2日目続き
■「みずすまし水田プロジェクト」の見学
高島市の土地改良区では、琵琶湖の魚を増やす取り組みを「5つ」も
現在進行中だそうだ。
その内の一つ、休耕田を使った水田ビオトープを見学に連れて行ってもらう。
この看板の奥がそうだが、行った時は水をだいぶ抜いていたようだ。
中に入らせてもらって水生昆虫類の採集をした。
ゲンゴロウだけでも5~6種類いたようだ。
この取り組みの事務局を担当するU氏も、会いに来て下さった。
ここはスジシマ類が昨年度、いっぱい繁殖したとニュースになったところ。
でも、U氏によれば、当初は「フナ」などが増えればと思っていたそうだ。
ところが、水田を利用していた絶滅危惧のスジシマがここぞと上がってきて
繁殖して、とても驚いたというお話だった。
ダルマガエルもいた。
お忙しい中、駆けつけて下さったU氏と一緒に記念撮影。
ありがとうございました。
■スジシマドジョウ小型種琵琶湖型
琵琶湖沿岸の水路に、入ってみた。
ここも湧水起源なのか、水温は低め。冷たい。
そして、この水路でもやはり「スナヤツメ祭り」。いっぱいいる。
そうこうするうちに、あちこちで、「いた!」という声。
スジシマ小型種琵琶湖型、じっくり拝見しました。
■琵琶湖の近くで、暗くなるまで網をふるう。
次にK氏が案内して下さったのは、ホトケドジョウのいる場所。
こんな水路に!と驚いたが、たしかにいた。
福岡でも30年か40年前はそうだったのかも知れないけど、こういう何でもない
水路に「ミズスマシ」の仲間が普通に泳いでいる。
それもおどろき。
いたとはいっても1匹だったので、別の水路の川へ。
ここは「バイカモ」が群生していた。
九州人が持つイメージからして、バイカモってこんな場所にあるの?と
またまた驚き。
ここも湧水起源。そして、お決まりの如く「スナヤツメ祭り」。
■みんなでお風呂
K氏、わざわざ温泉まで案内して下さった。
細やかなお心遣いに、感謝至極。うれしいかぎりでした。
みんなでサッパリして駐車場へ。
とそこには、水銀灯。季節は夏。ということは虫たち・・・
と、突然。ホントに突然。某O氏、走る。
どうやら飛んでいた昆虫が地面に落下した音が聞こえたらしい。
と、今度はK氏。
車から突如、捕虫網を取り出す。(何でそんなもん常備してる?)
「なんちゃら蛾」だ!
ひとしきり採集物を囲み、あれこれ語り合う一団。
アヤシクないですか?と思うものの口に出せず。今はこれが常識なのだ。
■今日の晩飯は、
ドライブイン・チェーン店風の大きな中華系ラーメン屋さん。
みんなで円卓を囲み、魚部員1人ずつ、K氏に改めて自己紹介をする。
■宿泊先にて、
昼間の湖魚料理屋でK氏が購入してくれていたものの、「試食会」
まずはイサザ。
ふだんは琵琶湖の深いところにいるこの魚、春先だけ産卵のため湖岸に寄るとか。
なかなか魚の味も濃くて、美味。
そして、いよいよ「鮒鮨」様。
琵琶湖に来ておきながら、鮒鮨食べずに帰る訳イカン。
というつもりがK氏にあったのか無かったのかは分からんけれど・・・
K氏自ら、台所で切って盛りつけてくれた。
ジャン!! 盛りつけ、うま~い!!!
みんなで囲み、さあ試食。
順番は、反時計回りで。
おそるおそる口に運ぶ部員たち。
・・・あ、イケル?けっこう旨い!
という感想もチラホラ。いよいよ顧問イノウエ。
実は、あまりこういう「新奇な系」に弱いのであったが、雰囲気的に
パスはできそうにないムード。
・・・ぱくっ。・・・うん?意外に大丈夫かも(安堵)。
K氏によれば、激しくなく優しい味付けだという。激しいのって、どんなん??
さらに、卵の部分よりも、「尾びれの付け根」を喜ぶのが通だとか。
2日目の夜はこうして更けて行き、広い広い交流センター内で、
それぞれ好きな場所で「ざこね」をしたのだった。
(2日目終、3日目へ)