「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

「茶と花の融合展」へ

2018年09月01日 | 日記

「茶と花の融合展」
会場はホテルオークラです。

一昨年に続いて二度目ですが、楽しんできました。

内容は「花展」と「茶席」と「講演」

~古典文学に見る茶花と茶趣の花の陰陽~
というテーマで、秋の趣の花をたくさん見ることができました。
喉から手が出るほど入れてみたい花がふんだんに使われ、
花材と花器の取り合わせも大いに楽しめました。

午前中は、岩田宗弦先生の「神嘗祭」というテーマで、
午後は、熊倉功夫先生の「日本文化としてのお花」の講演をうかがいました。
お二人とも、お話しのお上手な先生ですので、
時間の経つのがあっという間でした。

その合間を縫って茶席にも入りました。
表千家のお席は、珍しく茶箱点前でした。

「インスタでもなんでも、お写真ご自由に」
という席主さんのお言葉に、遠慮なく撮らせていただきました。
お点前は男性の方でしたので、
わが社中の男性にぜひお見せしたいと、お点前の写真も撮りましたが、
私の席からは後姿になり残念です。

全員に違うお茶碗でお茶が出されましたので、
個性豊かなお茶碗をたくさん拝見できました。
茶箱は古いものではなく、この日のために作っていただいたものと。

瓶掛けは塗火鉢(明治期)とありました。
手前にあるのは、結界代わりの黒柿漆。

茶席は5席ありましたが、それぞれのお席のテーマが書かれていました。
裏千家のお席は、「未来へ」がテーマ。
会場に台目席がしつらえてありました。
お茶碗はほとんどが、抹茶椀として作られたものではないそうで、
お茶を頂く器は、周りにいくらでもあるということでしょう。
面白い試みだと思いました。

参加の券で入れる席は二席でしたが、
当日の茶券を一枚買って、三席入りました。
どのお席も椅子席で、気楽にお茶を頂けて、
肩の凝らないテーマや趣向の席でしたので、
お花を見にいらした方でも楽しめる茶席にとの心配りでしょうか。

最近はもう大寄せの茶会はとも思うようになりましたが、
参加すればまた、目も楽しめて、刺激やアイディアも頂けますから、
やはり時々は出かけて行ってみるのも良いものですね。
客として気楽にお茶が頂けることが一番ですが。

一緒に楽しんだのは、久しぶりに会う、高校の同級生との4人。
場所を移して少しおしゃべりをして帰りましたが、
もう少し遅くなったら、雷雨に会うところでした。
帰ってからすぐに、停電になるような雷雨に襲われました。
寸でのところで助かりました。




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