GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

マイネカトリーヌの遺児

2008年12月27日 | 馬徒然
盲目の母マイネカトリーヌ最後の産駒マイネプリンセスがデビューした。

マイネカトリーヌとその祖母オカノブルーのことは、マリリンこと瀧澤陽子ちゃんの本「三角のマリリン」(平原社)で紹介されている。
病気で失明したマイネカトリーヌは、おばあちゃんにあたるオカノブルーに守られながら繁殖生活を送っていたという。そのおかげで彼女は、重賞勝ちを果したマイネルデュプレをはじめ、優秀な産駒を何頭も送り出した。オカノブルーが30歳で天寿をまっとうすると、後を追うようにカトリーヌは亡くなったという。
彼女の最後の子供が、陽子ちゃんが愛してやまないアグネスデジタルを父にもつマイネプリンセスだ。

一番人気だったけれど、最後にわずかかわされて2着。優勝したのはリワードニンファの娘だった。

マイネカトリーヌの子供たちは、彼女が子馬の所在を認識できるよう、皆鈴をつけていたそうだ。
プリンセスが最後に奏でた鈴の音が、天国のオカノブルーとカトリーヌに届きますよう。
彼女は今日、無事にデビューしました。
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2 コメント

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凄い感激! (マリリン)
2008-12-28 05:33:38
なんと、カトリーヌとデジタルの仔がデビューしていたんだね。

マイネプリンセス。ビッグレッドファームを訪問した時、レーコちゃんが産まれ立てのこの仔を見せてくれた。栗毛のデジそっくりの女の子だった。

オカノブルーに寄り添うように生活していた盲目のカトリーヌ。あのシーンは未だに心に焼きついて離れない。

貴重な写真を撮ってくれて、本当にうれしい!涙が出ちゃうよ。一番人気で、2着だったんだね。

涙が出ちゃうよ。

あの仔がこんなに立派になっていたなんて。

涙が出ちゃうよ。

ありがとう。
プリンセス (grass)
2008-12-30 00:15:10
とても愛くるしいプリンセスだったよ。
ヨーコちゃんの本に書かれた逸話に、私も涙しました。
プリンセスが、本物のティアラをつける日が来ますように!!

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