GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

農用馬

2007年08月01日 | 遠野の馬
馬に詳しい人の話では、重種馬(農用馬と呼ばれる馬たち)は、軽種馬(競走馬たるサラブレッドや乗用馬)よりもずっと性格が温厚で、人と仲良くなれる馬たちなのだという。そんな彼らだが、ほとんどが悲しい運命をたどる。

遠野馬力大会は、ほとんどが北海道生れ。ばんえい競馬を引退したか、デビュー前に競走能力試験に不合格だった馬たちの最後の活路。
オリンパスギャラリーで開催中の写真展「ばんえい競馬」の馬たちを見て、スターホースになれなかった農用馬(と呼ばれた馬たち)の生きる道を思った。
それは、サラブレッドや乗用馬に比べて、はるかに厳しい。どんなに愛されていても・・・。

遠野でも、農用馬が生産されている。ばんえい競馬への道もなく、その未来はない。それでも、農用馬を愛してやまない人たちがいるのである。


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