パドックで馬を見ているのが好きである。
表情とか歩き方、厩務員さんとのやりとりなど、いつもシャンターチャンスを探している。
あるとき、一目見るなり「かっこいい!」と思ってカメラを向けた馬がいた。けれど馬体はぴかぴかなのに、目に精気がない。
そういう馬は、撮影するのも難しいし、
「まさかレース中にケガしないだろうなあ」という心配までしてしまった。
今まで、何度かそういうことがあった。
結局、パドックではその馬を撮影することができなかった。
気になって、レースを見守っていたら、
後方を追走していたその馬は、最後の直線で、あれよあれよというまに他馬をごぼう抜き。見事トップでゴールを駆け抜けた。
「うっそー!全然やる気なかったのにー!」と思いながら
ウィナーズサークルに臨むその馬にレンズを向けたら・・・・。
「バカにするなよな」と言っているかのように、
冷ややかな(私にはそう思えた)視線がかえってきた。
「うそつき!」とつぶやく一方で「すみません」と頭を下げる。
後で調べたらそのレース、彼にとっては久々の勝利だった。
やっぱり彼はその日、輝いていたのだった。
今度は、パドックでもいい顔を見せてねー!
表情とか歩き方、厩務員さんとのやりとりなど、いつもシャンターチャンスを探している。
あるとき、一目見るなり「かっこいい!」と思ってカメラを向けた馬がいた。けれど馬体はぴかぴかなのに、目に精気がない。
そういう馬は、撮影するのも難しいし、
「まさかレース中にケガしないだろうなあ」という心配までしてしまった。
今まで、何度かそういうことがあった。
結局、パドックではその馬を撮影することができなかった。
気になって、レースを見守っていたら、
後方を追走していたその馬は、最後の直線で、あれよあれよというまに他馬をごぼう抜き。見事トップでゴールを駆け抜けた。
「うっそー!全然やる気なかったのにー!」と思いながら
ウィナーズサークルに臨むその馬にレンズを向けたら・・・・。
「バカにするなよな」と言っているかのように、
冷ややかな(私にはそう思えた)視線がかえってきた。
「うそつき!」とつぶやく一方で「すみません」と頭を下げる。
後で調べたらそのレース、彼にとっては久々の勝利だった。
やっぱり彼はその日、輝いていたのだった。
今度は、パドックでもいい顔を見せてねー!