ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

ボブディラン!ライブ。

2014年04月24日 | イベント
 お久しぶりです。4月21日、月曜日の夜、久々にコンサートライブに行きました。

 中高年の方々には、馴染み深いと思いますが、あの「ボブ・ディラン」の大阪でのスタンディング、ライブでした。

 あの、と改めて称したのは、私たちの世代にとって、60年代から70年代にかけてのポピュラー音楽のシーンに、とにかく革命的な影響を与えたと言っても過言ではない、アーチストであり、音楽家としてだけでなく、ビートルズの明るさと大衆性と比べれば、哲学者の様な風貌と共に、悩める青年と言う感じて我々には、多大な影響を与えた歌手だったのです。

 「風にふかれて」と訳されている「Bloing Window」が代表曲かもしれませんが、転がる石のようにと訳されている「Like a Rolling Stone」をはじめ数々の名曲、問題提起が感じられる、所謂フォーク、ロックの巨匠でもあり、人間的にはとても難しそうな哲学者風情の風貌と共に、ちょっと括弧つけの青年でもあったのです。

 私の場合は、70年代に東京で音楽関係の仕事をしていた関係もあって、当時の日本のフォーク音楽のさきがけに大きな影響を与えたことは間違いのない偉大なアーチストであり、岡林信康、友部正人らをはじめ、日本のアーチストには神様の様な存在でもあったと思われます。してて

 70年代に来日した若きボブディランのコンサートは、たぶん東京の武道館で見た覚えがあるのですが、一万人以上の観衆が入場し、とても熱気に包まれた会場のステージに近い、とてもいい席で見たはずなのですが、疲れていたのかも知れませんが、でかいスピーカーの前で、眠ってしまった記憶が鮮明にあり、今回は約40年ぶりのリベンジ的、コンサート鑑賞になりました。

今回の大阪のコンサートは、ZEPP NAMBAと称するライブ会場で、二階席は22000円の指定席でしたが、1Fのフロアは全て、スタンたディング席、すなわち立ち見席ということで、往年のボブディランをこよなく愛するファンの多くが中高年齢の男女ということもあって、私自身も含めて、最後まで聴衆として踏みとどまることが出来るのか、少し不安でしたが、ステージ上の「ボブ・ディラン」は72歳になっているということで、歌い手のエネルギーとサービス精神には負けまいと、約2時間余のコンサートを最後まで楽しみました。

一部、二部、そしてアンコールと、ボブ・ディランは、20数曲を歌いましたが、今回のコンサートでは何故かギターを演奏することは無く、ピアノを弾き、得意のブルースハーモニカを奏で、独特のしゃがれた声でいまだ衰えない迫力ある歌声を聞かせてくれました。

 ただ、多くのファンが聞きたいと思っていたであろう、誰もが知る名曲、「風に吹かれて・Blow in the Window」や、転がる石の様にと訳されている「Like a Rolling Stone」などの馴染みのある曲は聴くことが出来ませんでしたが、同じ時刻に目の前に「ボブ・ディラン」がいるという現実を多くのファンは、とても感動的 数々の伝説や時代をリードしたことは間違いないと思われる、フォークの巨匠、神様が今もなお健在で、今もそこに居るという現実に酔いしれた二時間余でした。 
日本のフォークやカントリー、ロックミュージックを歌い、演奏する多くのアーチストも、彼、ボブディランに多大な影響を受けた人が多く、岡林信康、友部正人、佐渡山豊、吉田拓郎、泉谷しげるらは、たぶん今回のディランのライブを、何処かの会場で再び見ていたことだろうと想像できるほど、彼の偉大さと共に、ひょっとしたら最後の来日コンサートになるかもしれないという思いもあり、見納めの気持ちでもあった。

 当のボビーこと、ボブ・ディランは日本でのコンサートを昨日終えて、帰国途中にマウイ島によって英気をやしなって、疲れを癒して帰るというニュースも伝わっているので、本当にお疲れさんと言いたい気持ちである。

 バラク・オバマ大統領が来日した日に、小さな巨人のボブディランが、日本を離れて多くの感動を私たちの心のーに残してくれたのである。

 ありがとう! Thank You!
 

 
コメント
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