NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

578号【今からちょっと楽しみ。】

2007-06-29 16:50:19 | Weblog
この頃、中庭ビオトープで何だかんだしてる。
(あまり野外に行けてないので)

真ん中の噴水池再生計画に、取り組んでいる。
5月に2年生と1年生が、まずは大掃除、続いて
バラタナゴ捕獲大作戦を敢行した。

その後、噴水池にデンジソウ移植。
水深を下げめにして、ここもデンジソウの生育場所にする。



さらに、ドブ貝投入。
今度は底質をこれまで6年間とは変えてみた。



最後に、真打ちバラタナゴの再投入。



こういった作業を、実は放課後の取り組みとして実施。

今日の昼、晴れ間があったので、こっそり近付いて
そっと噴水池をのぞいてみた。

ドブ貝を入れている場所をみると、


  いた!




産卵管が伸びまくったメスや
縄張りを作っているオスなど、5~6匹いた。


  ここ3年ほど不調だが、今年はどうだ?


うまく産卵してくれて、それが稚魚の浮出までに
こぎ着けられたらいいのだけど。

ちょっと今から楽しみ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

577号【魚部室への新着本。】

2007-06-27 00:15:39 | Weblog

先日、魚部室へ送られてきた本。
(実は手元に届くまでも紆余曲折あり)



河川工事などを行う人や、その技術者向けに作成されたらしい。
たしかに、その視点があちこち盛り込まれている。

販売部数は350部程度とかで、送られてこなければ知らないまま
だっただろう。



さすが、淡水エビのページの詳しさは他にないほど。

雌雄や模様タイプ別、あるいは稚エビなども紹介されている。



また、お馴染みの魚でも、撮影魚の採集地が「オオッ!」と
思わせられたりして、なかなか楽しい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

576号【カエルみたいなハゼ。】

2007-06-23 17:07:52 | Weblog


愛嬌があるというのか、憎めないというのか、
見る人をそんな気持ちにさせる、とてもユニークなハゼ。



大きな口をしている。
といって、この大きな口でガブッと他の動物を食べるわけではない。
藻類を好んで食べるそうだ。


タビラクチ。
この小さな干潟の細かい軟泥の場所にいるハゼ。

この干潟は数年前、大きな改修を経験した。
それ以降、年に一度はタビラクチやその他のハゼたちが
生息しているかどうかを見に来ている。



泥の部分に網を入れ、ヨイショと持ち上げる。

この泥はヘドロじゃダメだ。
同じ泥でも、良い泥とダメな泥がある。

いつも魚ぶろぐの干潟の記事では言ってることだけど。



網の泥の中、じっと見てみる。
泥色の水の中、白っぽい細長い魚影が見える。



それがタビラクチ。


   
   今年も生息していた。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

575号【魚BOOK、1回目の校正中】

2007-06-21 22:53:59 | Weblog

昨日夕方、校正原稿が上がってきた。
まさに「BOOK(本)」になってて、みんな口々に驚きの声。

頑張って、これから数日で校正してしまわないといけない。



 
  興味を持って下さった方は、是非入手して下さい。
  
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

574号【羽化して間もない。】

2007-06-20 22:57:35 | Weblog
ある池でのこと。
いつも水の中ばかりだが、ふと岸辺の草むらを見た。
フワッと何かが飛んでいる。

あ、イトトンボ。まだ、羽化して間がないみたい。



ベニイトトンボ。
まだ紅色が淡いようだ。
これからもう少し紅色が深まっていくのだろう。

そういえば、キイトトンボも何でそんなに黄色いの
っていうくらい黄色だ。



これはモノサシトンボ(かな?)

こちらもまだまだ淡い色合いで、飛ぶ様子もおぼつかない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

573号【クロヨシノボリが生息する川は。】

2007-06-19 23:19:12 | Weblog

クロヨシノボリが生息するのは、福岡ではもの凄く短い川。
川の長さが1㎞とか2㎞とか。

でも、そんな川はすでにコンクリート張りだったりして
改修を受けていることが多い。

そうすると、クロヨシは住めない。



市内には、まだこんな川が残されている。

海まで歩いてほんの数分で、こんな様子。

きっと今はコンクリート張りの川も、こんなんやった
のかなぁと、よく思ったりする。



数年前から年に一度くらい様子を見に来ている。
最初の時より、クロヨシの確認数は徐々に微減。



部員たちは、なかなかクロヨシを探しきれない。



いた! 少し大きめのメスだ。



さらに、ヒラテテナガエビも。
同じような場所で、よく見かける。

ハサミのゴツさと堂々とした大きさに1年部員もビックリ。


 いろんな水辺に、それぞれすむ生き物がいる。


いつも思うことだけど。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

572号【コノサカナハ「ちわらすぼ」デスカネ?】

2007-06-18 20:07:14 | Weblog
昨日の午後、とある干潟に行った。
タビラクチを探していて、魚部長k村さんが「うわっ!」と叫ぶ。



全長5センチほど。
ピンクの体色がやや引いてしまう。



顧問イノウエ、「あっ!チワラスボ!!」とその時思った。

実は顧問イノウエ、タビラクチもクボハゼも探さず、
ひたすらチワラスボを探していたのだ。

で、チワラスボかと思った次第。

でも、今日、部室で泳ぐ姿を見てて、ホントにチワラスボ?と思った。
海から干潟に戻ってきて、まだ間もないのから、こんなに泳ぐのか?




