NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

1179号【これも水辺の春。】

2012-03-27 22:45:33 | Weblog

2012年3月

県北のある場所にて。

タゴガエルの卵。




この場所を初めて見たのは2000年ごろか。

以来、毎年ここで卵を産んでいるようだ。



タゴガエルは夏場などは渓流沿いの林道なんかでよく見る。

でも、ガレ場の中で産卵するようで

繁殖期は鳴き声は聞こえども姿は見えず。

というわけで卵を見ることも少ないかもしれない。



でも、ここではこうしてある意味「丸見え」。

ここの連中は、代々気にしないのを受け継いでるのかな?




ギョブ仲間のM氏にもさっそくお話しした。



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1178号【あり得ねぇ?イシドジョウ。】

2012-03-27 19:48:34 | Weblog
2012年3月下旬


この日は県内某所に足を伸ばして、イシドジョウ調査。

気温10℃ちょっと、水温も同じくらい。





う~ん・・・こらまた困ったサイズだ。

「自然下では見られない」とされてきた大きさだわ。

しかもこの時期に・・あり得んねぇ。

おもしろい!!


体色も通常のものと違って、

このサイズではこんな風に透明感のある白さが際立つ。


こういうのは図鑑にも載ってないので

せっかくだから魚ぶろぐで写真だけでもご紹介。






創部間もない頃から2006,7年頃まで断続的に

部員たちが九州のイシドジョウをあれこれ調べていた。


その後、また気付きが溜まってきたし、

この日もいろいろ知見が得られたと思う。

何か生態や生活史の解明につながるようにまとめていけるといいなぁ。


ま、のんびりやりましょうかね、部員諸君。




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1177号【骨に染みる「冷たさ」】

2012-03-26 23:22:01 | Weblog

3月下旬。

久々のギョブリ。

箱眼鏡を使って、ある魚の調査。

とはいえ、気温は8℃。

寒い。




で、水温は・・




10℃切ると、冷たさが骨にズン!って染みる感じがする。

身が痛いというより、骨が痛い感じ?



久々のギョブリなのに、これはちょっとハードだったか

と思ったけれど、やってるうちに「これ、これ。」と

この感覚を思い出してきて、少し楽しくなったかも。




目的の魚はというと・・まだ早すぎたようで見かけず。




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1176号【シロウオ観察会の記録②】

2012-03-26 22:23:16 | Weblog

ギョブ仲間のM氏からお借りした画像で

前号に続いてシロウオ観察会の様子をもう少し紹介。





受付場所の北九州高校・会議室。

部員たちがすこしシロウオの説明をした。





そのときに参加者にお配りした、桜餅と熱いお茶。

桜餅は、小倉南区守恒にある「よもぎ堂」さんのもの。

こちらは「いきなり団子」なども美味しい。


ホントは観察会後に、川べりで食べたかったのだけど

天候が思わしくなく断念。







現地に着いたところ。

顧問がなんかしゃべってる。




みんなで、そっとシロウオ探し。

だけど、数が少なくて探すのに一苦労。









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1175号【紫川の春探し~シロウオ観察会】

2012-03-25 18:11:13 | Weblog
2012.3.18

ギョブ・シーズン13の最後の対外活動である

紫川の春探し~シロウオ観察会は無事終了。

天気がやや不順だったものの、まあなんとか。


川にいる生(なま)シロウオの、

あの何とも言えない質感、触感を体感して欲しかったが

それも十分に達成できたのではなかろうか。





国道3号線から川に向けて、観察会ご一行がぞろぞろ歩く。






まだ数が少なく、目視では探し辛かった。





じっと目視観察、では小学生たちが我慢ならん様子だったので

すこし採集観察もしてみることに。

場所を変えたこともあり、こちらは多くのシロウオを見られた。





最後にお約束の、集合写真。

ご参加の皆さん、楽しかったですね。

よもぎ堂さんの桜餅も美味しかった。



シーズン14があるときには、またお会いできることを

楽しみにしております。





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1174号【シロウオの顔、じっくり見てみました。】

2012-03-17 19:10:45 | Weblog

明日は、シロウオ観察会。

週末は雨と言ってたが、今日は晴れた。

駐車場含め、下見しておこうと昼ごろ

「漁部」のお二人と出かけた。





K君が事前にしてくれてたコインパーキングは、

まだ出来たばかりのようで、且つ広い。

さらに、現場まで近そう!


ギョブカーから荷物を下ろす。





天下の国道3号線を、ギョブスーツ着たトリオが歩く。

なんかフシギな風景なので、1枚撮影。






で、本題のシロウオ。

この時期にしては少なめな気がしたが

どうだろう?



お約束の掌ショット。




ついでに水中写真も。



せっかくなんで、顔のドアップを拝見。



けっこう、「もよう」あるんですねぇ~。

黒い口紅(なんか変?)もくっきり。

頭頂部から背にかけての黒い模様も

花が咲いたような感じで、点々と付いているんだ。

しらんかったし・・





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1173号【大學堂に便乗して、『紫川大図鑑』全国デビュー?】

2012-03-14 07:05:43 | Weblog

2012.3.13のお昼、

NHK全国放送の生放送に

ギョブ仲間の我らが旦過・大學堂が登場したらしい。









そこで、ちゃっかり紫川大図鑑も画面に写り込みをして

存在をアピールしたそうだ。

「あの本、何だろう?」

って思った方、いるかな??







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1172号【シロウオ観察会のご案内。】

2012-03-06 22:24:04 | Weblog
2012.3,6




下記の要領で、第5回生きもの観察会

「紫川の春探し~シロウオ観察会」を実施いたします。


今年度最後の観察会です。

興味のある方は、奮ってご参加ください。





■テーマ

紫川の春といえば・・菜の花や桜? それともウグイス?

