私のうちわコレクションです。
みなお店のサービスでいただいものですが。
最近はうちわをくれるところも少なくなりました。
たまにいただいても、骨や持つところがプラスチックで、、
風情のないものだったりするのですが、
このコレクションは絵がきれいだったり、かわいらしかったり、丈夫そうだったりと、
なかなかよくできていて、皆それぞれに気に入っています。
私はこれから夏の盛りを迎えると、
エアコン、扇風機、うちわの、三種の神器を駆使して乗り切ります。
この時のうちわはとても便利で、
稽古の時は、支持棒になったり、お盆になったり、柄杓になったり、
ただ汗をかきかき教える私を冷やすためだけでなく、大活躍します。
お茶の扇子はちょっと神聖なものなので、そんな小道具には使えません。
ある時水屋で暑いからと、お茶用の扇子でぱたぱたしていて、
「その扇子はあおぐものではないのよ」と顰蹙を買った人もいたそうな。
お茶での扇子にはいろいろな役目がありますが、
一番は挨拶の時に使う結界としての役目でしょうか。
扇子で結界をつくることで、自分の領域と相手の領域を区別し、
自分をへりくだり、相手を敬い、
相手の領域には踏込みませんという気持ち表します。
こんな大事なものなのに、お恥ずかしや、
先日お友達のところでお茶を楽しんだ後、見事に置き忘れてきました。
実はその時は台風が近いというので、洋服だったのです。
和服なら、すぐに帯に挟むのでそんなこともなかったかも。
とかなんとか、苦しい言い訳です。
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