NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

1339号【2012年、思い出のギョブリ。】

2012-12-31 23:07:42 | Weblog

2012.12.31

今年もあと1時間ほど。



先日のギョブ納めで、

部員たちが語った「印象的なギョブリ」。

その中からひとつ、未掲載のものを紹介。




■全てが「徒労の極み」


9月下旬、県中央部の低山地。

池探索シリーズ。


上った突き当たりの農家の方に様子をうかがい、

おゆるしを得て、探索開始。





聞いた入口まで来ても、「入口無し」。

ナビには池マーク。

しかし、見上げれども一面の茂みが行く手に広がるのみ。





とりあえず、行ってみようかということで。

『藪こぎマシーン』と化す。

ひたすら藪こぎ、藪こぎ、藪こぎ、藪こぎ。





人工物らしき水路・・池からの流れ?

たどってみる。

が、それにしても荒れ果てる。

(そこで推して知るべし、ってことだ)


こんな時でも“生き物センサー”を働かせながら

部員は上っているのが、画像から分かる・・

(だいたい動くモンは見落としてない彼ら)





苦労は往々にして報われず。

ここでもその通り!

池はすでに枯れていて、草地と化していた。

スーパースター・ヒメガムシをかろうじて

細流で見かけたのみ。





泣きっ面に蜂。

泥濘にハマる・・大規模な体力、そして気力の消耗。



抜け出して、困憊したまま復路。

しかしながら、往路とは明らかに違うルート。

そのため新規に、再び藪こぎ、藪こぎ、藪こぎ。

う~んんん・・泣きそう。



やっとのことでギョブカーまで戻った途端、空が泣き始めた。

危うく、弱り目に祟り目。

セーフ!





帰りの車中は、この超絶ギョブリの様々な場面をネタに

ずっと大笑い。

何も成果なくとも、いい思い出。

記録より、記憶ですか?

(ちょっと違うか)




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1338号【ギョブ納め。】

2012-12-30 19:06:55 | Weblog

2012.12.28




いちおう、1年間の区切り。

1年生全員、それとコモンとが集まって

4月からを振り返って一言ずつ。


「心に残るギョブリ」も一人ずつ言ってもらった。








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1337号【2012年末、を迎えて思うこと。】

2012-12-27 22:14:28 | Weblog

2012.12.27

年末を迎え、部室の掃除や

部員たちはお世話になった方々へ年賀状を書いたり。

昨日は響灘ビオトープへのご挨拶(と調査)。 

今日は紫川ギギでお世話になった方へのご挨拶。

で、明日はいちおう魚部納め。



いろいろあった1年でした。

しかしまあ、まずはどうしても下記の話題から。

根幹に関わりましたから。



■新たな1年だったギョブ⇔ほとぼり冷めたの?市立水環境館??



ギョブが水環境館から出ざるを得なくなって1年ほど。

今でも思い出すし、「憤りの鮮度」は全く落ちていません。



しかし、相手の水環境館は違うようです。

当初こそ、気にしている風にも思われましたが

最近行った友人によると(画像)では、

まるで何も無かったかのような有様で展示を再開しているようです。

(それも、ギョブがこうしたい!と言ったことをベースにして)







そもそも、こういう地域の水生生物の水族館的スタイルを

10年かけて作ったのは、誰でもない我われギョブ。

途中、理不尽な中傷(?)があってもやり続けてきました。

近隣の博物館や水族館とも違う施設にしたい!という

思いがあったからです。



だのに。

「私たちは魚部を追い出した」とのアナウンスも何も無く

こうして「ギョブスタイル」を断りなく続けるなんて、驚きませんか?

厚顔無恥じゃないかって、誰かに言われても仕方ないのでは。






■ともあれ、11年近く関わった水環境館が消えた1年間を

2012年は過ごしてきました。

大勢集まってくれたギョブ新年会。

企画「紫川水族館」の2月、3月の観察会。

北九州空港、TOTO行橋、ひびきの祭 etc

そして、響灘ビオトープ。



あっちこっちで、とても可愛がっていただき

「公開調査」など新たな試みも始めることができました。

いろんな場所で、今まででは会えなかった方々と逢えました。



2012年もお蔭さまで、とても素敵な1年間となりました。

有難うございました。







  とりあえず、年末のご挨拶まで。

  来年もどうぞよろしく、です。

  皆様もよいお年をお迎えください!

  (まだ年内更新は・・するつもりだけど)
   




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1336号【イブの北海道で、海浜性の甲虫を語る!】

2012-12-21 19:35:47 | Weblog

2012.12.21

ギョブカー、完治。

1年生ギョブ員によるギョブ年賀状も無事投函。

ギョブ員の新たな疑義、何とも言えず(虫に詳しい方に聞かんとムリ)。



さて、今は屋久島の財団で働いているOBの7代目のk藤君。

久しぶりに電話で話した。


 「24日に、北海道に行くんですよ」





聞けば、この北大の博物館が開催するシンポジウムで

発表するらしい。

シンポのテーマは、

  「海浜性甲虫の進化と多様性」

だって。

k藤君は大学時代に研究してた「ハマベゾウムシ」について。






それにしても、屋久島から北海道って・・

南から北へ大移動ですな。


それも世間の人がどこか浮かれる12月24日に

世間の人が気にもしない海浜性甲虫の話をする

っていうのが、素敵過ぎます。

近くであったら、是非拝聴したいのになぁ。






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1335号【ギョブカー不調!】

2012-12-20 22:52:53 | Weblog

2012.12.20

3代目になって、まだ1年にならないギョブカー。

このところアイドリングがおかしく

日々顕著になっているようす。



で、午後、ディーラーへ。

 「プラグでしょうね、交換しましょう」

と待っていると

 「オイルも漏れてます」



・・・。

パーツが店に無かったので取り急ぎプラグ交換のみ。

完治には至らずだが

すでに全然走りがちがっている!

