GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

馬事公苑の遠野馬(1)~コクリコ~

2008年09月19日 | 遠野の馬
世田谷馬事公苑には、数頭の遠野出身馬がいる。そのおかげで、馬事公苑を訪ねる機会が多くなった。

そのうちの一頭、コクリコは、元オリンピック選手の布施さんを背に先日の神奈川ホースショーで障害馬術のデビューを果したばかり。ところがひと月ほど前、せん痛を起こして、あわやという事態になった。けれど関係者の判断が素早く、美浦に運ばれて開腹手術を受け、今は順調に快方に向かっているとのことだ。

せん痛で開腹手術をした場合、助かる確率は五分五分、と聞いた。コクリコは、幸いにも程度が軽く、さらに他の内臓が丈夫だったために、獣医さんも「こんなに回復の早い馬はめったにいません」とおっしゃる。
すでにウォーキングマシンなどで運動はしており、来月からは、人を乗せて練習再開とのことだった。

それにしても馬とは、人との縁がその生死さえも分けるのだとつくづく感じる。
人に好かれる馬を育てるのもまた、遠野馬産の大切なポリシーである。

写真は、コクリコ(牝5)& 担当の嶌田幹也さん
父・フリーデンスラート(ウェストファーレン)
母・クリコ(ア・ア)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋競馬開幕 | トップ | 馬事公苑の遠野馬(2)~ホ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

遠野の馬」カテゴリの最新記事