NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

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新13号(10号其の③)【G.I.2013の足跡~展示レイアウト案】

2014-04-13 10:52:38 | 成果物

ガイドブック制作過程に行く前に、展示レイアウト案の話。

こちらの方が先にあるので。





・前号でも掲載した会場。

ここをどう使えるのか、どう使うか、考えていく。





・いつもザラ紙に、こんな落書き風に何度も書くことからスタート。




・他にも、何だかんだと思いついたことは、メモする。





・で、だいたい決まると、他人に説明するために

パソコンで(ワードだけどね・・)簡単なレイアウト図を作成。





・レイアウトだけでなく、展示生体の見せ方も考える。

例えば、展示水槽はキューブのアクリル水槽を50個。

ギョブ仲間のM氏の発案と手配で、オリジナル蓋も作成。



・また、ライトはLEDにしようと決めた。

当然、素人なので高級なのをどしどし使うわけにいかない。

低コストでいかないと。

だが、安価なのはUSB電源や電池式のものばかり。

すると、あのイケアのものが安いことを知る。



ここは来店して買うしかないやん・・

あ、でも福岡店が最近オープンしたぞ!

G.I.は行く暇がなかったので、購入はY先生にお任せ。

同じ品物を50個も!買ってきてもらう。



・底砂はどうしよう? 

展示生体5mm未満だぜ、おい!?

色が濃い砂はどこにおるか分からん。

大粒な砂は潜って見えない。

う~ん・・・おっ!

「ネグロホワイトサンド」だったかな、

アマゾン川のこの砂が良さげで、これに決定。



・他にも正面の壁一面を使って、微小種を見つめる高校生の大きな紗幕の手配、

左手奥の壁面用に、5mm未満の微小種を100倍にしたパネル手配。

(※常々、ポリシーとして展示水槽は肉眼で見てもらうので・・

 アンケに拡大鏡が欲しいと“若干”あったが、それじゃあダメなんだ。

 だって、われわれも採集時に肉眼で必死に見てるんだから。

 生きている命をそんなに安易、安直に見ちゃダメと思う。

 目を凝らして存在に気付いてほしいわけだ。

 あ、おった!なんて小っちゃいの!!ってね。

 その気付きこそ、野外でのG.I.たちの発見のワクワクやドキドキを

 少しでも共有できるものだと思うんだわ。

 とはいえ、見せないままはイカン。

 ということで、ガイドブックに10倍拡大した写真を載せ、

 会場に100倍に拡大したパネルを設置することで

 小ささを体感してほしい・・という魂胆。)




・展示水槽の生体を説明するキャプションも思案のしどころ。

これまで企画展示では、毎回、試行錯誤を繰り返してきた。

傍目には「あ、またG.I.たちの展示だ」と思われたとしても

「また」というマンネリじゃなく、

自分自身は、毎回どこかで新たな試みをしていたい。

その一つが、このキャプション。


今回はいたってシンプルに行くことに決めた。

また、展示水槽が小さいので、小さめに脇におくスタイルで。

もちろん、展示生体の画像は外せない。

当然オリジナル画像。下手でも。

素人とは言え、ここは一貫してプライドのある場所。


作成は、高校生に任せた。

記載項目や背景色、文字色、フォント、配置等々

いろいろ考えてもらい、何度か修正してもらって決定。



・展示生体の確保と維持も、いつも厄介。

これはガイドブックの最終ページのコラムに書いたので今回は割愛。


※生体確保の状況リスト(一部)




ま、展示のあれこれはこのくらいに。

詳しくはまたいつか。





そんなこんなで大微小種展の展示はできた。

2013年8月2日夕方、この日はナイトミュージアム開催で

館内の照明を落とし、展示水槽等のみライトアップ。

昼間以上にきれいで、「イメージしてたのはこれだ!」

となっていた。

当時の魚ぶろぐでも未公開なので、画像を掲載しておく。













              ⇒其の④へつづく






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