GRASSの日々折々

馬好きフォトグラファーが綴る日々の1ショット。

トカラ馬こたろう

2008年04月06日 | 日本の馬
上野動物園で暮らすトカラ馬の「こたろう」。
昨年10月、一般公開されたときに訪れたときは、不安げな仔馬といった感じで、細くて小さかった。
その後、木曽から牝馬「さちいずみ」がやってきて、一緒に生活するようになった。先日の新聞によれば、「こたろう」は「さちいずみ」を母のように慕って仲良くしているとのことだった。

葉桜になりつつある上野。「こたろう」は、「さちいずみ」と一緒のパドックにいて、たくさんの人に囲まれていた。
お客さんは、「あれ、親子かしら?」「日本の馬って小さくてかわいい」などなど、人気は上々。どの人も「トカラ馬」とか「木曽馬」なんて関係なく、「サラブレッドとちがう日本の馬」という目で、親しみをこめて見ていたのが印象的。
「こたろう」は、イケメンである。昨年10月とは違う馬みたい。すっかり「おぼっちゃま」になって垢抜けた感じだった。「さちいずみ」も穏やかな瞳をしていた。
きっと、大切に可愛がられているのだろうと思った。

トカラ馬「こたろう」も木曽馬「さちいずみ」も、故郷からたった一頭で上野動物園にやってきた。馬にとっては、「なんで自分が?」と思うかもしれない。でも、彼らの存在が、たくさんの人に「日本の馬」を知ってもらうきっかけになる。彼らは大切な役割を担っている。

「調整中」と張り紙されたパドックには、芦毛の小さな馬。春に一般公開が予定されている野間馬だと思うが、確認はとれなかった。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ミモザ賞のユキチャン | トップ | 花を惜しみつつ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日本の馬」カテゴリの最新記事