これは昨夏に同じ場所で採集したチワラスボ。
色や大きさは違うが、形は同じようにも見えるけど。


  小さいときはピンクなのかな?

一度、かなり以前に曽根干潟で小さいのを採集した。
そのおぼろげな記憶では、ピンクだったような・・・

6月には5㎝くらいなのが、7月下旬には体色も変わり、
泥中の生活にも馴染んで、こんなになるのかな。



  どうなんでしょう???


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

571号【うしがえる。】

2007-06-18 00:01:44 | Weblog

網にウシガエルが入っていた。



魚部顧問以上に、生き物好きの父は若い頃、
ヴォーヴォーという鳴き声がカエルのものだと知った。

ある晩、捕獲に成功した父は上着のポケットに入れ、
そのままバイクに乗って家まで帰ったという。

その話を先日初めて聞いて、脱帽した。




  いつも思うけど、この大きさは反則だよね。
  とてもとても日本産カエルの及ぶところじゃないもの。

  名前は立派なトノサマはもちろん、ヒキガエルですら。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

570号【山中を彷徨う~ギョブリ感覚を取り戻せ!】

2007-06-13 21:50:10 | Weblog
6月11日(月)代休日

この日はかなり久々のギョブリ。
約40日ぶり!!!

あんまり間が空くと、ギョブらなくても
生きていけるような体になるかもということを学んだ。

・・・マズイマズイ。



目的は、福岡県山中にひっそりとあるため池を
3年生と2年生に見せること。

今まではk藤君たちが主にため池チームだったので、
実は今の現役部員たちはこのエリアに来たことがない。

さらには、そこでクロゲンやガムシに出会わせること。
福岡ではそういう環境に生き残っていることを体感して
もらうと同時に、夏の企画展の生体確保の意味もある。



まずは、通称「第2クロゲン池」。 ※命名は2003年秋
約2年ぶりの訪問。



池へのアプローチは、薮をかき分けかき分け。



すると、目の前に素晴らしい池が。

ミクリやフトヒルムシロといった絶滅危惧の水草たちが
繁茂する、小さな素敵な池。



絶滅危惧の水草をなるべく傷めないよう、隅っこで
固まって網をそっと入れる部員たち。

ここが素敵な場所なんだと分かってくれたのだろうか。



新・水生昆虫担当の2年生もりさんがクロゲンを
採集したのに続いて、3年生Y本君がガムシを捕まえる。

 で、でかい。

と、大きさに感激しているようす。



かつてはあったかもしれないが、現在はもうこの池以外に
水田などの水辺がない。

こうした山中の小さな池は今、トノサマガエルにとっては最後の砦。



続いて、通称「第5クロゲン池」へ。

最近の小雨のため、枯れかけ。
ここはどうってことない小さな池だけど、
やはりフトヒルムシロが超繁茂。



水が少なく、目当ての水生昆虫は見あたらず。

しかし、ここもトノサマガエルの楽園。



狭い範囲に、スゴイ数のトノサマガエル。

3年生やぎさん、その中のボス的トノサマをつかまえる!



さらに、幻の「第3クロゲン池」を発見。

3年ぶり。でも、3年前は増水しすぎで入れず。

今回はちょうど良いくらいの水位。
入るのは、発見した2003年秋以来、3年半ぶり。



ここも土手を上がると、ため息出た・・「はぁぁ。スゲエよ」って。

入ると、クロゲンの幼虫がわんさか。
ちょう次世代へのバトンタッチ中。


  もしかして、もしかして。
  タダゲンとか、タガメとか、おらんかな。


と思ったけど、やはりダメ。う~んん。


最後は山を下りて、別の場所に移動。

「ナガマルチビゲンゴロウ」を採集しに。
こちらも2005年秋以来、約2年ぶり。



久々にしては、ハードな一日。
すっかりギョブ体質に感覚が戻った気がする。


今日連れて行った部員諸君は、何を感じてくれただろうか。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

569号【再び、鰻を食す。】

2007-06-11 23:12:29 | Weblog
先頃、田舎庵にて久々に鰻を食す話題を書いた。

今回も、魚を食す話題、しかも再び鰻。



お店は「いち川」。こちらも有名店。

いち川定食は1050円。
湯引きや肝焼き、う巻きまで付いたコース的メニューの
鰻定食でも2700円。
立地の違いもあるのか、田舎庵よりはずいぶんリーズナブル。


顧問イノウエとしては、どちらも大好き。

あちこち出かけたときは鰻をよく食べるのだが、
地元で食べるのは落ち着きます。

今回は「魚を食べる話」でした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする