「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

十年ぶりに作った完璧補正・・・

2014年05月11日 | 和服生活


かねてから作ろう作ろうと思っていた手作りの補正下着。
やっと手を付けることができました。
お茶を初めて同時に習い始めた着付け教室で、
先生に、これさえあれば大丈夫と教えていただいた和服用の補正です。

使っていたものが駄目になると、また新しく作ったりしてとても重宝していたのですが、
10年ほど前に駄目にしてからは、市販の物を使ったり、
ちょっとした小細工をして、補正をしていました。
でもやはりこれが一番と思い出して、作ることにしたのです。

少し厚手のしっかりとした晒を一反買ってきて、
襟のカーブに気をつけながら形を決めれば、あとは縫うだけです。
問題は長さだけですので、簡単なのですよ。
折りたたんである部分をまいて、胴の補正になり、
胸の部分には補正パッドを入れることもできます。

一反で補正が一枚と、残りで布巾が5~6枚取れます。
閉めて二千円なりです。

これから脇につける紐を探してきます。
それをつけれは完成。

ミシンを掛ければ早いし簡単ですが、、
テレビを見ながらちくちくやっても、半日ででき上がります。

私にとってはやはり、これが完璧な補正下着です。




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自分撮り

2013年12月14日 | 和服生活


11月14日の池上本門寺お供茶式の時のいでたちです。

着物と帯の組み合わせを記録にとっておこうかなと、
スマホで自分撮りに挑戦してみました。

でも手が短いのか、なかなかうまく収まらないです。
帯をもう少し入れると、襟元が入りません。
いろいろやってみて、これがベストショットです。
着物の記録ですから、顔は入れたくないし。
そうでなくとも、入れたくない。

自分撮り、流行っているとか。
年齢の上の方は、仰向けに寝て撮るとしわが伸びるそうですよ。

急に思い立ってこんなことをして遊びました。
たま~にやってみよう~。



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帯締め3分

2013年09月09日 | 和服生活

「花月勉強会」風景から


いつもよりちょっと遅れて見えた方が、
「今日は帯がうまく締められなくて、一電車おくれてしまいました」と。

それでもちゃんと秋を感じさせる単衣の着物に身を包んで見えました。
九月になるともう薄物という季節ではないのですが、
最近の気候ですから、一週目くらいまでは許してもらえます。
それでもちょっと頑張って、単衣を着る季節の先取りも、
時には気分の良いものです。


私はもう着物は月に20日以上着ていますので、着ること自体に時間はかかりません。
特にお稽古の場合は着なれた着物に着なれた帯ですから。
それでもちょっと改まった着物を着るときや、締慣れない帯を付けるときは、
普段より少し時間の余裕をもって着始めます。

どうしても帯が気に入らないときがあるのですよね。
そのまましっくりしないで出かけると、一日中落ち着きません。
そんな時のために、やり直せるようにプラス15分です。
初めての帯を締めるときは、前日に一度締めてみることもあります。
帯にも個性があって。硬さや、長さ、ちょうどよい模様の位置など。
そして着る側のウエストの状態でもだいぶ違ってきます。

いつぞや、舞台の上で女形の役者さんが、
踊りながらいとも見事に帯を締める姿に感心したことがあります。
ほんの数分で着物姿が出来上がるのです。

これをやってみようとバカなことを考えた私は、
帯を3分で、歌いながら締めることに挑戦しました。
適当な曲はと「冬ソナ」の主題歌を口ずさみながらやってみました。

見事歌い終わるまでに、締めなれた名古屋帯をつけ終わりましたよ。
そのあとはちゃんと気を引き締めて、
「さあ今日も張り切ってお稽古!!」です。


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たまには関西巻きで

2013年06月11日 | 和服生活

   

お稽古用に使っている帯が汚れてきました。
今日は関西巻き?で締めてみようかしらと、いつもとは反対の方向に巻いてみました。
ちなみに私はいつも関東巻きです。

帯はちゃんと両面が出せるうに、柄がついているのですよね。
つまり、帯のいつも見せている反対側が表に出ることになります。
こうすると汚れたほうが隠れてきれいなほうが表に出ます。
目立つシミなどつけてしまったときは、そんな風にして締めることもありますよ。

でもいつもと手が反対になるだけで、とても締めにくいのです。
お茶のお点前の逆勝手をするような感じでしょうか。
なんとなくしっかりと締めることができないのは不思議です。
反対も時々やって慣れておかなくてはダメかしら。

お稽古用に使い始めると、着物もそうですが帯もどんどん汚れます。
月の三分の二近く着物を着ていますから、どんどん汚れて、どんどん痛みます。
お稽古に来る方が、素敵なお着物でいらっしゃっても、
私はいつもよれよれの着物や、もう汚れても構わんという様な着物でお稽古していますよ。
それも寂しいので、たまには少しましなものを着ていると、
「このあとお出かけですか」なんて言われてしまいます。
普段の姿がしのばれますね。

おきてがみ

和服生活の見直しです

2013年05月17日 | 和服生活
    
            ケーシィ (八重咲きがくあじさい)

体調を崩してから、着物を着ることに自信がありません。

帯を一日中締めているのがちょっと辛く、外に着ていくのが心配になります。
家なら何時でも脱げますけれど、外出先では困りますものね。
今まで一日中和服で飛び回っても、そんなこと感じたことなど無かったのに。
むしろ気持ちがだらけていても、和服に着替えると、気分までシャキッとして、
「さあやるぞ~」だったのですから。

和服を着るというのは、なかなかエネルギーのいることだったのだと、
今初めて実感しています。
これから年齢を重ねるにつれて、体力も弱まり、
元気な時ばかりではないということを考えると、
何時でもどこでも、できるだけ和服を楽しもうという生活パターンを、
これからは少し考え直さなくてはならないようです。
「和服で構わないところは和服で済まそう」から、
「和服でなくてよいところは洋服で行こう」に。

ということで今月は外出は洋服でということになりましたが、
これが私にとっては結構面倒なことなんです。
和服か、またはジーンズか、そんな生活ですので、改まって外出となると、
「何か着ていくものあったかしら・・」となるんですよ。
最近洋服など買っていませんし、着ていくものがうかびません。
洋服ダンスに首をつっこんで、
「これはまだ着られるかしら」となります。

    
           資料写真

痛い思いをしたご褒美に、何年かぶりに買ったワンピースに、お手持ちのジャケットを合わせて、
ひとまずカジュアルな場所はこれで行きます。
先日ジャケットを黒のドレッシーなものにしたら、コンサートもOKでしたよ。

洋服の外出は、かかとのある、指を締めつける靴を履くことを我慢さえすれば、
とても楽だということがわかりました。


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仕立て直しの着物が届きました

2013年03月21日 | 和服生活
仕立て直しに出していた着物が仕上がってきました。
待ちに待っていた着物です。

  

人間国宝の志村ふくみさんの作品の紬の着物です。
なんでそんな素晴らしいものが、手元に来たかというと、
形見にという名目で、頂きました。
「もう着物は着ないから、少しでも早くあなたに着てほしいの」と。
形見だと思ってねと言われたのですが、
どちらが早くこの世とおさらばするかは分からないのに。
もう私サイズに直してしまったので、返してと言ってもだめですよね。
着初めを何時にしましょうと、今はまずあれこれとそのチャンスを夢見ているのです。
紬ですから、気軽にどんどん着たいと思いますが、
芸術品ですので、やはりそれなりに場所を選んでしまいそうです。。

ところで今日から小紋を一枚お稽古用に下ろしました。
もう外出には着ていかないと決めたものから、順にお稽古用にします。
お稽古に使い始めると、たちまち擦り切れて天寿を全うするのみなんですよ。
それはそれで、十分に着て楽しんだという満足感が味わえますが。
ひとシーズンに一枚ずつくらい、そんな着物が出ます。
小紋とか無地とか紬のようなものでないと、いくら着ないからといっても、
訪問着はお稽古には向かないですね。
着る機会が少ないものほど高価だというのが、残念なきがします。

手づくりの補正下着

2012年11月07日 | 和服生活

一月前までは、袷の時期に入ったといっても、まだまだ暑く、
「当分単衣でいいわ」と言っていたのですが、
いつの間にか袷を着こむ時期になりました。

考えてみれば「立冬」ですものね。
補正用にウエストに巻いたタオルが、
汗でしっとりということもなくなりました。

補正といえば、皆さんはどのようにしているのでしょうね。
私は以前は、
若いころに習った着付けの先生から教えていただいた補正を使っていました。

晒の布一反を使って作るのですが、
補正にもなり汗も吸い取り、とても使い勝手が良いので、
少しくたびれてくると、新しいものを作り直したりして、
しばらく使っていました。

今はウエストにタオルを巻くくらいで、手を抜いていますが、
なんとなく締らない気がしています。
あのさらしを巻いた時のきりっとした感じは捨てがたいなと、
最近懐かしく思い出しています。

お茶を習い始めて二年ほどたったころ、
着物も一人で着られないようではと、半年ほど着付けを習いに通いました。
個人の教室で、とても丁寧に教えていただきました。
半年経ったとき、
「もう半年頑張れば、着つけのお免状がとれますよ」
と言われましたが、欲がなかったのですね、
「自分が着られればそれでいいです」とそこで止めてしまいました。
今にして思えばもう半年頑張っても良かったかなとも思いますが。

その時に先生に教えていただきながら、手作りした晒の補正です。
どんな市販の手軽な補正下着より、
それは綺麗に補正をしてくれたと思うのです。
そしてなぜか体に優しく窮屈なところが無いのです。
一番いいのは、サイズが無いということ。
サイズのあるものはちょっとでも合わないとしっくりきませんが、
付け方で、どのようなサイズにもなるのです。

年齢とともに、和服も楽に着たいと思いだした今、
初心に戻って又手作りしてみようかなと思っています。
布巾用の晒を買うついでに、補正用も一反用意して、
ちょっと気が早いですが、暮れと正月ののんびりとした時間に、
仕上げてみようと思います。

ここまで紹介すると、どんなものか見てみたいでしょうね。
ブログで紹介するという目的があれば、絶対に作るかもしれないですね。
出来上がってここで紹介できるといいですね。





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帯は本当に長持ち

2012年02月06日 | 和服生活

お茶会や、お茶事が近づくと、
あちらこちらから悲鳴が聞こえてきます。

「きゃぁ・・どうして?帯の模様が真ん中に来ないの。」
( 帯のせいではないと思うけど)

「あれ、着物の前幅が足りなくなってる・・」
( 着物のせいではないと思うけど)

「あああ、今度も着付けを覚えるのが間に合わなかった。」
( 私のせいではないと思うけど)

それでも何とか当日には、皆さん美しい着物姿でお集まりです。
それぞれに悲喜こもごものドラマを抱えて。


私は30年以上も前に手に入れた帯を、
今も気に入って使っています。
毎年「もうこの帯も今年で終わりかしら」と思いながらも、
次の年になると又出してきてお稽古で使います。
もう汚れていて、外出には恥ずかしいのですが、
お稽古の普段着にはまだ行けそうと。
締めてしまえば、全体的に汚れていても、
あまり気にならないのです。



若いころに紬や、その頃流行ったウールに合わせて締めていました。
今も普段着の紬にはこれが一番締めやすいのです。
どんな着物にも合いますし。
帯は、着物よりも丈夫で長持ちするのですよね。
「この花がここに来なければいけない」という柄ではありませんしね。
また来年もきっと締めるでしょう。


膝が抜けました

2011年11月21日 | 和服生活

膝が抜けるという言葉は二通りあるのですね。


1 衣服の膝の部分が、すり切れたり伸びて前方に突き出たりする。「―・けたズボン」
2 膝に力が入らなくなる。「がっくり―・ける」

ということだそうです。

最近膝が抜けました。
と言っても「1」の意味です。



毎年この時期にお稽古で何日か着る少し派手になった着物ですが、
ついに膝が抜けてしまいました。

これからも着たいものならば、抜ける前に上前と下前を入れ替えて、
縫い直してもう少し着るのですが、
もう派手になったので、これで終わりと着続けていて、
めでたく最後を見届けました。

毎年二三枚膝の抜けぬ着物が出ます。
その時は、残念という気持より、むしる満足感に浸れますよ。
良くここまで着たものだという気持ちで。
着ものも擦り切れるまで着てもらえたら満足でしょうと。

毎日、畳の上を膝で動いているのですから、
畳が擦り切れるのと同じように着物の膝下あたりはたまらないでしょう。
ですからお稽古には良い着物は着られませんので、
現役引退の着ものに最後の仕事場を与えているようなものですが。

抜けたのは膝だけなので、何かに再利用できるかとしばらくとっておきますが、
刻んで雑巾代わりや、茶杓磨きにするくらいです。
せいぜい頑張っても座布団カバーでしょうか。
昔の人は、上手にいろいろと作り変えて、さらに生かして使ったのでしょうが。
私にはその技術もありませんしね。
そう、初めのころは、頑張って茶箱の練習用にと、
古ぶくさを何枚もつくったことかありましたっけ。

「膝が抜けてしまったのよ」というと、
「端切れが好きで集めているんです。少しください。」
とおっしゃる方がいらしたので、
一番きれいなところを見つけて差し上げようと思います。


ところで「2」の膝が抜ける経験はまだありませんが、
これも近いうちら起こったらどうしましょう。

足袋のお話

2011年08月12日 | 和服生活

和服生活では足袋は欠かせません。
通勤していたころは、いつもストッキングのことが気になっていましたが、
今は、年に3~4足もあれば十分になりました。
その代わり、足袋は何足もだめにするようになりましたが。
出かけるときのための新しいものが、
いつもストックされていないと心もとなくなりました。

最近は夏でも冷房が効いているので、足元はけっこう冷えます。
夏足袋に替えなくてもいいくらいですね。
以前は季節を意識しましたが。

おけいこでは足袋の消耗が激しく、
親指の先から切れてきたり、かかとがすり切れたりします。
こんなになるまで履いてもらった足袋はさぞかし幸せ者と思ってしまいます。
でももったいないので、とことん履いて捨てますが。
以前、切れやすい指先のところが、三重になっているものも、
特注であつらえてもらえると聞いたことがあります。
足袋も探せば、いろいろな要求にこたえてくれるものがあるのですね。

こはぜの数ですが、どちらが正式ということは無いようです。
用途に応じて使い分ければよいと。
ちなみにお茶ではこはぜは四枚がいいかしら。
そんなに足首を見せることもないし、
五枚だと、かえって足首を締めつけるので、正座には向かないかなと思います。

私はなぜか足袋をはいている足元がとても気になります。
清潔で足にぴったりとあった足袋をはいて、すっと茶室に入ってくる方を見ると、
それだけで、いいなあと思います。
そして、それはお点前の美しさにまで影響を及ぼしているように思ってしまいます。
「足元良ければすべてよし」の期待は裏切らないことがおおいですよ。

お茶会などが近づくと、
「どんな着物を着たらいいですか」と聞かれますが、
着物はTPOに叶ったものをきちんと着つけていればそれでいいのでは。
何も高価な着物を着なくとも。
それよりも足に合った「勝負足袋」を薦めたいと思います。
そうしたら、きっと、普通の着物も素敵に見えて、
高価な着物はなおさら高価に見えて、
何よりも一層お点前がきれいに見えるのではと。









和服を着ると手入れもたいへんですが

2011年06月15日 | 和服生活


土曜・日曜と和服で出かける予定が続きました。

出かける場所に合わせて、
着物と帯の二通りの組合わせを決めて用意しておきました。
梅雨時なので、雨に降られることも覚悟して、コートも。

一日目は気楽なお茶会。
最悪雨だったら洋服でもよいと考えに入れていましたが、
どうやら天気は持ちそうなので、鳥の子(オフホワイト)地のつけ下げに、
紺地に紅型模様の名古屋帯で出かけました。

二日目は雨でもどうしても和服でなくてはいけない場所です。
青磁色の無地の紋付に涼しげな夏帯ではない袋帯です。
あいにくこちらの日は、朝は小雨が降っていました。
コートを着て、ゆっくり歩けるように時間の余裕を持って出かけました。
急ぐとハネは上げるし、滑るかもしれないし、用心しなくてはね。

そして今日一日は休息日です。
おかげでゆっくりと着物の手入れをして片づけることができました。
そうでないと気になりながらも、
そのまま数日着物がぶら下がっていることがありますから。


風を通して、しわをのばして、全体を点検して箪笥にしまいます。
それほど暑くなかったので、汗も影響ないようです。
次に着る時にそのまますぐに着られるようにしてしまうのが大切なのですよ。
絶対にいざ着る時にあわてますからね。
そうはわかっていても、忙しいと、
ひとまずしまってまたあとで・・となりがちです。
でもそれはだめですね。
絶対に後からまたやり直すなんてしないものです。

単衣の着物を楽しんだ後はもうすぐに暑い夏。
薄物の季節がやってきますね。
気温も30度くらいまでなら和服も耐えられますが、
去年のような猛暑はお手上げですね。
今年は省エネでエアコン控えめとか。
ちょっと大変かもしれません。


裏千家我孫子茶道教室

さあ虫干しをしましょう

2011年05月02日 | 和服生活


今日はどうやらお天気が持ちそうなので、予定していた虫干しをします。

ちゃんと整理しているつもりでも、一年たつと、
着物のしまいかたも適当になっていて、着たいものを探すのに苦労します。
風通しをしたら、わかりやすく箪笥に納め直すつもりですが、
つい片づける時に「ひとまずここに・・」なんてしまってしまうので、
何時まで持つかわかりませんけれど。

「使ったものは必ず元の場所に戻す」というお茶の片付けの精神を、
ちゃんと守ればいいのですよね。
言うは易く行うは難し・・
年に一度の虫干しと、風炉と炉の道具の入れ替えが、
我が家の整理整頓のチャンスになっています。

先日はお稽古で傷んだ着物と、
染め代えてもう一度生かしたい着物、そしてサイズ直しをして着たい着物を
仕立て屋さんに預けてきました。
紬はちょっと頻繁に着るとすぐ裾がすりきれます。
お稽古で着た着物は膝のあたりが薄くなっていたりします。
週に五日の和服生活は、もう日常義ともいえるので、仕方ないですが。
色々と相談に乗ってくださる仕立て屋さんなので、
それらを工夫してきれいによみがえらせてくれるので嬉しいです。
「もうこれ以上は無理ね・・」と諦めて捨てる時は、
そこまで着たという満足感がありますよ。

合計で九枚もお預けしたので、
「一度に仕上がってもお金がありませんから、
忘れたころに一枚ずつ仕上がるようにしてください」とお願いしてきました。


裏千家我孫子茶道教室



久しぶりに日の目をみる袴

2011年01月28日 | 和服生活
小学校にお勤めの方が、卒業式で袴をはかれるというので、
私のものをお貸しすることにしました。
せっかくあるものですから、使っていただければ嬉しいです。

思えばこの袴を最後にはいたのはもう十年以上も前です。
一度お貸したことがあり、その後クリーニングをしたまましまってありました。
虫さんが食べたりしていないか、調べておかなくてはね。



紺色の袴です。

半幅の帯はどこに行ったのかしらと探し回り、
それも見つかり、ちゃんとそろえて準備してあります。

私より、一回り体格が良い方ですが、
身長は十センチ以内の違いなら、対応できます。
ウエストは・・まあ大丈夫でしょう・・。
脇の開き具合が少し広くなるだけですから。
融通のきくスカートみたいなものですからね。