ギョブはやっぱり、「魚」でしょう。紫川の春告魚「シロウオ」です。

私たちが川に入ってこそ体感できる“紫川の春”を探してみたいと思います。

シロウオはハゼ科の魚で、2月以降に産卵のため遡上してきます。

そして産卵に適するのは礫底の汽水域。

福岡県の日本海側ではそんな環境の川が少ない中で、

紫川はぴったりな環境を持っているのです。

そんな我らが紫川ならではの春、シロウオに出会おうという観察会です。

終了後には、「桜餅と熱いお茶」でも春を感じちゃおうと思っています。


■詳細

①日時:3月18日(日)10:00~13:00 ※予定

②人数:20名(未成年者は保護者同伴)
※定員になり次第、締め切ります

③集合:北九州高校・会議室

④費用:無料(レク保険も主催者負担)

⑤概要:10:00受付・シロウオの話など⇒11:30頃現地「貴船橋付近」集合

⇒シロウオ観察 (~12:30頃)⇒「桜餅とお茶」でひと息⇒解散



■問合せ&申込み

・北九州高校・魚部(顧問教諭 井上大輔)

・電話   093-931-3554


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1171号【12代目卒業していきました。】

2012-03-06 22:12:11 | Weblog



3月1日、12代目のふたりが出て行きました。

幸多い前途を願っています。



前部長君が3年間のギョブ活動を綴っているので

それを下記、紹介したい。


==============================

魚部に感謝!


12代目よっしい部長



 僕は、魚部に入部したいと思いこの北九州高校を受験し3年間、

高校生活の大半を魚部で過ごしました。

 そして、今は魚部のおかげで漠然とした夢も見つけ大学も無事

合格することができました。今の自分があるのも魚部のおかげだと思うし、

魚部に入ってなかったらどうなっているのかなんて想像もつかない。

なによりあっきーという初めて親友と呼べるような人に会えました。

 入部してから部室で先輩達からいろいろ教えてもらいながら過ごした

時間はいつも楽しかった。夏休みに近づくと水環境館で魚部が毎年1回

行っている企画展の準備が始まり、1年生での企画展は「干潟」がテーマでした。

僕は干潟の巻き貝のコーナーをすることになり、先輩にたくさんお世話に

なりながらパネル作りをしました。中でも貝の見分け方が一番大変でした。

本を見て勉強してもどれがどれだか全然分からず、水環境館のk原さんに

色々と教わりながらやっていき、最後には何とか見分けがつくようになりました。

色々調べて、どうしたらうまく分かってもらえるかなんて考えることも

楽しかったものです。


 2年生の夏、部長になりすることが増え、今まで先輩達はこんなに大変

だったんだなと初めて気が付き、先輩方の存在の大きさにも気が付かされました。

それからの魚部は紫川大図鑑の刊行に向けて突っ走るようになりました。

魚部社会見学ということで、紫川流域を自転車で駆け巡った。

ぶどう畑や山奥の牛小屋に合馬の竹の子、肉うどんに焼きうどんなどなど、

色んな所に行って、多くの人に会って、年配の方からはその人の人生だったり、

考え方だったり、僕らの知らない昔の話をたくさん聞くことが出来ました。


 3年生になり、いのちのたび博物館で開かれる世界のエビ・カニ展に

魚部も展示する事が決まりました。展示するいきものは決まっても採れないし、

パネルは何をしたらいいのか考えようにも、博物館という場所に展示する

のだから中途半端なものは作れない。いきものの説明文も作らないといけないし、

何日も寝ずに考えてもなかなか決まらずパネル作りは出来なかった。

ただ、その中でも一ついいことがあった。

それは部活動紹介の時でした。自分はそれどころじゃなかったけど

2年生はよくやってくれたと思いました。あんまり感動とかしないけど

この時は感動し、めちゃめちゃうれしかった。でも、展示直前になって

パネルは出来てないし、いきものは採れていないなど、体験入部は

でたらめでした。2年生が採集に行って、部室であっきーとパネルを

作っている時に頭が回らなくてもうダメかと思った時、あっきーが

いちごジャムマーガリンのパンを半分くれたときは、

涙が出そうになりました。あっきーが廊下で作業をしている間に

必死で涙をこらえながらやっていたけど我慢できなかった。

ようやく博物館に展示はしたけど、パネルの出来も正直納得いかないし、

説明文もミスだらけだった。それでも、校長先生と教頭先生がお忙しい中

展示を見に来てくださった時はうれしかったです。


他にも魚類学会に参加させてもらい、フェリーに泊まって三重に行ったり、

飛行機で東京に行って、300人の前でスピーチをしたり、

普通の高校生活ではできない経験が出来ました。

考えれば考えるほど思い出せるのはそれだけ魚部でたくさんの経験を

させてもらったからだと思います。

この部活があるのも井上先生がいたからです。

井上先生には事あるごとに迷惑をかけてしまいましたが、それでもいつも

見守っていてくれました。3年間ほんとうにお世話になりました。


 魚部で何かある度に色んな先生方に声をかけてもらってうれしかったです。

ほんとにたくさんの経験をしていっぱい思い出もできた。

魚部に入って色んな人に迷惑かけて、お世話になり、多くのことを学び、

一生忘れられない高校生活になりました。それから、あっきーがいてくれて

本当に良かった。あっきーが隣にいてくれたおかげで辛い時もやってこれました。

まだまだダメな所だらけの自分だけど、3年間魚部をやり通して頑張ってきた

ことは自分でも自慢できるほどだと思います。

これから大学に行って色んな事があると思うけど、たいていのことがあっても

絶対にめげずに進んでいく自信がつきました。


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