鹿児島へ向う「フェリーとしま」は、明るい陽射しの中、順調に航行を続ける。
移りゆく島影を見ているのが楽しくて、私はずっとデッキのベンチで過ごした。
トカラ列島が遠ざかると、前方に屋久島と口永良部島が見えてくる。
2つの島の間を抜け、今度は右手に種子島、左手に三島村を形成する黒島、硫黄島、竹島が見えてくる。
遠くに見える硫黄島に、不思議な雲がかかる。
火山の島なので、噴煙かもしれないと、船員さんが言っていた。
中之島港を出発するとき、宿のご主人が「今日は鏡のような凪になるな」と言っていた。
その言葉どおり、海はまるで絹の布のよう。
こんな海の表情は、初めて見た。
移りゆく島影を見ているのが楽しくて、私はずっとデッキのベンチで過ごした。
トカラ列島が遠ざかると、前方に屋久島と口永良部島が見えてくる。
2つの島の間を抜け、今度は右手に種子島、左手に三島村を形成する黒島、硫黄島、竹島が見えてくる。
遠くに見える硫黄島に、不思議な雲がかかる。
火山の島なので、噴煙かもしれないと、船員さんが言っていた。
中之島港を出発するとき、宿のご主人が「今日は鏡のような凪になるな」と言っていた。
その言葉どおり、海はまるで絹の布のよう。
こんな海の表情は、初めて見た。