当日は着付けもということになりましたので、
今から予定を入れておかなくては。
朝早いことですから、他の予定と重なることはないでしょうが。
素敵に着つけて差し上げて、送り出してあげますよ。

今年ももう二月です。
卒業式シーズンも目の前なのですね。


裏千家我孫子茶道教室

Sサイズ

2011年01月14日 | 和服生活


            (写真はイメージです・・この言葉マイブームなんです)

デパートの呉服売り場を通りかかると、草履の「新春安売り!」をしていました。

いつものことで、私のサイズなんてバーゲンでは見つからないと素通りしようとすると、
「いかがですかお得ですよ」と判で押したように定員さんの声が・・
私は決まってそういう時はさびしい思いをします。
「Sサイズはありますか?」「Sサイズですか・・ちょっとないですね・・」となるからです。
いつもいつもこの私の特殊サイズには、
バーゲンは縁なしとあきらめざるを得ないことが多いのです。

でも、その時は違いました。
「ございますよ」ときました!!
こんな時は多少の不満は我慢して買ってしまうのがお決まりのぱターンなんですよ。
まああるとは言っても、選択肢が少なくちょっと迷いましたが、買ってしまいました。
外に勤めていた時とは違って今や靴は何年も持つけれど、
草履はたちまち履きつぶしてしまうという生活になりましたから、
ふだん履きは安いに越したことはありませんものね。

足袋も同じです。
ストッキングは年に二~三足で済むのに、(本当にそうなんですよ)
足袋は何足も買わなくてはならないのです。
穴のあくほど足袋をはくなんて事かながえてもみませんでした。

今や小さいサイズのあるお店を御用達にして、手に入れていのす。
まあ昔ほど手に入れるのに苦労しなくなりましたが。

私の足のサイズは21.5cmなんです。
足袋はぴちっとしたものが良いと、21cmを履いています。
ある時「そんなに小さいサイズがあるの~」といわれて、
「ちゃんと売っているわよ」と言ったら
「それ七五三用じゃない?」ですって・・

違いますよ!!

つくり帯は今一つしっくりきません

2010年11月18日 | 和服生活
私は帯は手結びです。
若いころに何カ月か着付けを教えていただきました。
宮中の方々がたしなむ流儀ですと言われましたが。
いわゆる着付け教室ではなく、
個人で教えてくださるところで、
とても丁寧に、着物の知識も学ばせて頂きました。

一通りの結び方をおしえていただきましたが、
今覚えているのは、名古屋帯と、袋帯の結び方だけです。
自分が使わないものは忘れてしまうものですね。
でもそれだけ知っていれはお弟子さんにも教えてあげられるし、
必要な時には着せてあげることもできますから困りませんが。

少し先輩の方々から、
最近帯をつくり帯にしたという話を聴きます。
もう帯結びができなくなったというのです。
つまり後ろに手が回らなくなったということで。
私はまだ大丈夫ですが、
将来的にはその必要性が出てくるかもしれません。
和服生活は続くでしょうから、
簡単に帯がつけられれば、助かります。

最近「使わないから」と作り帯を一つ頂きました。
せっかく頂いたのですから、ためしにとお稽古で使ってみました。
簡単につけられると思ったら、これが要領を覚えるまで結構難しいのです。
つけることはできるのですが、しまり具合とか、帯の高さとか、
自分が気に入るようにつけられないのです。
結ぶのではなく紐で縛るような感じなので、
強く紐を締めれば苦しいし、緩めればずりおちてくるし・・。
帯を結んで、きゅっと締まり、動いているうちに体になじむ、
そんな気持ちよさが味わえないのです。
慣れてしまえば帯も五分とかからず締められます。
後ろに手の回るうちは、まだちゃんと締めた方がいいという結論に達しました。

作り帯もいろいろあるでしょうから一概に言えませんが。