(どんだけ悪かったんだ!?)





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1334号【2学期、終了。】

2012-12-19 22:00:52 | Weblog

2012.12.19

久々の更新。

かなり放置してしまってました。



本日、2学期が終了。

夏休みが短かった分、冬が長い今年です。


部員たちは寒いギョブ室でごそごそしてます。

年末年始の活動も考えんといかんのですが

何をするにも億劫で、前に進みません。

まあ、寒さも厳しいですし、ぼちぼちで。







12月8日(土)響灘ビオトープ、ネイチャーセンター

チーフガイドのI氏のリクエストで、

希少種については分かるようにして欲しいとのことだったので

テプラで作成した絶滅危惧種シールを貼りに行ったところ。




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1333号【おえべっさん。】

2012-12-02 20:35:38 | Weblog

2012.12.2


さきほど、「おえべっさん」に行って来た。

若松の恵比須神社のお祭り。

お札のお返しやら、お願い事やら、してきた。



ギョブに関係無い?

まあ、そう言えばそうかもだけど

ご神燈の絵は・・ごらんの通り「鯛」ですし。








12月は、4月の時に比べ露店が多い。

とはいえ、小さい頃に比べて寂しくなった気もする。





時間が経つにつれ、参道の露店の周りも

境内も、徐々に人が増えてきたかも。

小中学生や家族連れが多い。

若松にもこんなに人が居たのね、とうれしくなる。






本殿のすぐ近くに「恵比須餅」というテント。

人が並んでるので、思わず並んでしまう。

「梅が枝餅」風だが、ヨモギがあるのに惹かれた。





店先の看板を読むと・・

どうも12月と4月のおえべっさんの6日間しか

恵比須餅は出ないような・・だとしたらレアじゃないか!?


しかも、本店(若松に店舗があるのか?)と書いた下には
“太宰府店”とある。 

太宰府天満宮にある店は支店てっこと?

若松から進出したのかしらん?


とまあ、ぐだぐだ考えながら待つことしばし。

ようやく自分の注文の番が。


  ヨモギ、5個ね!





ぶらぶら参道を戻りつつ

やはり買ってしまったのがこれ。

「東京ケーキ」

絶滅すること無く、いつまでも露店の一員で

あってほしいなぁ。







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1332号【50超コガタノゲンちゃん。】

2012-12-02 14:57:36 | Weblog

1331号が前置きで終わったので

今度こそは中味を。



9月下旬、筑豊地方。

今秋の筑豊シリーズでは唯一の「当たり」池。



上の小さな池。





下の池。

こっちも数年後は枯れる?





キクモやミズユキノシタもあり

まあ良いのではないかとワクワク。

場所柄、シャープツブとかが残ってたりして・・

と後から思えば、いわゆる獲らぬ狸の皮算用。




定番のドジョウ氏もまあ沢山。

イモリもいっぱい。





ところが。

まあ、水昆の多様性の低さよ・・

ハッキリ言って

水生甲虫はコガタノとヒメガムの2種ばかり。





コガタノは軽く50を超えていた。

(下手したらヒメガム以上?)

池を荒らすわけにはいかないので

実際にはどれだけいるんだろう!という感じ。



先日は筑後地方の川で、

それも砂地でドジョウ探してるのに

コガタノが入ったりもして。



かつては糸島地方に細々と生き延びていた

(それと響灘ビオトープも?)

福岡のコガタノさん。

他の九州地方と同様に

今や全県的に「普通に」見られるゲンゴロウの一つに

なりつつありますな。



もちろん、これは大変に喜ばしいこと。

ハイゲンとかマメゲンとかチビゲンとかだけじゃなく

源五郎チックなゲンゴロウも普通に見られるように

なるのは、ね。





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1331号【50超コガタノ・・・。】

2012-12-01 18:48:15 | Weblog

2012.12.1

ここ1週間、情なくも絶不調でありましたが

  もう、決めたぞ!

本日よりは完全復活ということにしてしまおう!!




さて、9月下旬の話。

1年生がけっこう水昆を一生懸命やってくれることもあり

夏前より『福岡県の水昆図鑑』改訂版のために

改めて福岡県内の水昆調査を再開してる。



で、先輩たちの「輝かしい栄光の地」

(多くの惨敗の末に掴んだ、ものではあるが)

を訪れ、彼らの“水昆ギョブ力”飛躍に努める一方、



彼らなら出来るだろうということで

新規開拓も実行しているところ。


(※彼らの恐るべき「眼力」については、また今度)






と、長い前置き。

そういうわけで、これまで調査が最も不十分な

筑豊地方にも何度か出かけた。

(その際、コモンは脱臼したわけだが・・)



しかしまあ・・・・・・・無い、です。

なかなか、無いです。

良き場所に巡り会えません。

そういうことの繰り返しだとは分かってます。

今までもそうでした。



年の功で気長に

やれればいいのでしょうが

なかなかそうもいかず。


気力もですが、やはり体力勝負の部分も大きいモンで。

出会えないと、気持ちが萎えてしまいます。


若くて時間も有り余っていた(錯覚?)頃のように

来る日も来る日も没頭する、という訳には参らず。







         いかん。脱線しすぎた。

         ごめんなさい・・本題は次号で!
         








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