今はいない。というか住む場所が無くなった。



■どうすればいいんだろう?




聞くところでは、国交省の工事だという。

どこであろうと、こんな改修工事はダメでしょう。

人の命に関わる改修工事、必要でしょう。
その際に、そこに暮らす生き物のことも配慮した
工事ができれば素晴らしい。

でも、人が水に近付くためにそこで暮らす生き物が犠牲になる。
それはやっぱり・・・



  私たちに何ができるんだろう?


いつも思います。

そんな生き物のこと知らんかったら、そんな思いは持たなかった。

でも、私たちは知ってしまっている。
同じような思い、魚部に寄せられます。

「あそこには~や~がいたのに・・」
「また改修してる・・そばを通りたくない」



  私たちに何ができる?  



  魚部には何ができる?


このところ、そんな思いをよく感じます。
「魚部は魚部なりのやり方で」と考え、取り組んできたのですが
果たしてそれはどれだけ意味を持てたのだろうか?

  
  こんなんでいいんやろか?


知って、それを伝える、そして記録に残す。
それを積み重ねれば、少しずつ変わっていくかもしれない。

それがこれまでの私たちのやり方。


  でも、これしかないよね、ウチらには。


投げかけられて困った顔の部員に、そう言いました。
そう、私たちには、魚部には魚部のやり方で。

とりあえず、この川のことは来春に出る予定の北九州市版RDBの
「スジシマ中型種点列型」の項に記した。



   知って、伝える、そして記録に残す。



これを続けていくことが、魚部が無くなるまでの私たちの存在意義(かな)。

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560号【田舎庵に駆け込み、鰻を喰らう。】

2007-05-19 16:35:59 | Weblog
5月19日(土)

ガタイの割に実はデリケートな(!?)顧問イノウエ。
疲労困憊の様相を呈したままの、この1週間。

校務(魚部含め)はもちろん、私的生活も何じゃかんじゃと
することが文字通り山積しているのが原因か・・・

というわけで、本日お昼は小倉の名店「田舎庵」へ出かけた。
久しぶりに鰻でも食べて元気だそう!

というか、頭の片隅にずっと田舎庵の鰻がちらついていた。
でも、21時半には閉店してしまうので、ふだんはとても間に合わない。


  超奮発して、「せいろ蒸し二段」なるものを注文   
  画像を入れたいトコだが、1人で写真撮りきらん!


今日は(今日も)、残念ながら天然物ではなかったが、
非常に美味しくいただいた。
(天然物の時は脇に札が添えられる。値段は同じ!)

ホントは「肝焼き」という鰻肝の串焼きの単品も欲しかったが、
メニューから消えていたのであきらめる。



  これで元気を取り戻すべし、自分!


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559号【ヤリボテ=ヤリタナゴ×アブラボテ】

2007-05-16 19:28:57 | Weblog

先日、市内の河川に、スジシマ中型種(点列型)の斑紋を
観察に行ったとき、採集したアブラボテ。

他のアブラボテとは、何か違う感じがした。
網に入って水から出て、日光に照らされたその姿は。

あれ?
ヤリボテかな??

この時見かけたタナゴは、アブラボテ。カネヒラ。ヤリタナゴ。
そして、カゼトゲタナゴ。

写真に撮ってみたらどうなるんだろう、と考えたのが下の画像。
肉眼で見るのとは、少し印象違うなあ。
ヤリタナゴっぽく見えちゃうような・・・






どうなんだろう?
ま、しばらく飼って観察してみましょう。

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558号【水槽では一足早く~スジシマ中型種点列型】

2007-05-15 21:20:01 | Weblog

生息地ではまだ点列模様だった、スジシマドジョウ中型種点列型のオス。

水槽内では一足お先に、縦条模様に変化していた。



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557号【瑠璃色の頬】

2007-05-15 21:17:42 | Weblog



タナゴの写真を撮っていたら、近寄ってきた。

久しぶりにじっくり観察した、ルリヨシノボリの顔。
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556号【魚部改め、「俺たち泥部」?~有明干潟・後編】

2007-05-13 12:17:04 | Weblog
5月13日(日)
昨夕、宿泊訓練の引率から帰校。
ひさしぶりの魚ぶろぐ更新。

で、まずは尻切れだった有明干潟の結末から。



8代目念願の有明干潟での、泥まみれ。

みんな大満足(?)の笑顔です。

魚部というより、泥部??




ムツゴロウが採れた人も、採れなかった人も、みんなで観察。



陸に上がって思わず出た言葉・・「あ、歩きやすい!!」

すぐ近くのクリークで、腕や魚部スーツの泥落とし。
クリークも決して清澄な水色ではないけど、ものすごくありがたい。



もりさん、密かに「干潟マスター」?
Tシャツが全然、泥まみれではない。
みんなと同じようにやって、手を抜いてはいないのに!



 こんな泥深い干潟に魚部スーツで入るなんて・・・

 でもでも、この後、川に行くと、魚部スーツが軽く感じる。
 まるで有明の泥が「大リーグ養成ギブス」の役割であるかのように。

 ま、今回は魚部的川遊びなんでね。

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555号【ムツゴロウもびっくり!?】

2007-05-08 22:35:49 | Weblog

みんなでドタドタと入ったせいなのかは
分からんけど、ムツゴロウが思わず巣穴から飛び出した!

それも2匹!!



まずはk村部長の手に。



続いて、N口さんにも。



小さめながら、リッパにむつごろう。



どうだ! 見たか!!

と言ってるかどうか定かでないが、干潟(の廃タイヤ)の上に
意気揚々と立ち上がるk村部長の勇姿。



 徐々に水の生き物「魚部」が、泥の生き物へと変化してゆく。



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554号【まるで、これは「フ○ーチェ」だ!~悪戦苦闘編】

2007-05-06 18:53:49 | Weblog


最初は、ちょうどお湯に入れる前の白玉粉のくらいの固さ(耳たぶ?)
があった有明干潟の泥、画像のように一つの場所に長くいると、

だんだん、水と泥が混じって、ペースト状になっていく。

  
  知らず知らず・・・気付かない間に。





そうなるともう、どうにもならない。

藻掻けど藻掻けど、自分の周りの「タプタプ」した泥が動くだけ。



力を込めても、周りは泥。
少し固かったその泥も、やがてタプタプした泥になってゆく・・・

そう、まるで「フルーチェ」のよう。
多量のフルーチェの中に閉じこめられて身動きできない。

そんな感じなのだ。

もし、泥の中で魚部スーツ(の足部分)が脱げてしまったら。
もうそれは終末的状況。1人では決して抜け出ることかなわず。




しかし、例外もあり。

3年生Y本さんは、ムツゴロウばりに干潟を歩く、いや滑る。
彼女の移動能力たるや、魚部史上最強。

移動距離、移動速度、ハンパじゃなかった。すごすぎ。




さて、フルーチェ地獄に囚われたらどうなるか?

最終的には、この画像のように誰かが助けるしかないのである。

2年生もりさん、当初は干潟に苦戦していたが、いつの間にか
対処法を学び、スイスイ干潟を進むようになっていた。

そして、顧問とともに先輩や後輩の救助にもあたった。


  
  いかにも楽しそうでしょう?

  そう、楽しいんです、最高に!

  進むのも、埋まるのも、そして助けるのも。

 

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